古文の参考書使い方


『共通テスト過去問研究 国語』で古文の読解力アップ!正しい使い方や注意点なども解説

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

『共通テスト過去問研究 国語』はいわゆる赤本であり、古文で安定した読解力を身につけたい人にオススメの参考書です。実際に共通テストで出題された質の高い問題に取り組めるため、私立大学の試験にも対応できる基礎力が身につきます。

『共通テスト過去問研究 国語』を1冊やり切れば、共通テストや私立大学、国公立大学の問題に幅広く対応できるようになるでしょう。

今回の記事では『共通テスト過去問研究 国語』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!

『共通テスト過去問研究 国語』はどんな参考書?

それではまず『共通テスト過去問研究 国語』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。

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  • 料金
  • ¥1,210
  • 収録問題数
  • 計13回分(センター試験過去問を含む)
  • ページ数
  • 1072ページ
  • 習得にかかる時間
  • 20日間
  • レベル
  • 古文の基礎は勉強したけど試験で安定して得点できていない人

『共通テスト過去問研究 国語』は、古文の読解問題に慣れるにはうってつけの1冊です。収録問題数も多いため、実践形式の演習をたっぷり行えます。

「古文の得点を安定させたい」「まだ受験生ではないけど早いうちに演習問題に慣れておきたい」という人は『共通テスト過去問研究 国語』を使いましょう。

『共通テスト過去問研究 国語』のメリット・デメリット

メリット

  • 収録されている問題の質が高い
  • 共通テスト古文の出題傾向がつかめる
  • 各問題ごとに詳細な解説が用意されている
  • 過去の共通テストに関するデータが収録されている

デメリット

  • サイズが大きく持ち運びに不便

『共通テスト過去問研究 国語』では、共通テストおよびセンター試験で出題された問題に挑戦できるため、質の高い演習を積み重ねることができます。

多くの受験生が受験する共通テスト対策も可能です。問題の解説も詳細に掲載されています。

過去の共通テストに関するデータも収録されているため、自分の得点率や目標を確認する際にも重宝するでしょう。

ただし、サイズが大きめで持ち運びする際に少々不便な点には注意が必要です。

共通テスト過去問研究 国語がオススメな人

『共通テスト過去問研究 国語』は以下のような人にオススメです。

  • 単語や文法は勉強したけど読解問題で得点できない人
  • 読解問題の点数が安定しない人
  • 共通テストを受験する予定がある人
  • 2次試験の読解問題対策に悩んでいる人
  • 古文の問題演習をたくさんできる方法を探している人
  • まだ受験生ではないけれど早いうちから共通テストの問題に触れたい人

『共通テスト過去問研究 国語』は、問題演習を数多くこなして読解問題で安定して得点したい人にオススメの参考書です。まだ受験勉強が始まっていない1,2年生が、現時点の実力を把握して計画を作成するためのきっかけとしても使えます。

記述式の問題は他の参考書で練習する必要がありますが、基礎力を磨くには非常にオススメの参考書です。

記述問題を対策できる参考書の使い方については、以下の記事でも解説しています!

『共通テスト過去問研究 国語』の使い方

ここからは具体的な『共通テスト過去問研究 国語』の使い方をチェックしていきましょう!どんなに良い参考書でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。

『共通テスト過去問研究 国語』は基本的に以下のステップで活用しましょう。

Step1.
実際に文章を読み、問題を解く
Step2.
答えを読み、解説を確認する
Step3.
現代語訳を確認して自分の訳と照らし合わせる
Step4.
音読する

Step1.実際に文章を読み、問題を解く

まずは実際の試験のように過去問に挑戦してみましょう。いずれは時間内に解く必要がありますが、最初のうちは時間を気にせずに解くことをオススメします。

問題にじっくり向きあって、知識を確認しながら正確に解答する力を身につけましょう。

問題を解く際は、問題をコピーしておくことをオススメします。コピーを取っておくと問題を解く際に書き込みしやすくなるうえに、復習の際に書き込みがあるものとないものの両方を参照できます。

受験まで時間的な余裕がある場合は、現代語訳をノートやルーズリーフに書き記していくと、さらに効率よく勉強できるでしょう。

Step2.正答と解説を確認する

問題を解き終えたら、正答と解説を確認してどこが間違っていたかチェックしましょう。

また、間違えた部分だけでなく「なぜ間違えか」も確認しておくことが重要です。「単語がわからなかった」「文法がわからなかった」というように、問題ごとに誤答の原因を把握できれば、復習で何をやるべきかも明確になります。

不足していた知識は重点的に復習しておきます。助動詞や助詞、敬語等の頻出事項については、疑問点がなくなるまで念入りに復習しましょう。

単語を知らなかった場合は、すぐに単語帳で該当の単語にチェックマークを入れておきます。こうしておくことで、問題と紐づけて効果的に単語を覚えられます。単語帳に載っていない単語だった場合は、それほど重要な単語ではないため無理に覚える必要はありません。

文法がわからなかった場合は、これまで学習してきたテキストで該当箇所を復習しましょう。単語と同じく問題と紐づけて記憶することで、より文法の理解が深まります。

解説を確認する際は、出典などにも目を通しておきましょう。入試で頻出の出典もあるため、作品の概要や文学史を学んでおくことでより読解しやすくなります。

Step3.現代語訳を確認して自分の訳と照らし合わせる

次に、現代語訳を確認して自分が考えていた内容と合致しているか確認しましょう。内容を照らし合わせる作業は古文読解において非常に重要です。

古文はたった一単語で意味合いが変わることもあるため、「主語を把握できているか」「単語や助動詞を把握できているか」といった点に注目して照らし合わせましょう。

Step4.音読する

最後に本文の音読を行います。音読することで古文に慣れることができますし、単語や文法も確認できるため読解力向上に有効的です。

音読する際は、誤答した原因を意識しましょう。まずは書き込みをした問題文で音読すると効果的です。書き込みを見ながら主語の把握や各種単語の確認等を進めていきましょう。

その後は、書き込みのない問題文で音読を行います。実際の試験は書き込みのない状態で出題されるため、この状態でもスムーズに読み進められるよう訓練しましょう。

古文読解の勉強法については、以下の記事で詳しく解説しています!

『共通テスト過去問研究 国語』を使う際のペース配分

入試まで時間がある場合は、問題演習を通して自分の知識の抜け漏れを確認していきましょう。古文では単語や文法などの基礎知識が必要になります。共通テストやセンター試験の過去問は、そういった基礎知識が定着しているかを確認するのに最適です。わからない単語や文法があれば参考書で復習しておきましょう。

試験直前であれば、問題演習を中心に進めていきます。1日で5年分などまとめて進めていくと、一気に読解力を固められるでしょう。また、本番が近い場合には制限時間も気にしながら演習しましょう。

『共通テスト過去問研究 国語』を使う際の注意点

『共通テスト過去問研究 国語』を使う際は以下の点に注意しましょう。

  • 最初は時間をかけてじっくり取り組む
  • 共通テストの対策も意識しながら解答する
  • 意味をしっかり理解してくり返し音読する

最初はじっくり時間をかけて演習に取り組みます。「時間を気にしすぎて最後まで解けない」「熟考せずに解答してしまう」といったことは避けましょう。

ただし受験日が近づいてきた場合には、時間を意識しながら解いていきます。共通テスト本番を意識しつつ、時間制限による緊張感を持って解答しましょう。

復習の際には、必ず意味を理解したうえで、くり返し音読を行います。単語や文法を理解せず、やみくもに音読しても読解力の向上は見込めません。

まとめ

最後にもう一度『共通テスト過去問研究 国語』がオススメな人を確認しましょう。

  • 単語や文法は勉強したけど読解問題で得点できない人
  • 読解問題の点数が安定しない人
  • 共通テストを受験する予定がある人
  • 2次試験の読解問題対策に悩んでいる人
  • 古文の問題演習をたくさんできる方法を探している人
  • まだ受験生ではないけれど早いうちから共通テストの問題に触れたい人

古文の得点を安定させたい、読解問題で正答できるようになりたいという人は『共通テスト過去問研究 国語』を使って基礎力・読解力を磨きましょう。

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橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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