数学勉強法


【共通テスト数学1A2BC】時間内に解き終わらない!時間配分の目安を大問ごとに教えます!【新課程対応】

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

  • 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、共通テストの問題変更が予定されています。2024年度共通テスト終了後記事も順次更新しますが、しばらくは古い情報も含まれますのでご注意ください。詳しい変更点はこちらの記事をご確認ください。

「共通テストの数学が時間内に解き終わらない」
「一番得点が高くなる時間配分ってあるのかな?」
「解く順番とかって点数に関係してくる?」

このようなお悩みや疑問をお持ちではないでしょうか?

実はいくつかのポイントを押さえて解けば、解く順番や試験時間に悩むことなく、共通テストが解けるようになります。こちらの記事で全て解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

共通テストの数学を時間内に解くコツについては、以下の動画でも解説しています。

一番得点が高くなるための制限時間と時間配分は?【共通テスト数学】

さきさき泣く表情
全然時間足りないんだけど~~!赤神さん、共通テストの数学って時間内に終わらせるコツってあるの!?
共通テストの数学は試験時間内に終わらないことで悩んでいる受験生もかなり多いみたいだな。今回は時間配分についてレクチャーしよう!

大問構成と配点を絶対に把握すべし!これを知らずに時間配分は考えられない!?

時間配分を考える前にまずは、大問構成、配点、試験時間を理解する必要があります。共通テストの大問構成と配点は以下の通りです。

共通テスト数学1A(70分)

  • 大問1 数1(必答、小問集合) 30点
  • 大問2 数1(必答、小問集合) 30点
  • 大問3 数A(必答) 20点
  • 大問4 数A(必答) 20点

共通テスト数学2BC(70分)

  • 大問1 数2(必答) 15点
  • 大問2 数2(必答) 15点
  • 大問3 数2(必答) 22点
  • 大問4 数B(選択) 16点
  • 大問5 数B(選択) 16点
  • 大問6 数C(選択) 16点
  • 大問7 数C(選択) 16点

*予想される2025年度以降の共通テストの配点です。

選択問題は第4問〜第7問の中から「3題」選んで解くことになります。

これを理解した上で時間配分については考えていきましょう。

各大問ごとの目安【1問あたり何分か】

まずは数学1Aから見ていきます。

共通テストの1Aに関しては第1問第2問が数1になっていて、合計60点が割り振られていることを知っていたか?
さきさき慌てる表情
え、そんなこと何も考えてなかった!
多くの受験生はそういった基本を意識していない所に問題があるんだ!

数学1Aは第1問と第2問で合計得点の60%が割り振られているので、単純計算で70分のうちの60%、つまり42分が使えます。

残りの大問2つ分で28分と考えると、選択問題は14分ずつで解けば間に合う計算になります。

数学2Bに関しても同様に考えると、第1問から第3問で36分、残りの大問はそれぞれ11分ずつで解けば間に合いますね。

数学1A
第1問、第2問→21分×2
第3問、第4問→14分×2
数学2B
第1問、第2問、第3問→12分×3
第4問、第5問、第6問、第7問→11分×3
さきさき慌てる表情
そっか、配点に合わせて時間を計算すればいいのか!
ただし、これはあくまでも単純計算した場合だ!そもそも制限時間内に解ききる学力が必要だし、人によっては得意な単元や、苦手な単元もあるからそれに合わせて調整が必要だぞ!

この単純計算の結果を元に、得意不得意に合わせた時間配分の例を見てみましょう。

例1:「データの分析が苦手」で「場合の数・確率が得意」な場合【共通テスト数学1A】

まず、「データの分析が苦手」で「場合の数・確率が得意」な受験生の数学1Aの例を見てみましょう。

「データの分析」は数学1の範囲に入っているので、第1問か第2問に必ず入ります。この場合には第1問と第2問に少し多く時間を使いたいですね。

一方で「場合の数・確率」が得意だと、その大問では時間を少し短くして、その分を第1問と第2問に充てたい所です。まとめると、次のような時間配分になるでしょう。

  • 第1問第2問→47分
  • 第3問(図形)→14分
  • 第4問(場合の数・確率)→9分

例2「数列が苦手」で「ベクトルが得意」な場合【共通テスト数学2BC】

次に「数列が苦手」で「ベクトルが得意」な受験生の数学2Bの例を見てみましょう。

「数列」は数学Bの範囲に入っているので、第3問か第4問か第5問に必ず入ります。ですから、この場合には「数列」の大問に少し多く時間を使いたいです。

そのために「ベクトル」の大問から時間を充てたいので、こんな時間配分になるでしょう。

  • 第1問〜第3問→36分
  • 第4問(数列)→14分
  • 第5問(統計的な推測)→10分
  • 第6問(ベクトル)→8分
こんな風に単純計算した上で、得意単元を少しでも短時間に押さえ、苦手単元に少しでも時間を使えるようにしよう!

どの問題から解くべき?解く【順番】は関係ありません

最後に解く順番についても解説しておきましょう。

解く順番は正直、どの順でも変わらない。マークミスをしなければどこから解いても構わないぞ!

解く順番はどの順番でも構いません。

基本的にはマークミスを避けるために前から解いていくことがおすすめです。

ただし、数学のマークシートは大問ごとに欄がわかれていることが多く、大問の順番を変えてもミスはしにくいようになっています。

どの順番で解いても構いませんが、解く順番は本番までに決めておくことが重要

本番も「どの順番で解こうかな」と迷っていたのでは、迷っている時間がもったいないので、解く順番は本番までに過去問や予想問題で練習して決めておきましょう。

【悩む前にすぐ飛ばす】ことが解く順番よりも重要!?

時間が足りないということに悩んでいる受験生は、共通テストレベルの問題をある程度解けるようになってきているという状態のはず。

解けるようになってきているからこそ、「どうやって解くんだっけ?」と解けない問題に対して「悩む時間」が多くなってしまいがちです。

共通テストの数学は、「試験中に悩んでいる」うちは時間内に解き終わることができないテストなので、少しでも悩むようなら飛ばして次の問題に進む癖を付けておきましょう。

悩んだら飛ばすという癖を付けるためにも模試、過去問、予想問題で練習が必須だ!

まとめ

この記事のまとめです。

時間配分は単純計算すると

数学1A
第1問、第2問→21分×2、第3問、第4問→14分×2
数学2BC
第1問〜第3問→12分×3、選択問題→11分×3
ただし、得意不得意に合わせて調整をすること!
どの順番で解いても構わないけど、順番は決めてから本番に臨もう!
少しでも悩んだらすぐに次の問題に移る癖をつけておこう!

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