『ニューグローバル物理』は、高校基礎レベルの物理~共通テスト対策までこなせる、幅広い人にオススメの参考書です。要点が整理されていてとても見やすく、基礎チェックもできるため、物理に苦手意識がある人も使えます。
『ニューグローバル物理』を1冊やり切れば、共通テストレベルの問題に対応できる力はつくでしょう。
今回の記事では『ニューグローバル物理』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!
『ニューグローバル物理』はどんな参考書?
それではまず『ニューグローバル物理』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。
画像引用:東京書籍公式サイト
- ページ数
- 432ページ
- 習得にかかる時間
- 19時間
- レベル
- これから物理の勉強を始める人、基礎から始めて共通テストレベルの問題にもチャレンジしたい人
『ニューグローバル物理』は、主に学校で配られる参考書です。学校の授業についていけていない人でも、基本から始めてじっくり高校の授業内容を勉強できます。
「物理が苦手」「確認しながら進めたい」という人は『ニューグローバル物理』を使いましょう。
『ニューグローバル物理』のメリット・デメリット
メリット
- わかりやすい構成になっている
- 要点がまとめられている
- 段階を踏んで勉強できる
- 解答に考え方のヒントが載っている
- 共通テストレベルの問題も載っている
デメリット
- 基本に重点を置いているため、応用問題がやや物足りない
『ニューグローバル物理』は、基本レベルの参考書のため初心者でも使いやすいです。要点を把握してから問題を解くため、抑えるべきポイントを正しく理解できます。
「基礎チェック・基本問題」などで基本的な内容は網羅されているため、これ1冊で物理の基礎をしっかり固められるでしょう。また、総合問題(共通テストや二次・私大対策)のようにレベルごとの問題も収録されているため、徐々にレベルを上げながら毎日コツコツ勉強することがオススメです。
ただし、基本に重点を置いているため、難関大などの入試レベルの問題まですべて対応できるわけではないため注意しましょう。
ニューグローバル物理がオススメな人
『ニューグローバル物理』は以下のような人にオススメです。
- 学校の授業内容でも不安な人
- まだ高1,2で受験まで時間がある人
- 物理は基礎の基礎から始めたい人
『ニューグローバル物理』は、基本から物理をしっかり固めたい人にオススメの参考書です。まだ受験勉強が始まっていない1,2年生が物理を勉強する足掛かりとして使ってもOKです。
『ニューグローバル物理』は、レベルごとで「基礎チェック→基本例題→基本問題→応用例題→応用問題」と分かれています。
巻末の「総合問題」では入試問題の練習ができるため、自分の進捗や志望校に合わせ徐々にレベルアップするとよいでしょう。
『ニューグローバル物理』の使い方
ここからは具体的な『ニューグローバル物理』の使い方をチェックしていきましょう!どんなに良い参考書でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。
『ニューグローバル物理』は基本的に以下のステップで活用しましょう。
- Step1.
- 時間を計りながら問題を解く
- Step2.
- 解説を丁寧に読む
- Step3.
- 間違えた問題は解説を閉じて解き直す
- Step4.
- 間違えた問題に印をつける
- Step5.
- 2周目以降は間違えた問題だけ取り組む
Step1.時間を計りながら問題を解く
実際の試験でないとはいえ、時間を計りながら問題を解くのは重要です。日頃から時間を計らずになんとなく解いてしまうと、本番でも時間配分の感覚がわからずすべての問題を解けきれないかもしれません。
また、時間を計ると集中力も維持しやすくなります。
Step2.解説を丁寧に読む
問題を解き終わった後は、解説を丁寧に読みましょう。このとき、間違った問題だけではなく、正解している問題の解説も読み込むのがポイントです。
知らない知識があれば、ノートにメモするなどしておきましょう。
Step3.間違えた問題は解説を閉じて解き直す
解説を読んだ後は、間違えた問題を解き直します。解説を読んだだけで終わってしまうと、わかったつもりになり、次の日には忘れてしまうこともあります。
記憶に定着させるため、解き直しは必須です。
Step4.間違えた問題に印をつける
間違えた問題には印をつけておきましょう。これは、2周目以降に間違えた問題だけ解けるようにするためです。
Step5.2周目以降は間違えた問題だけ取り組む
2周目では間違えた問題のみ解き、自分の苦手を一つでも多くなくしていきましょう。
より細かい物理の勉強法については、以下の記事で詳しく解説しています!
『ニューグローバル物理』を使う際のペース配分
『ニューグローバル物理』に取り組むペース配分は、どんな状況で使うかによって異なります。自分に合うものを選んで適切なペースで暗記していきましょう。
高校1,2年生の場合は、授業や塾で物理を習ったときに、その都度復習する形で使いましょう。受験直前に焦らないよう、なるべく早い段階から勉強することが大切です。授業のペースに合わせて1周、定期テスト前に2周できれば理想です。
難関大を目指す場合は、受験までに『ニューグローバル物理』よりも難易度の高い問題集に取り組みたいところです。そのため『ニューグローバル物理』は、遅くても高3の夏休み中に終わらせるつもりで進めましょう。
『ニューグローバル物理』を使う際の注意点
『ニューグローバル物理』を使う際は以下の点に注意しましょう。
- 早めに取り組んで定着させよう
- 間違えた問題はできるまで解き直そう
- 解きながら覚えよう
『ニューグローバル物理』は物理の基礎の理解や定着に最適な問題集なので、授業で習ったら都度復習し、早い段階でやりきっておくのが理想です。
間違えた問題や解けなかった問題は、自力で解けるようになるまで何度もやり直してください。また、覚えてから解くのではなく、解きながら覚えると効率的に勉強できます。
まとめ
最後にもう一度『ニューグローバル物理』がオススメな人を確認しましょう。
- 学校の授業内容でも不安な人
- まだ高1,2で受験まで時間がある人
- 物理は基礎の基礎から始めたい人
物理に苦手意識がある人やこれから本格的に受験勉強を始めたい人などは、物理の基礎を固める足掛かりとして使いましょう!
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