『ポラリス2』は、旧帝大レベルが志望校の人にオススメの参考書です。丁寧な解説と全ての文に構文解釈がついているため、復習がしやすくなっています。
『ポラリス2』を1冊マスターすることで旧帝大レベルの英語長文は、ほぼ読めるようになるでしょう。
今回の記事では『ポラリス2』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!
『ポラリス2』はどんな参考書?
『ポラリス2』の基本情報はこちらです。
- 料金
- ¥1,320
- 収録長文数
- 12題
- ページ数
- 288ページ
- 習得にかかる時間
- 約1カ月
- レベル
- 旧帝大の2次試験レベル
『ポラリス2』は、「共通テストで8割はとれるけど、早慶・旧帝大レベルの長文は読めない人」が使うのにちょうどいい参考書です。収録長文数が12題のため取り組みやすく、解説も詳しいため短期間で実力アップできます。
志望校が旧帝大レベルの人は『ポラリス2』をマスターするとよいでしょう。
『ポラリス2』のメリット・デメリット
メリット
- 最新の傾向を反映した英語長文を厳選している
- 丁寧な解説が掲載されている
- 全文に構文解釈がある
- 無料で音源をダウンロードできる
デメリット
- 長文がやや難しい
- 単語リストが無い
『ポラリス2』は、厳選された長文問題に丁寧な解説が掲載されているため、1冊だけで長文読解力がアップします。
全文に構文解釈があり、復習にも最適です。無料の音源をダウンロードすれば繰り返し音読の練習もできます。
ただし長文自体はやや難しいため、どうしても読めない人は、一個下のレベルである『ポラリス1』から取り組むのがよいでしょう。
ポラリス2がオススメな人
『ポラリス2』は以下のような人にオススメです。
- MARCHレベルより難しい長文問題が読めない
- 志望校が旧帝大レベルである
- 短期間で長文読解力を底上げしたい
『ポラリス2』は、共通テストやMARCHレベルの長文は読めるけれど、早慶レベルになると分からない人にオススメの参考書です。厳選された問題が収録されているため、短期間で長文問題をマスターしたい人は取り組むといいでしょう。
また、『ポラリス2』は3つのレベルに分かれていて、他に『ポラリス1』と『ポラリス3』もあります。
ポラリス1は共通テストからMARCHレベル、ポラリス3は私立最難関大や東大・京大レベルまで対応できるため、自分の進捗や志望校に合わせて使用するのがよいでしょう。
ポラリス1とポラリス3について解説している記事があるため、こちらも参考にしてください。
『ポラリス2』の使い方
ここからは具体的な『ポラリス2』の使い方をチェックしていきましょう!どんなによい参考書でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。
『ポラリス2』は基本的に以下のステップで活用しましょう。
- Step1.
- 時間を計りながら問題に取り組む
- Step2.
- 答え合わせの際に解説を読み、自分の考え方との違いを比較する
- Step3.
- 英文のすべての構造を理解する
- Step4.
- 音源に合わせて3回音読する
- Step5.
- 2周目に取り組み、解説を読む
- Step6.
- 音源に合わせて5回音読する
- Step7.
- 解説で文構造を理解して3回音読する
Step1.時間を計りながら問題に取り組む
問題を解く際に直接参考書に書き込むと復習しづらくなるため、まずは問題をコピーしましょう。コピーした問題には自分の考え方が分かるように、書き込みをしながら解答してください。
演習の目安の時間が掲載されているので、それを参考に時間を計りながら取り組んでください。分からない問題に時間をかける必要はありません。試験本番を意識して、分からない問題は飛ばして、次に進みましょう。
Step2.答え合わせの際に解説を読み、自分の考え方との違いを比較する
自分の考えが合っているか確認しながら答え合わせしましょう。
1周目は間違っている問題だけでなく、考え方を確認するために正解している問題も解説を隅々まで読んでください。
答え合わせをしたときに、分からない単語や文法は調べて暗記しましょう。
Step3.英文のすべての構造を理解する
構造を理解しながら読むことで、文を先頭から読めるようになります。
文を左から右に読めるようになると、英文を読むスピードがアップします。そのため、答え合わせの際に文の構造を完全に理解するのが重要です。
Step4.音源に合わせて3回音読する
英文を理解しながら音読してください。音読することで、音でも英文を聞き取れるため、スムーズに文章を理解できるようになります。
ただし、文章の意味や構文を理解せずに、ただ音読するだけでは意味がありません。分からない構文や単語などがある場合は、覚えてから音読しましょう。
Step5.2周目に取り組み、解説を読む
2周目は1周目で読んだ解説通りの解き方を意識して、問題を解きましょう。覚えていなかった部分は解説を読んで理解し、暗記してください。
Step6.音源に合わせて5回音読する
分からない単語や構文を完全に覚えてから音読しましょう。音読の回数を重ねるごとにスピードを上げることで、英文を読むスピードも早くなります。意識してスピードアップしてください。
Step7.解説で文構造を理解して3回音読する
3周目は問題を解く必要はありません。しかし、覚えきれていない文の構造は復習しましょう。
長文を読む際にすべての文の構造を意識しながら音読してください。
長文読解について詳しく知りたい人は、以下の記事も読みましょう!
『ポラリス2』を使う際のペース配分
『ポラリス2』に取り組むペース配分は、どんな状況で使うかによって異なります。標準的なペースは「1日90分進めて1ヶ月で完成させる」ですが、実際に取り組む際は自分の状況を考慮して進めることが大切です。
1ヶ月での完成を目指す場合は、以下のサイクルを繰り返しましょう。
- 1周目:毎日2時間でStep1〜4に取り組む(12日で完了)
- 2周目:毎日1時間でStep5〜6に取り組む(12日で完了)
- 3周目:毎日1時間でStep7に取り組む(6日で完了)
まだ受験まで時間がある高校1年生の場合は、音読の回数を気にせず、納得がいくまで繰り返しましょう。徹底的に文の構造を理解することが大事です。
受験まで時間がない人は、2周目まで取り組んだら次の勉強に移りましょう。ただし、音読をする際は1回1回の音読で文の構造を意識して読んでください。
『ポラリス2』を使う際の注意点
『ポラリス2』を使う際は以下の点に注意しましょう。
- 分からない単語や構文は答え合わせの時に調べて暗記する
- 答え合わせの際に、なぜ間違えたのか分かるまで解説を読む
問題を解く際は、辞書や参考書を使用せずに自力で解きましょう。調べずに解くことで、自分に何が足りないのかが明確になります。
また、入試本番では文章の流れから意味を理解しなければならないため、日頃の勉強から自力で解くことを意識すると、その訓練にもなります。
ただし、答え合わせの際は分からなかった部分の解説を読み、必要に応じて辞書や参考書で調べましょう。
まとめ
最後にもう一度『ポラリス2』がオススメな人を確認しましょう。
- MARCHレベル以上の長文問題が読めない
- 志望校が旧帝大レベル
- 短期間で長文読解力を底上げしたい
共通テストレベルは8割得点でき、志望校が旧帝大、早慶レベル以上の方は『ポラリス2』をマスターしましょう。
志望校が東大や京大などの最難関大学である人は実力に応じて、『ポラリス3』に進むのもよいでしょう。
以下の記事で長文読解の勉強方法を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
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