『共通テスト漢文 満点のコツ』は、共通テストの漢文で正解するための考え方を知りたい人にオススメの参考書です。答えを導くまでの手順が丁寧に説明されているので、漢文に苦手意識がある人でも取り組めます。
『共通テスト漢文 満点のコツ』を1冊やり切れば、共通テストの漢文で満点を取る力が身についているでしょう。
今回の記事では『共通テスト漢文 満点のコツ』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!
『共通テスト漢文 満点のコツ』はどんな参考書?
それではまず『共通テスト漢文 満点のコツ』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。
- 料金
- ¥1,375
- 収録問題数
- 4問
- ページ数
- 192ページ
- 習得にかかる時間
- 2週間
- レベル
- これから漢文読解の勉強を始める人、句法の学習を一通り終えた人
『共通テスト漢文 満点のコツ』は、漢文の読解問題の一歩目にふさわしい1冊です。共通テストの漢文で必要な単語・句法から読解問題まで、網羅的に学習できます。
「漢文が苦手」「入試で漢文が必要」という人は『共通テスト漢文 満点のコツ』を使いましょう。
『共通テスト漢文 満点のコツ』のメリット・デメリット
メリット
- 各設問の解説が詳しく、なぜその答えになるのか理解できる
- 共通テストの設問ごとに詳しい解き方を解説してくれる
- 共通テストレベルで必要な単語・句法がインプットできる
- 大事なポイントは赤シートを使って学習できる
デメリット
- 問題数が少ない
- 共通テスト用の対策に偏っている
『共通テスト漢文 満点のコツ』は、詳しい解説が載っており、なぜその答えになるのかを理解できます。大切なポイントは赤シートを使って学習できるので、通学時間や食事前などのスキマ時間も活用できるでしょう。
また、共通テストの各設問ごとに解き方を詳しく解説しており、必要な単語や句法もインプットできるため、1冊学習することで共通テスト対策ができます。
ただし、問題数は少ないため、問題演習を中心に学習をしたい人は別の参考書を使いましょう。
『共通テスト漢文 満点のコツ』がオススメな人
『共通テスト漢文 満点のコツ』は以下のような人にオススメです。
- 共通テストで漢文が必要な人
- 共通テスト漢文で正解するための考え方を知りたい人
- 共通テスト漢文で満点を狙っている人人
- 漢文の句法の学習を一通り終えた人
『共通テスト漢文 満点のコツ』は、漢文の読解問題で正解するための考え方を知りたい人にオススメの参考書です。漢文の句法を一通り学習した人であれば、問題なく学習を始められます。
また、共通テストレベルの漢文の解き方を理解するためにも使えます。
収録されている問題数は少ないため、問題をたくさん解きたい人は『共通テスト国語』の過去問を使って問題演習をしましょう。自分の進捗や志望校に合わせ徐々にレベルアップするとよいでしょう。
過去問集『共通テスト国語』については、以下の記事で解説しています!
『共通テスト漢文 満点のコツ』の使い方
ここからは具体的な『共通テスト漢文 満点のコツ』の使い方をチェックしていきましょう!どんなに良い参考書でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。
『共通テスト漢文 満点のコツ』は基本的に以下のステップで活用しましょう。
- Step1.
- 問題を一通り解く
- Step2.
- 解説を読み間違えた問題を確認する
- Step3.
- 問題の中でわからなかった句法・書き下し文を復習する
- Step4.
- 登場人物を把握する
- Step5.
- 物語の背景を把握する
学習時間の目安は1日1時間半程度です。
Step1.問題を一通り解く
まずは、問題を一通り解きましょう。問題は20分を目安に解いてください。
ただし、最初は時間がかかってしまっても問題ありません。2周目以降は、時間内に解くことを目標に学習を進めましょう。
Step2.解説を読み間違えた問題を確認する
問題を解き終わったら解説を読み、間違えた問題を確認します。
『共通テスト漢文 満点のコツ』は詳しい解説が載っているので、間違えた原因を理解し、2周目以降で正解できるように復習しましょう。
Step3.問題の中でわからなかった句法・書き下し文を復習する
次に、問題の中でわからなかった句法や書き下し文の復習をします。
漢文の句法は、英文法や古文の文法より暗記量が圧倒的に少ないので、忘れているものがあれば復習しましょう。
書き下し文は完璧に「書ける」ようになる必要はありません。「頭の中で書き下し文に直せる=返り点などに従って完璧に読める」という状態であれば大丈夫です。
Step4.登場人物を把握する
句法と書き下し文の復習が終わったら登場人物の把握をします。
登場人物を見分けるために「人ごとに印をつけて区別する」作業をしましょう。
この作業をすることで、人物の登場箇所を正しく把握して、誰のセリフなのかを理解できます。
ここまでの作業をすると、漢文で安定して8割以上を取れるようになるでしょう。
Step5.物語の背景を把握する
漢文で満点を狙うには「物語の背景を把握する」ことが大切です。
問題にある「リード文」や「注釈」には、物語のあらすじが含まれていることが多いため、必ずチェックしましょう。
本文だけを見ても理解できないときは、注釈を確認すると納得できるケースがあります。
また、解説を読む際は出典や時代に関する説明を確認しておきましょう。
2周目以降は、1周目で間違えた問題を正解できるように意識して解きましょう。問題をたくさん解くことで、登場人物や物語の背景の把握もできるようになります。
また、問題は最低でも3周は解きましょう。くり返し問題を解くことで知識が定着します。
ペースを落としても良いので、毎日少しずつ続けて漢文の読解力を身につけましょう。
より細かい漢文読解の勉強法については、以下の記事で詳しく解説しています!
『共通テスト漢文 満点のコツ』を使う際のペース配分
『共通テスト漢文 満点のコツ』に取り組むペース配分は、どんな状況で使うかによって異なります。自分に合うものを選んで適切なペースで暗記していきましょう。
基本的には「1日60分」勉強して4日間で完成させればOKです。
まだ受験まで余裕がある人は「1日60分」を学習することで、10日での完成を目指しましょう。
部活動で忙しくて時間が取れないという人は「2日に1回」学習することで、約8日での完成を目標にします。
高3の夏以降で、まだ漢文の勉強を全くしていないという人は、『漢文ヤマのヤマ』などの句法の参考書を使うより、いきなり『共通テスト漢文 満点のコツ』を使って句法を最低限覚えるほうがいいこともあります。
前半の「句法のまとめ」ページに載っている句法を、意味と書き下し文を隠しながらすべてテストして覚えていきましょう。
2週間程度を目安に2〜3週取り組んで、そこから後半の文章題に入ればいいですね。
より詳しい漢文句法の勉強法は以下の記事をチェックしてください!
『共通テスト漢文 満点のコツ』を使う際の注意点
『共通テスト漢文 満点のコツ』を使う際は以下の点に注意しましょう。
- 解説を読み飛ばさないようにしよう
- スキマ時間で句法の暗記をしよう
- なぜ間違えたのかを意識して解説を読もう
『共通テスト漢文 満点のコツ』は、漢文の読解問題の解き方が詳しく載っています。正解した問題でも、一度解説に目を通して理解を深めましょう。
間違えた問題は、そのまま放置するのではなく「なぜ間違えたのか」を意識して解説を読んでください。間違えた問題を正解できるようになることで、高得点を取ることができるようになります。
また、スキマ時間で句法の暗記も進めましょう。文章の中で理解できていなかった句法をノートにまとめておくと復習がしやすいのでオススメです。
まとめ
最後にもう一度『共通テスト漢文 満点のコツ』がオススメな人を確認しましょう。
- 共通テストで漢文が必要な人
- 共通テスト漢文で正解するための考え方を知りたい人
- 共通テスト漢文で満点を狙っている人人
- 漢文の句法の学習を一通り終えた人
漢文に苦手意識がある人やこれから本格的に受験勉強を始めたい人などは、『共通テスト漢文 満点のコツ』を使って漢文の解き方を学習しましょう!
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