『マドンナ古文』は、習った文法を効果的に活用して、スムーズに文章を読めるようになる参考書です。文法事項が定着するだけでなく、問題の解説も充実しているため初心者でも使えます。
『マドンナ古文』を1冊やり切れば、文章の中での文法の使い方を理解でき、共通テストレベルの古文の読解がほぼできるようになるでしょう。
今回の記事では『マドンナ古文』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!
『マドンナ古文』はどんな参考書?
それではまず『マドンナ古文』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。
- 料金
- ¥1,100
- ページ数
- 253ページ
- 習得にかかる時間
- 約50時間
- レベル
- 習った文法の使い方がわからない、定期テストから共通テストレベルの問題が解けるようになりたい人
『マドンナ古文』は、「文法はある程度勉強したが文章が読めない人」「共通テストレベルの問題が解けるようになりたい人」にふさわしい1冊です。
「単語や文法を勉強したけど読解力には不安がある」という人でも、『マドンナ古文』を使い勉強することで、スラスラ文章が読めるようになります。
「古文の文法の使い方が不安」「共通テストレベルの問題が解けるようになりたい」という人は『マドンナ古文』を使いましょう。
『マドンナ古文』のメリット・デメリット
メリット
- 読解に必要な文法を順番に紹介してくれる
- わかかりやすい解説がついているためスラスラ理解できる
- 実際に文章を読むことで文法の知識をより効率的に身につけられる
- 手のひらにフィットするサイズ感のため、どこでも使いやすい
デメリット
- 解説がメインのため文章が長く、しっかり読むと時間がかかる
『マドンナ古文』は文法は、ある程度勉強したが文章が読めるようにならない人や、習った文法の使い方がわからない人向けの参考書です。
解説の文章は長いため、しっかり読み込むと時間がかかるというデメリットはあります。しかし解説の文章が長い分、丁寧に説明しているため理解を深めやすいでしょう。
また、各章に必ず掲載されている「まとめ」を見れば、どこを覚えればよいのか効率よく把握できます。
このように、何もわからない人でも理解できるように詳しく解説が書いてあるため、初心者にもオススメです。
「他のおすすめ文法参考書も見たい」「メリットやデメリットをきちんと比べたい」という人は、こちらの記事もチェックしておきましょう。
文法を覚えただけで古文は読めるようになりません。『マドンナ古文』で覚えた知識をアウトプットし、古文読解に必要な文法の使い方を身につけましょう。単元ごとにペース管理をしながら毎日コツコツ暗記することがオススメです。
文法などの基礎知識がまだインプットできていない人は、以下の記事で勉強法を確認しておきましょう。
『マドンナ古文』がオススメな人
『マドンナ古文』は以下のような人にオススメです。
- 習った文法の使い方がわからない人
- 文法はある程度勉強したが文章が読めるようにならない人
- 単語、文法を勉強したけど、読解に不安がある人
- 共通テストの読解ができるようになりたい人
『マドンナ古文』は、共通テストレベルの古文文法をしっかり固めたい人にオススメの参考書です。まだ受験勉強が始まっていない1~2年生が、文法知識を身につける足掛かりとしても使えます。
『マドンナ古文』は、実際の問題を通じて文法を活用し、知識を身につけていく参考書です。そのため、「インプットよりはアウトプットを繰り返して覚える」という意識で読み進めましょう。
問題文が出てきたときにはアウトプットする場所だと捉えて、できる限り自分で問題を解いて知識を身につけることが大切です。
他にも、古文文法における勉強の注意点を知りたい人は、以下の記事も参考にしてください!
「部活で忙しい!」「受験まで時間がない!」という方には、以下の記事で紹介している勉強法をチェックしましょう。
『マドンナ古文』の使い方
ここからは具体的な『マドンナ古文』の使い方をチェックしていきましょう!どんなに良い参考書でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。
『マドンナ古文』は、毎日1時間の学習で「14章+演習5問」を2周した後、3周目で問題15問に取り組むことをオススメします。マスターするのにかかる時間は約50日です。
基本的に以下のステップで活用しましょう。
1~2周目
- Step1
- テキストを読む
- Step2
- 問題が出てきた場合は解く
- Step3
- 問題の解説を読む
- Step4
- 解説を読んでもわからない問題はもう一度テキストを読む
- Step5
- 1ページを完璧にした後、step2~step4を1セクション(100単語分)が終わるまで繰り返す
- Step6
- 上記を2周繰り返す
『マドンナ古文』は、文法を実際の問題で活用して知識を身につける参考書です。そのため、問題文が出題された際は、今まで学んだ知識をアウトプットすることを意識して解きましょう。
丁寧な解説が付いているので、わからない場合でも心配はいりません。どんどん自分の力で解き進めて、文法を実戦で使い定着させていきましょう。
2周目が終わったときには「7割以上」文法が理解できていることを目標にしましょう。もし2周しても文法について全然わからない場合は、「スタディサプリ」などで同じ範囲をもう一度覚え直してください。
スタディサプリの使い方などについては、以下の記事もご覧ください。
3周目
- Step1
- 問題を解く
- Step2
- 解説を読む
- Step3
- 解説を読んでわからなかった場合はもう一度テキストを読み直す
3周目以降は解説パートを読まずに、どんどん問題を解いてください。「問題が解けるようにならない」「どのように読解すればいいかわからない」という場合は、問題を解いたあとに解説をもう一度読み直しましょう。
1~2周目と同様、問題がわからなくても最後まで読み進めて、問題を自力で解くことが大切です。
『マドンナ古文』を使う際のペース配分
『マドンナ古文』に取り組むペース配分は、どんな状況で使うかによって異なります。自分に適切なペースを選んで暗記していきましょう。
まだ受験まで時間がある高校1年生の場合は、「1日2時間の学習をする」ことで14日で1周できます。わからない箇所があったら、文法書などを確認しながら進めましょう。
部活動で忙しくて時間が取れないという人は、「毎日の勉強時間を30分」にして暗記量も半分にし、5ヶ月で完成させましょう。もっと忙しければ毎日の勉強時間を短縮させても良いでしょう。
受験まで時間がない高校3年生の場合は、2周目まで進めたら次の勉強に移ってください。わからなかった箇所はスキマ時間を使って何度も読み返し、8日で完成させることを目指しましょう。
『マドンナ古文』を使う際の注意点
『マドンナ古文』を使う際は以下の点に注意しましょう。
- わからなくても最後まで読み進めよう!
- 問題文はできる限り自力で解こう!
- わからない章は何度も読み返そう!
- 空き時間を使って復習しよう!
最初は分からない問題が出てきますが、必ず最後まで読み進めて、自力で問題を解きましょう。
マドンナ古文は解説が長い分、問題まで解くのが面倒になってしまうかもしれません。とくに「自分は古文が苦手だからとりあえず解説だけ読んでおこう」「時間がないから演習を飛ばそう」という人は要注意です。
問題をしっかり解いて、わからない章も含めて解説にすべて目を通しましょう。
スキマ時間を活用して、別冊の「識別&訳仕分け早わかりチャート」で勉強することもオススメです。
別冊の早わかりチャートには識別のテクニックが掲載されており、「に」「なり」などの「助動詞」や「動詞」という紛らわしい単語の識別方法がまとめてあります。
まとめ
最後にもう一度『マドンナ古文』がオススメな人を確認しましょう。
- 習った文法の使い方がわからない人
- 文法はある程度勉強したが文章が読めるようにならない人
- 単語、文法を勉強したけど、読解に不安がある人
- 共通テストの読解ができるようになりたい人
古文の文法に苦手意識がある人や、これから本格的に共通テストの勉強を始めたい人などは、文法の使い方を覚える足掛かりとして使いましょう!