東京大学


東京大学 化学の対策

東京大学の化学は、一筋縄ではいかないハイレベルな問題が並ぶため、きちんと傾向を把握し、正しい努力を行わなければ合格を勝ち取ることはできません。

この記事では、東京大学の入試化学で合格点を取るために必要な情報を余すことなくお伝えします。

東京大学の化学出題傾向

短めの論述問題は例年出題されているため、考えを簡潔に説明できるよう日頃から習慣化しておきましょう。また、有機化学については知識を問われがちな高分子の出題はあまり見られず、脂肪族化合物や芳香族化合物の構造決定問題・計算問題が中心に出題されます。

東京大学化学の各問題の特徴

大問構成は以下のようになっています。2021年の最新出題傾向を元にしています。

  • 第1問 有機化学記述式設問
  • 第2問 理論化学記述式設問
  • 第3問 理論化学・無機化学記述式設問

大問の順序は年度により多少変動していますが、有機化学が1問、理論化学が1問、理論と無機の融合問題が1問という出題方針は一貫しています。

東京大学化学の時間配分の例

東大の理科は2科目150分。まず問題全体を眺め、比較的取り組みやすそうな設問から解いていく方針がいいでしょう。また、1つの問題に長時間足止めされると大きくタイムロスをして取り返しがつかなくなります。そのため、3分ほど手が止まっていたら一旦他の問題に移り、後でまた戻ってくる柔軟な解き進め方も出来るようになっておきたい所です。本番でいきなり実行するのは難しいため、模試や過去問を使って試験の要領をつかむ練習をしておきましょう。

以下に時間配分の例を示しておきます。

時間配分の例

00:00 第1問 有機化学記述式設問(25分)
00:25 第2問 理論化学記述式設問(25分)
00:50 第3問 理論化学・無機化学記述式設問(25分)

これでも有機を仕上げるには時間がタイトかもしれません。また、理論は時間がかかるため有機を手早く終わらせるようにと書かれている参考書が多いようですが、最終的には自分の得意・不得意に応じて理論に時間を割くか有機に時間を割くか方針を立てていけばよいので、そこまで気にする必要はないでしょう。

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東京大学化学で必要な学力レベル

東京大学では例年、時間がない割にしっかりと考えなければ解答できない問題が多く出題されます。ここでは東大化学の問題レベル、および入試突破に求められる技能を確認しておきましょう。

東京大学化学が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、東京大学の化学で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎が完成しており、今後は本格的に東大対策に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

東大への道も基本から!まずは教科書レベルのチェック

化学の勉強は学校の授業と並行して行うことでスムーズにすすめることが出来ますが、多くの学校では進度が遅く、高3の冬まで授業が終わらないということもしばしば。高3の夏前には終わらせておかないと実戦演習に十分な時間を確保することができず、得点力を伸ばしきれないまま入試本番を迎えることにもなりかねません。

これまで習った範囲の復習も含め、以下の参考書で全範囲の知識の網羅と定着を並行して行います。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、教科書レベルの基本知識を盤石にしていきます。いきなり問題を解くことはできないため、まずは映像授業の視聴と付属の問題を解くことで身につけていきましょう。

「リードα」「セミナー」などは適宜学校で配布されたもので似たようなものを使っても構いません。学校で配布されない場合、中古のものの購入や市販の「エクセル化学」などを活用しましょう。問題数が多くレベルも幅広いため、知識の定着にも入試レベルへの飛躍にも最適です。

次に進むポイント

  • 化学の苦手意識が少し薄れてきた
  • 高校化学ではどのようなことを学ぶのか、また入試ではどういった問題が出るのか大まかに把握できた
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた

東京大学入試に向け、問題演習で化学の定石を習得!

ただ重要事項を理解しただけでは、東京大学入試や共通テストレベルの問題には太刀打ちできません。大切なのは、問題を解く際に知識を使いこなせることです。ここからは頻出の解法を固めていくことで、まずは入試問題を解くための「武器」を身につけていきます。

ここまでの内容を高3の夏休み中に完成させられればよいでしょう。

次に進むポイント

  • 「基礎問題精講」で8割程度は解ける
  • 共通テストの問題で80点くらいは取れる

東京大学の合否は過去問演習で決まる!入試の総仕上げ

定石問題は身についたので、あとは東京大学に向けて絞り込んでいくだけ。入試問題は定石問題の組み合わせで出題されますから、実際の入試問題をどんどん演習していきます。

基本的な参考書を終えたら、東大の過去問や似た形式の他大学の過去問で仕上げていきます。特に特徴的な問題は過去問を解いてみないと解くコツが掴めないので、過去問演習をやるかやらないかでは合格力に天と地ほどの差が生まれます。

  • 過去問東大の化学
  • 過去問赤本(5〜10年分)

なお東大の化学27ヵ年は、2020年3月に出版された第7版が執筆現在(2021年5月)となります。

直近10年ほどの過去問は、赤本で時間を測って取り組みましょう。問題を解く順番はもちろん、思い通り解けない場合の対策まで考え、練習を繰り返すことで自分の得点力を最大まで高めておくことが重要です。

また多くの受験生にとって試験時間がかなり厳しいはずですので、スピード感も養っておくといいでしょう。

特に東大は10年分以上の過去問演習をして入試に臨む受験生も多いので、秋の東大模試以降は必ず過去問を使って入試への仕上げに取り掛かりましょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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