東京大学


東京大学 世界史の対策

東京大学の世界史は日本のトップに相応しく、その難易度もかなりのものです。一問一答と論述の両方が出題されるので基礎から応用までしっかり固まっているかどうかが試されます。さらに書く分量も非常に多いので時間の使い方も重要な鍵になります。そんな東大世界史だからこそ、きちんと対策を練って計画的に勉強をしていくことが大切です。

この記事では、東京大学世界史の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

東京大学・世界史の出題傾向

例年、東京大学の世界史では大論述、小論述、一問一答が出題されており、出題範囲も比較的広い傾向にあります。語句の意味を正確に説明する力だけでなく、論理的に考え、知識を整理して文章にする能力も求められます。論述・一問一答ともにあらゆる地域から出題されるため、教科書レベルの知識は漏らさずしっかり身につけることが大切です。

東京大学世界史の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 論述問題(450字~600字)
  • 第2問 論述問題(30~120字)
  • 第3問 一問一答

第1問:論述問題

第1問では450~600字程度の大論述が1問出題されます。例年、6~8個の使用する語句が指定されているので、その語句をヒントに何を書いていくか考えます。問題文をしっかり読み込んで何を問われているのか理解したうえで解答の核を確実にとらえましょう。

第2問:論述問題

第2問では30字~120字程度の小論述が5~6題出題されます。教科書レベルだけでなく少しマニアックな問題が出されることもありますが、他の受験生が解けるレベルの問題さえ解ければ十分です。教科書に出てくる定番フレーズを答えるような問題も多いため、対策をするうえではある程度の暗記は必要になります。

第3問:一問一答

第3問では一問一答が10題出題されます。難易度が高い問題は1~2問で、それ以外は教科書レベルの問題です。ここでケアレスミスをしてしまうと他の受験生と差がついてしまう可能性があります。基礎レベルの語句を暗記しておくのはもちろんのこと、本番での集中力も重要です。年によっては1行程度の論述や記号問題が出題される場合もありますが、焦らずしっかり問題を読んで対処しましょう。

東京大学世界史の時間配分の例

東大の入試では地理歴史の試験時間150分の中で2科目を解きます。単純計算で世界史に使える時間は75分です。大論述を最初に解き始めると際限なく時間を使ってしまう恐れがあるので、大論述は最後に回すのが安全です。最初に第3問の一問一答を解き、次に第2問の小論述、残った時間で第3問の大論述を解くことをおすすめします。

一問一答に関しては、知っているか知らないかのどちらかしかないので、手が止まったら潔く諦めて次の問題に進むようにしましょう。第2問についても1つの問題に時間を取られすぎないよう、なるべくスピーディーに解いていく必要があります。最低でも45分は残した状態で第3問に取り組みたいところです。大論述はいきなり答えを書き始めるのではなく、問題文を読んで「何を問われているか」「何を書くべきか」を考え、メモ程度でいいので答案の構成を作っておきましょう。

時間配分の例

00:00 第3問 一問一答(5)
00:05 第2問 論述問題(20)
00:25 第1問 論述問題のテーマを把握する(5)
00:30 第1問 論述問題(45)

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東大世界史で必要な学力レベル

通史理解

通史理解はレベル5。異なる時代、異なる地域を結び付けるには通史理解を深めることが重要です。語句や資料を見て自分の頭の中で歴史の流れを組み立てられるようにしておきたいところです。

教科書を読むときには年表も確認するようにして、歴史の流れをしっかりインプットしておきましょう。

単語暗記

単語暗記はレベル3。単語暗記の重要度はそこまで高くありませんが、論述や一問一答を解くうえでも役に立ちます。重要単語については自分の言葉で説明できるようにしておくといいでしょう。

教科書レベルの単語がほとんどなので、分からない語句やうろ覚えの語句がある時は教科書で意味を確認するようにしましょう。

短文論述

短文論述はレベル5。ある出来事や変化の原因・背景を説明させるような問題が多く出題されるので、勉強をする際には出来事同士のつながりを意識することが大切です。教科書に出てくる定番フレーズも重要なものに絞ってしっかり覚えておきましょう。

論述

論述はレベル5。ただ知識があるだけではなく、それを論理的に筋道立てて説明できるようにする力が必要です。本番でいきなり書いてできるものではないので、繰り返し論述に取り組んでいく中で力をつけていきましょう。

東京大学世界史が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、東京大学の世界史で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから東京大学に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

世界史の全体像をつかみ、基礎を固めるカリキュラム

世界史に苦手意識がある人は、まずその苦手をなくすべく、最低限の基礎レベルの知識を分かりやすくまとめた問題集から取り組むべきです。以下のチェックリストに当てはまる場合、まずは1番基本的な問題集から取り組むようにしましょう。

  • 教科書に載っている内容や学校の授業を正直ほとんど理解できていない
  • 世界史がそもそも苦手
  • 学校の授業を全然聞いていなくて、テストでも赤点ギリギリ

これらに1つでも当てはまる場合は、以下の参考書からスタートしましょう。

この参考書は、基本レベルの世界史の全てを短期間で学びなおすことができるものです。本格的な勉強は高校2年生の後半からのスタートでいいですが、それまでにこの参考書を繰り返し読むことで世界史の流れを知っておきましょう。

先程のチェックリストに当てはまらない場合は次のレベル、映像授業などを通した教科書レベルの内容理解と復習に進みましょう。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、まずは歴史のおおまかな流れや教科書レベルの知識を確認しましょう。世界史の中でも特に重要な出来事や人物などをここでしっかり押さえておくとそれを手がかりに通史理解を深めていくことができます。
また、語句の確認をするときに、一問一答に頼りすぎるとただの単語の丸暗記になってしまうので、歴史の流れを学びながら語句を確認できる穴埋め形式の問題集がおすすめです。

次に進むポイント

  • 世界史の苦手意識が少し薄れてきた
  • 世界史の中で重要なターニングポイントをおさえ、おおまかな歴史の流れも理解できた
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた

東大入試の問題を解けるようになるために実践問題を解いていこう

東大入試や共通テストレベルの問題を解けるようになるには、知識をインプットしただけでなく、それを解答にアウトプットできるかどうかが重要です。ここからは頻出のパターンを繰り返し解いて解答の書き方を確認しましょう。ここで身につけた知識は大論述を解くうえでも必ず役立ちます。

センター試験の過去問も演習量を増やす上では最適です。たくさん問題を解くことで世界史への理解がさらに深まっていきます。

  • 単語暗記センター試験過去問

次に進むポイント

  • 歴史の流れは完全に頭に入っている
  • 教科書に載っている語句は細かいものまで理解できている

東大入試で合格点を取るための世界史の総仕上げ

定石問題は身についたので、あとは東大入試に向けて仕上げていくだけです。大論述は書き方を知らないと手こずるので書く分量の多い論述問題にどんどん取り組んで、感覚を身に着けていきましょう。

基本的な参考書をやり終えたら、東大の過去問や東大形式に似た問題で仕上げていきます。東大の世界史は時間勝負なので時間を計りながら問題演習をするようにしましょう。

直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測って取り組みましょう。実際にどの順番でどのような時間配分で解くのかを意識して解くことが大切です。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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