早稲田大学理工学部


早稲田大学理工学部 生物の対策

私立最難関とも呼ばれる早稲田大学理工学部の生物は、標準レベルの知識は備えた上で、難解なテーマに対応できるような記述力や計算力などが問われる試験となっています。そんな早大理工学部生物の得点力を向上させるには、試験本番での問題傾向を把握した上で、入念に対策をしていくことが欠かせません。

この記事では、早稲田大学理工学部生物の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

早稲田大学理工学部の生物出題傾向

出題分野は年度によってばらつきはありますが、PCR検査や染色体の性質、突然変異などを含む遺伝に関する分野と酵素反応やホルモン分泌、アミノ酸の合成などを問う代謝に関する分野からの出題が多くなる傾向があります。また、近年のノーベル賞など最先端の研究分野に出題のスポットが当てられることが多いです。

そして、知識問題と同程度の分量の実験考察問題や計算問題が、出題分野を問わず出題されています。実験考察問題については、純粋な記述問題だけではなく、応用レベルの計算や描図と絡めた設問も出題されることもあります。

早稲田大学理工学部生物の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 記述式設問
  • 第2問 記述式設問
  • 第3問 記述式設問

用語の単純な穴埋め問題の数は少なく、短くて30~50字、長いと100字以上の字数が求められる記述問題がほとんどです。そして、説明すべき要素が複数存在する論述問題については、記述に含めるようにいくつかの用語が指定されていることがあります。また、近年は3題の大問が出題されていますが、2016年度以前は4題以上の大問が出題されることもありました。

早稲田大学理工学部生物の時間配分の例

他の理科1科目と合わせて、早大理工学部の理科の試験時間は120分で、大問ごとの小問数や記述量に若干のばらつきがありますが、大問1題につき20分強の解答時間を要するとみておくと良いです。求められる論述量が多い記述問題や理解しづらい実験考察問題が出題されることも多く、試験時間に余裕はないと考えておくべきです。そのため、解く問題の取捨選択を常に意識しながら、試験に取り組むようにしましょう。

出題分野ごとの難易度の差はあまりないので、知識のみで解答できる設問が多く含まれていそうな大問の解答から最初に取りかかるのがおすすめです。自分の得意分野や良く見知った内容の大問が出題されていたなら、優先的に着手するのも良いでしょう。最後に、自分の苦手分野に当たり、難解な考察問題が多く含まれている大問の解答に移りましょう。

時間配分の例

00:00 自分の得意分野で、確実に得点できそうな大問(18)
00:20 知識問題がメインで、手早く解答できそうな大問(17)
00:35 長い記述問題や難解な考察問題が多く出題されており、時間がかかりそうな大問(23)
00:58 解答できた問題の見直し(2)

試験時間に余裕はありませんが、解答できた問題の設問条件のうち見落としたものはないか、記述した形式は正しいかというようなことについて見直す時間は確保したい所です。

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早稲田大学理工学部生物で必要な学力レベル

早大理工学部の生物を解答するあたって、全分野において、共通テストで良く出題されるような標準レベルの知識は確実にしておくことをおすすめします。そして、標準レベルの知識を漏れなく習得できたら、記述問題及び計算問題をできる限り多く演習していきます。ある程度、記述問題や計算問題に慣れて来たら、知識問題ばかりでなく、実験考察型の問題にも目を向けていきましょう。また、積極的に図描問題にもふれていくと良いでしょう。

受験学科や年度にもよりますが、得点調整が入ることは期待せずに、生物で5割5分程度の正答率を目指し、全教科での合格水準到達につなげていきましょう。生物が苦手な場合でも5割弱の正答率を、反対に生物を得点源にしたいのなら6割超の正答率を目標に対策していきましょう。また、例年創造理工学部より、先進理工学部の合格最低点は若干高くなるため、先進理工学部の入試を考えている際は、6割弱の正答率をあげられるように勉強しておくとより安心です。

早稲田大学理工学部生物が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、早大理工学部の生物で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人は初めから進めてください。基礎に自信があって、これから早大理工学部に特化していきたい!という人は途中からでもOKです。

生物の基本、教科書レベルがきちんと身についているかのチェック

学校の授業と並行して行えば、スムーズに生物の勉強をすすめることが出来ます。しかし、学習進度が遅い学校も多く、高3の冬入試ギリギリまで終わらないということもあり得ます。そのため、自発的な勉強もすすめていき、高3の夏前には遅くとも一通りの学習を終えられるようにしましょう。

これまで習った範囲の復習も含め、以下の参考書で全範囲の知識の網羅と定着を並行して行います。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、教科書レベルの基本知識を盤石にしていきます。いきなり問題を解くことはできないため、まずは映像授業の視聴と付属の問題を解くことで身につけていきましょう。

「リードα」「セミナー」などは適宜学校で配布されたもので似たようなものを使っても構いません。学校で配布されない場合、中古のものの購入や市販の「エクセル生物」などを活用しましょう。問題数が多くレベルも幅広いため、知識の定着にも入試レベルへの飛躍にも最適です。

次に進むポイント

  • 生物の苦手意識が少し薄れてきた
  • 生物でどういう範囲があって、どんな問題が出るのか把握している
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた
  • 参考書の章末問題が8割以上正解できる

早稲田大理工学部入試を解くための「定石」を把握する問題演習

共通テストレベルやそれ以上の早大入試レベルの問題を解けるようになるには、知識の習得だけでは不十分で、実際の問題における計算や記述といった場面で、理解した知識を存分に活用する実力が求められます。ここからは多くの頻出解法を体得していくことで、まずは入試問題を解くにあたっての対応力を身につけていきます。

夏休み中までに標準レベルの問題演習を終えて、記述や計算が多く求められる問題演習や過去問を用いた演習への土台を固めておきましょう。

次に進むポイント

  • 「基礎問題精講」で8割以上は解ける
  • センター試験の過去問で80点くらいは取れる

早稲田大理工学部入試レベルまで引き上げる!入試形式の問題で演習

定石問題の解法が身についたら、早大理工学部入試を見据えたスキルアップを図りましょう。入試問題は定石問題の組み合わせで出題されることが多いので、実際の入試で出題された問題をどんどん演習していきます。

基本的な参考書をやり終えたら、早稲田の過去問や早大形式に似た問題で仕上げていきます。早大理工学部の生物で頻出される問題の傾向を身をもって知るためにも、過去問を多く解くことで、頻出問題の解答のコツを掴んでいきましょう。

  • 過去問赤本(5〜10年分)

直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測って取り組みましょう。実際にどの順番で解くのか、というのを意識できるので、10月から11月にかけてある早慶オープンや全統共通テスト模試などと併せて、秋以降の仕上げに使えると良いでしょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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