早稲田大学社会科学部


早稲田大学社会科学部 日本史の対策

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

  • 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、各大学の入試配点や出題範囲の変更が予定されています。順次更新していますが、一部古い情報が含まれている可能性もあるので、記事の更新日を必ずご確認ください。

早稲田大学社会科学部の日本史は、知識の正確性が問われる試験で、年代整序や細かい内容を問う正誤判定問題が出題されます。2020年までは全問マーク式でしたが、2021年には短文論述が出題されており、出題傾向の変化に注意が必要です。
そんな早稲田大学社会科学部の日本史だからこそ、きちんと傾向をつかんで必要な対策に絞っていくことが重要です。

この記事では、早稲田大学社会科学部の日本史の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

早稲田大学社会科学部・日本史の出題傾向

例年、早稲田大学社会科学部の日本史はマーク式での出題が中心になっています。2021年には短文論述の出題もありました。社会科学部の試験はテーマ史での出題が多いのが特徴的です。様々な時代からの出題がありますが、近現代史がやや多くなっています。一部難問がありますが、基本的には教科書レベルの問題がほとんどです。史料問題が頻出のため、資料集などを確認しておくようにしましょう。

早稲田大学社会科学部日本史の各問題の特徴

  • 第1問 マーク式問題
  • 第2問 マーク式問題
  • 第3問 マーク式問題
  • 第4問 マーク式問題

マーク式問題

マーク式問題では、正誤判定、年代整序、空欄補充、問いに対して語句を答える単答問題が出題されます。正誤判定は問題数が多く、内容も細かいため教科書をしっかり読み込んで対策をしておくことが大切です。年代整序では通史理解が重要になります。普段から時系列を意識した勉強をしておきましょう。空欄補充と単答問題は標準レベルのものが多いのでなるべく点数を落とさないようにしたいところです。
マーク式問題ではグラフなどの資料や文学作品等の史料を引用した問題が頻出です。過去問演習で資料問題に慣れておく必要があります。

短文論述

2021年に30字の短文論述が1問出題されましたが、教科書レベルの知識で十分解ける問題でした。

早稲田大学社会科学部日本史の時間配分の例

社会科学部の入試は、試験時間は60分で大問が4問あるので、大問1つあたり15分のペースで解いていくことになります。小問数は40問程度なので1問あたりにかけられる時間は1分強です。正誤判定は選択肢を読むのに時間がかかるのでなるべく他の問題をスピーディーに解くようにしましょう。
マーク式問題は1問マークがズレるだけでその後の問題のマークもズレてしまい、大きく失点してしまうことがあります。マークする時間も余裕を持っておき、ミスがないように注意しましょう。

時間配分の例

00:00 第1問 マーク式問題(15)
00:15 第2問 マーク式問題(15)
00:30 第3問 マーク式問題(15)
00:45 第4問 マーク式問題(15)

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早稲田大学社会科学部日本史で必要な学力レベル

レーダーチャート

ここでは、学習塾STRUXが使用しているレーダーチャート分析をもとに、早稲田大学社会科学部の日本史に必要な参考書・レベルをチェックしていきます。

社会科学部のレーダーチャートはこのようになります。

早稲田大学社会科学部の日本史のレーダーチャートはこのようになりました。通史理解と単語暗記において高い完成度が求められています。

短文論述が出題される可能性もありますが、問題数はマーク式の方が多いので、マーク式の対策を重点的にしましょう。

通史理解

通史理解はレベル5。年代整序が出題されるため、教科書を読むときは年表を確認する等、時系列を意識した勉強を心がけましょう。テーマ史での出題も多いので、全体の歴史だけでなく政治史や文化史など各分野の歴史についても勉強しておくことが大切です。

単語暗記

単語暗記はレベル5。正誤判定を解くためには、語句の意味を正確に理解しおく必要があります。教科書レベルの語句については確実に押さえておくようにしましょう。

単語暗記には一問一答が役立ちます。

早稲田大学社会科学部日本史が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、早稲田大学社会科学部の日本史で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから早稲田大学社会科学部に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

まずは日本史の基礎知識を固めよう

日本史に苦手意識がある人は、まず日本史全体の流れを確認していきましょう。最初は細かい知識にこだわるよりも通史を理解することが大切です。薄めの参考書を何周かすると通史理解が深まります。
以下のチェックリストに当てはまる場合は、まず一番基本的な問題集から取り組むようにしましょう。

  • 教科書に載っている内容や学校の授業を正直ほとんど理解できていない
  • 日本史がそもそも苦手
  • 学校の授業を全然聞いていなくて、テストでも赤点ギリギリ

これらに一つでも当てはまる場合は、以下の参考書からスタートしましょう。

この参考書は、中学高校で学ぶ日本史のおおまかな内容が簡潔にまとめられたものです。短い時間で読み切ることができるので、本格的な勉強が始まる前に何周か読んでおきましょう。2年生のうちに通史を身につけておくと、3年生になってからの問題演習がスムーズにできます。

先程のチェックリストに当てはまらない場合は次のレベル、映像授業などを通した教科書レベルの内容理解と復習に進みましょう。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、まずは歴史の流れを頭に入れていきます。この段階で、教科書で太字になっている語句を一通り確認しておきます。講義の動画を聞いた後には確認問題を解いて理解度を確かめるようにしましょう。
また、初めから一問一答で演習すると単語の丸暗記になってしまいます。歴史の流れの復習も兼ねて単語を覚えるには穴埋め形式の問題集がおすすめです。

次に進むポイント

  • 日本史の苦手意識が少し薄れてきた
  • 細かい単語は覚えていなくても、日本史の歴史の流れ全体や出来事はすべて把握できた
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた

実践問題を解いて解法を身につけよう

早稲田大入試や共通テストレベルの問題を解けるようになるには、教科書の内容を理解しているだけでは不十分です。ここからは問題演習を通じて、さまざまな問題形式に対応できる力をつけましょう。
この段階で特に苦手な分野や理解が不十分な分野がある場合は一度前のステップに戻っても大丈夫です。

センター試験の過去問もマーク式の問題に慣れる上で役立ちます。

  • 単語暗記センター試験過去問

次に進むポイント

  • 教科書の内容をしっかり理解できている
  • 共通テストレベルの問題を解くことができる

早稲田大学社会科学部入試で合格点を取るための日本史の総仕上げ

定石問題は身についたので、あとは早稲田大入試に向けて絞り込んでいくだけ。過去問演習を通じて実際の入試問題のレベル感を肌で感じ、時間配分などの感覚を身につけていきましょう。

基本的な参考書をやり終えたら、早稲田大の過去問や早稲田大形式に似た問題で仕上げていきます。早稲田大学には短文論述の出題がある学部もあるので、他学部の過去問も活用しましょう。

直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測って取り組みましょう。

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