『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』は、中学の文法レベルから勉強したい人にオススメです。やや解説量が多いため、文法の基礎から時間をかけて取り組みたい人が受講しましょう。
『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』をマスターすれば、教科書レベルの基礎から受験までの古典文法はほぼ完璧になるでしょう。
今回の記事では『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!
『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』はどんな講座?
それではまず『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』がどんな講座なのかを簡単に確認しましょう。
- 料金(月額)
- ¥2,178
- 講義数
- 30講
- テキストページ数
- 602ページ
- レベル
- 中学レベルの国語文法に自信がない人、全く文法を勉強したことが無い人
『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』はスタディサプリ内にある講座の1つで、古典文法を全く勉強したことがない人にオススメです。基礎から時間をかけて丁寧に解説しているため、中学レベルの古典文法に不安がある人でも進められます。
「古典文法に苦手意識がある」「動画教材の方が分かりやすい」という人は『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』を使いましょう。
『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』のメリット・デメリット
メリット
- 受験で必要な古典文法を一通り学べる
- 使い方や暗記方法まで丁寧に解説している
- 例文や練習問題が豊富
デメリット
- 会員登録が手間
- 講義テキストを別で購入する必要がある
『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』は、受講すれば古典文法を一通り学べる教材です。動画講座のため、参考書などの文章を読み進めるのが苦手な人でも取り組みやすく、勉強方法まで解説しています。
さらに、講義テキストには練習問題が豊富にあるため、その日受けた講座の内容をすぐに演習できます。
ただし、書き込みをしたい人は、テキストをダウンロードするか購入しなければいけません。
『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』がオススメな人
『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』は以下のような人にオススメです。
- 古典文法を初めて勉強する人
- 古典文法が全く分からない人
- テキストを読むより映像の方が分かりやすい人
『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』は、古典文法を全く勉強したことがない人や、苦手意識がある人にオススメの教材です。まだ受験勉強が始まっていない1、2年生が古文の勉強を始める入門としても使えます。
『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』は、レベルごとに分かれており、『高1・高2古文<文法編>』と『高3古文<文法編>』があります。
レベルが上がるにしたがって、講義数が減り解説も簡素になっています。『高1・高2古文<文法編>』は19講とテキスト381ページ、『高3古文<文法編>』は12講とテキスト169ページです。
内容はほぼ変わらず、解説の丁寧さに差がある程度です。自分の分かりやすいと感じるレベルの講座をどれか1つ受講すれば古典文法は十分でしょう。
ただし『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』だけでは、問題演習量が足りません。文法問題にチャレンジしたい場合は、『マドンナ古文』を活用することもオススメです。
『マドンナ古文』については以下の記事でも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』の使い方
ここからは具体的な『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』の使い方をチェックしていきましょう!どんな教材でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。
『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』は基本的に以下のステップで活用しましょう。
- Step1.
- 用言(動詞・形容詞・形容動詞)を覚える
- Step2.
- 助動詞の「活用・意味・接続」を覚える
- Step3.
- 助詞やその他の文法事項を覚える
- Step4.
- 単語の品詞や意味を識別する練習を行う
- Step5.
- Step1~Step4までを完璧になるまでくり返す
Step1.用言(動詞・形容詞・形容動詞)を覚える
古典文法を予習する必要はありません。まずは講義を視聴することで内容を理解しましょう。
『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』では、最初の5講までに用言である動詞・形容詞・形容動詞が登場します。主に活用の種類(「四段活用」「ク活用」など)と活用形を覚えてください。また、暗記する際は音読がオススメです。
暗記によって知識をインプットしたら、テキストの問題を解いてアウトプットしましょう。
最初から完璧に理解するのは難しいかもしれません。ただし、復習すればよいため、多少理解が甘くても次に進みましょう。
Step2.助動詞の「活用・意味・接続」を覚える
用言の活用を暗記したら、次は助動詞を覚えていきましょう。スタディサプリは用言の直後に助動詞の講義があります。講義を視聴して理解したら、音読によって知識をインプットしましょう。インプットの後は忘れずに問題も解いてください。
Step3.助詞やその他の文法事項を覚える
助動詞まですべて覚えられたら、その他の文法にも挑戦しましょう。
すべての助詞を覚える必要はありません。現代語と違う意味の単語に絞って暗記すれば時間を効率的に使えます。どうしても暗記に時間がかかりそうな場合は、演習しながらでも覚えられるので、時間をかけすぎないようにしましょう。
また、助詞以外の細かい文法法則についてもスタディサプリで取り扱っているので、講義に出てくるものは暗記しておきましょう。
Step4.単語の品詞や意味を識別する練習を行う
Step3までで古典文法を一通り暗記できるはずです。ここからは、実際に品詞や単語の識別ができるように問題を使って練習しましょう。
いきなり文章を読むのが不安な人は、品詞分解を行いながら読解に取り組むのがオススメです。また、識別の際に忘れていた部分は改めて参考書や文法書を見直して覚えましょう。
Step5.Step1~Step4までを完璧になるまでくり返す
2、3周目はもう一度問題を解き直して、分からなかった部分を覚えましょう。
間違えた所は繰り返し解き直して、完璧になるまでくり返すのが重要です。問題量が足りないと感じたら『マドンナ古文』を使いながらアウトプットするのもよいでしょう。
古典文法の詳しい勉強方法については、以下の記事で解説しています!
『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』を使う際のペース配分
『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』に取り組むペース配分は、使える時間によって異なります。自分に合うものを選んで適切なペースで学習していきましょう。
まだ受験まで時間がある高校1年生の場合は、わからないところを2日かけてじっくり取り組みます。テキストで間違えた問題は完璧になるまで繰り返し解きましょう。
部活動で忙しくて時間が取れないという人は、毎日の勉強を1時間と決めて継続しましょう。1つの講義を2日に分けて覚える量を減らしてもOKです。ただし、テキストの要点はしっかり復習しましょう。
受験まで時間がない高校3年生の場合は、上記で紹介した方法で進めます。予習はせず、講義の視聴を進めながら暗記を行い、テキストの問題でアウトプットしましょう。
『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』を使う際の注意点
『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』を使う際は以下の点に注意しましょう。
- 動画を見ただけで満足しない
- 確認テストやテキストの問題を後回しにしない
講義を視聴しただけでは知識が定着しません。テキストで問題演習や確認テストをするのはもちろん、品詞の活用法についても暗記してください。
テキストの問題は後回しにせず、毎回最後まで解くのも大事です。また、間違えた問題は繰り返し解き直しましょう。
まとめ
最後にもう一度『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』がオススメな人を確認しましょう。
- 古典文法を初めて勉強する人
- 国語の文法が全く分からない人
- テキストを読むより映像の方が分かりやすい人
古典文法を全く勉強したことが無く、苦手意識のある人にオススメです。古典文法は『スタディサプリ ベーシックレベル古文<文法編>』をマスターするだけで受験に対応できます。古典文法に苦戦している人は、ぜひ挑戦してみましょう。
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