東京都立大学


東京都立大学 地理の対策

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

  • 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、各大学の入試配点や出題範囲の変更が予定されています。順次更新していますが、一部古い情報が含まれている可能性もあるので、記事の更新日を必ずご確認ください。

日本の首都・東京に位置する東京都立大学はリモートセンシングや都市計画・法学など様々な分野の研究に力を入れており、毎年レベルの高い受験生が集まる人気の大学として知られています。

そんな東京都立大学の入学試験を突破するためには、出題傾向を的確に把握し、必要な対策に絞ることで時間を有効に使うことが重要です。

この記事では、東京都立大学地理の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

東京都立大学・地理の出題傾向

東京都立大の地理は例年3題構成となっており、各大問に4~5つの小問があります。形式としては論述問題がメインですが、文字数の指定はありません。また、大半が資料の読み取り問題となっています。

東京都立大学地理の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 論述問題
  • 第2問 論述問題
  • 第3問 論述問題

論述問題は文字数指定はありませんが、おおよそ100~200字で解答するような問題が多いです。問題集や過去問で論述の対策をしましょう。

東京都立大学地理の時間配分の例

東京都立大学の地理は90分。試験が始まったら、いきなり解き始めるよりもまずは全体の構成を確認し、比較的取り組みやすそうな大問から解いていく方針がいいでしょう。論述問題は構成を考えてから書き始める訓練が必要です。構成を作らずに書き始めると、修正に余計な時間がかかって満足できる解答が出来ない可能性が高くなります。こうした戦略は日頃の学習できちんと練習しておかないと本番で実行するのは難しいため、模試や過去問を使って試験の要領をつかむ練習をしておきましょう。

時間配分の例

00:00 第1問 論述(30分)
00:30 第2問 論述問題(30分)
01:00 第3問 論述問題(30分)

1つの大問に配分できる時間は30分です。各大問につき4~5問の論述問題が出題されるため、時間不足にならないよう、配分には注意しましょう。

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東京都立大地理で必要な学力レベル

東京都立大の地理は論述問題を中心に高レベルな総合力、応用力を問われます。また資料を読み取る問題が多く出題されるため、資料集や過去問で対策しましょう。

レーダーチャート

ここでは、学習塾STRUXが使用しているレーダーチャート分析をもとに、東京都立の地理に必要な参考書・レベルをチェックしていきます。

東京都立大学のレーダーチャートはこのようになります。

東京都立大学の地理のレーダーチャートはこのようになりました。系統地理、地誌の内容を深く問われるため、教科書レベルはもちろん、資料集や地図帳でより理解度を深めていきましょう。

系統地理

系統地理はレベル5。気候、産業の範囲を深く問われます。教科書、資料集で得た知識を自分の言葉で説明できるようにしましょう。

地誌

地誌はレベル5。地形図の問題は毎年出題されています。地形の特徴を押さえる練習を日頃からしておきましょう。

選択肢問題

選択肢問題はレベル3。教科書内容の理解度を深めておきましょう。

論述問題

論述問題はレベル4。どの問題も基本は論述で問われるため、100~200字での論述の練習を問題集や過去問で行いましょう。

東京都立大学地理が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、東京都立大学の地理で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから東京都立大学に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

地理の基本、歴史の流れ=通史をなるべく早く身につけるカリキュラム

地理が「苦手!」という場合は、まずその苦手を払拭するため、映像授業などを通した教科書レベルの内容理解と復習に進みましょう。

「スタディサプリ」などを活用し、地理の全体像をつかみましょう。
本格的な勉強は高校2年生の後半から始めれば問題ありませんが、それまでにスキマ時間などで読んで地理に親しんでおきたいところです。

学校の授業進度も適宜確認するのがポイント。受験学年の夏休み前までには浅くでも構わないので一通り学習し終えた状態にすべきです。

なお、いきなり一問一答で演習すると単語の丸暗記になってしまい、体系的な理解にはつながりません。付属の問題は必ず解き、学校で配られているのであれば、穴埋め形式の問題集も解いておくようにしましょう。

次に進むポイント

  • 地理の「系統地理」「地誌」の内容を理解できた
  • 細かい単語は覚えていなくても、地理で起こる事象の関係性を理解できた
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた

東京都立大入試の問題を解けるようになるためにレベルを上げていこう

東京都立大入試や共通テストレベルの問題を解けるようになるには、理解だけでなく理解したことを問題を解く際に実践できることが大前提です。ここからは頻出の解法を固めていくことで、まずは入試問題を解くための「武器」を身につけていきます。

基本的なインプットを終わらせた後は論述の練習に取り掛かりましょう。また、地形図の問題対策を同時に進めておきましょう。

演習量を増やすため、共通テストやセンター試験の問題も活用するとよいでしょう。

  • 選択肢問題駿台短期攻略共通テスト地理B
  • 選択肢問題センター試験過去問

次に進むポイント

  • センター試験の過去問を解いて、解説が全て理解できる
  • 論述問題の基本的な考え方・目の付け方がわかる

東京都立大入試で合格点を取るための地理の総仕上げ

ここまでの学習で標準的な問題は身についたので、あとは東京都立大入試に向けて絞り込んでいくだけ。ここまで身につけてきた典型問題は確かに重要ですが、それだけでは合格点に達するのは困難です。基本的知識を頭の中で整理しなおし、うまく組み合わせて問題を解く力をつけるために入試レベルの問題演習をこなしていきましょう。

基本的な参考書を終えたら、東京都立大学の過去問や形式の似た他大学の問題で仕上げていきます。特に特徴的な問題は過去問を解いてみないと解くコツが掴めないので、意識していきましょう。

  • 過去問赤本(5〜10年分)

直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測って取り組みましょう。実際にどの順番で解くのかを意識できるので、秋以降は必ず総仕上げとして過去問を使っていきましょう。

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