『英文読解の透視図』は、京大・阪大・早慶上智などの最難関大学を目指す受験生にオススメの参考書です。1冊を繰り返し解くことで、難関大学の英文を正確に速く読めたり、和訳問題も楽に解けるようになるでしょう。
今回の記事では『英文読解の透視図』は具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!
『英文読解の透視図』はどんな参考書?
それではまず『英文読解の透視図』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。
- 料金
- ¥1,540
- ページ数
- 236ページ
- 習得にかかる時間
- 70時間
- レベル
- 京大・阪大・早慶上智などの難関大学を目指す人向け
『英文読解の透視図』は京大・阪大・早慶上智などの難関大学を目指す受験生にオススメの参考書です。
難関大向けの参考書であるため、『英文読解の透視図』に取り組む前に、単語や英文法をばっちり暗記したうえで、英文解釈の基礎を固めておく必要があります。そうでないと、『英文読解の透視図』は難しくて解けないでしょう。
英文解釈の基礎を取得した上で『英文読解の透視図』に取り掛かれば、難関大学の英文を正確に速く読めるようになります!
『英文読解の透視図』のメリット・デメリット
メリット
- 「倒置」「省略」など苦手な人が多い分野を中心に解説している
- 「例文」「challenge問題」ともに1文ずつ丁寧に解説している
- 単語リストが掲載されていて、これ1冊で全部勉強できる
デメリット
- イラストは少なく、シンプルなデザイン
- 重要なポイントに絞った構成となっており、網羅性は高くない
- 一般的な受験生にとっては難しすぎる
「デザインが味気ない」「網羅性の高くない構成」などデメリットはありますが、最難関大学を受験したいと思う人にはレベルも分野もぴったりの参考書です。
『英文読解の透視図』がオススメな人
『英文読解の透視図』は以下のような人にオススメです。
- 京大・阪大・早慶上智などの難関大学を目指している人
- 共通テストレベルの問題は8割以上を安定して取れる人
- 駿台や河合の模試で英語の偏差値が65程度取れている人
チェックリストに2つ以上あてはまる人にオススメです。
あてはまらなかった人は次の参考書をチェックしてみてください。
『英文読解の透視図』の使い方
ここからは具体的な『英文読解の透視図』の使い方をチェックしていきましょう!どんなに良い参考書でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。
1周目の具体的な解き方は次の通りです。
- Step1.
- 例文の英文解釈・和訳に取り組む
- Step2.
- 解説を読み、構文の取り方を学ぶ
- Step3.
- チャレンジ問題に取り組む
- Step4.
- 答え合わせを行い、すべての解説を読む
- Step5.
- 解説を閉じて再度チャレンジ問題に取り組む
- Step6.
- 覚えてなかった単語・熟語を辞書で調べて覚える
最初に問題の英文を自分なりに解釈・和訳してみましょう。
次に問題の解説を隅から隅まで丁寧に読みます。なかなか成長しない人は無意識に「読み飛ばし」をしていることも多いので要注意です。
解説を読んだら英文の構造が分かるはずなので、解説を思い出しながら日本語に訳してみてください。ちゃんと理解していればパッと訳すことができるはずです。
次に、習ったことを意識しながらチャレンジ問題に取り組みましょう。解き終わったら答え合わせをして、すべての解説を読みます。
もう一度チャレンジ問題を解いて答え合わせをしたら、辞書や文法書でわからなかった単語や文法を調べて終わりです。
ポイントは次の通りです。
- 自分の和訳は構文が反映されているかチェックする
- わからない単語は推測する
- わからなかったらすぐ解説へ行く
英文解釈・和訳が合っているか解説で確認するときは「この参考書と同じ英文解釈ができているか」を確認しましょう。
多少日本語の表現が違っても、解釈がしっかりできていれば大きな問題ではありません。日本語での表現の仕方は、問題を繰り返し解くことで修正できます。日本語の細かい違いよりも、まずは構文が反映された和訳になっているかが大切です。
問題を解いていてわからない単語が出てきたら、まずは問題の下の単語欄を確認しましょう。固有名詞や難しい単語は基本的に載っているのでそれを参考にします。
しかし、辞書で調べてはいけません。実際の入試でも辞書は使えませんし、早慶レベルの英単語になるとわからない単語は必ず出てきます。推測しながら取り組むことが大切です。そして解き終わった後に辞書を使って確認しましょう。
知らない構文が出てきても、悩みすぎては時間の無駄です。3分悩んでわからなかったら答えを見て確認しましょう。解説を読んでからもう一度問題に取り組んだ方が、効率良く勉強を進められます。
ペース配分の目安は「毎日90分で1節を解く」です。25節あるので25日で1周できるでしょう。
2周目は、1周目よりも「どうやって構文を取ればいいのか」を意識しながら取り組めるはずです。着眼点が分かっているのでスピーディに進められますし、2周取り組めば、正しい英文解釈のやり方が十分身につくでしょう。
スピードとしては、1周目の2~3倍で進めていき、2週間程度で2周目も終わらせたいところです。
より細かい英文解釈の勉強法については、次の記事で詳しく解説しています!
『英文読解の透視図』を使う際のペース配分
『英文読解の透視図』に取り組むペース配分は、どんな状況で使うかによって異なります。自分に合うものを選んで適切なペースで取り組むのが大切です。
まだ受験まで時間がある場合は、1日1節を90分で解いて、25日で1周しましょう。余裕がある場合は、2周目を解きます。1節60分のペースが目安です。
受験まで時間がない場合は、1日2節のペースで解き、13日で完成させましょう。
かなり難しい参考書なので、余裕がない場合は『英文読解の透視図』に取り組むよりも、志望校の過去問を進めたほうが良い場合もあります。本当に必要か吟味してから取り組むようにしてください!
『英文読解の透視図』を使う際の注意点
『英文読解の透視図』を使う際は以下の点に注意しましょう。
- 和訳するときに構文の形を意識する
- 間違った問題の復習は丁寧に行う
- 分からない単語は文脈から推測して意味を取る
和訳は少し日本語の表現が違っても、構文解釈がしっかりできていれば大きな問題ではありません。表現の仕方は、問題を繰り返し解くことで修正できます。日本語の細かい違いよりも、まずは構文が反映された和訳になっているか確認しましょう。
間違えた問題は、理由を突き止めて同じ間違いを繰り返さないことが大切です。
実際の入試で辞書は使えません。早慶レベルの英単語になるとわからない単語は必ず出てきます。その中でも英文解釈できるように推測しながら取り組みましょう。解き終わった後には辞書を使って調べて、必ず暗記まで済ませておきましょう。
まとめ
最後にもう一度『英文読解の透視図』がオススメな人を確認しましょう。
- 東大・京大・早慶上智などの難関大学を目指している人
- 共通テストレベルの問題は8割以上とれる人
- 模試で英語の偏差値が65程度取れている人
『英文読解の透視図』をくり返し解くと、難関大学の英文を正確に速く読めるようになるでしょう。
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