- 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、共通テストの問題変更が予定されています。2024年度共通テスト終了後記事も順次更新しますが、しばらくは古い情報も含まれますのでご注意ください。詳しい変更点はこちらの記事をご確認ください。
2021年から始まった「大学入学共通テスト」。
しかし、2022年時点で開催回数が少ないため共通テスト国語用の問題集はまだ数が少なく、何を買えば良いのか迷っている方もたくさんいるのではないでしょうか?
そこで今回は、現在出版されている共通テスト用の問題集を分析し、選び出した4つのオススメ問題集をご紹介します。
また、この記事ではすでにある程度は基礎が出来上がっている人向けに参考書を紹介しています。基礎がまだ出来上がっていない人はこちらの記事を参照してください。
共通テスト国語のオススメ問題集
オススメの問題集を紹介していきますが、注意してほしいのが「良い参考書を買っても使い方を間違える効果が半減する」ということです。
この記事では参考書の正しい使い方も紹介しているので、勉強効率をアップさせるためにも必ず読んでください。
この記事で紹介しているのは厳選したどれも非常にオススメな問題集です。時間のある方は全てに取り組みましょう。
オススメ問題集その1:共通テスト漢文満点のコツ
「共通テスト漢文満点のコツ」の基本情報
「共通テスト漢文で満点を取るコツ」が書かれた参考書です。
1章で「読み・意味」、2章で「句法」、3章で「読解」についてまとめられており、共通テスト漢文で必要な知識がこれ一冊にギュッと詰め込まれています。時間がなければこれをやっておくだけでもOK!
句法や単語の読み・意味まですべて掲載されているので、「共通テストでしか漢文を使わないから漢文対策まで手が回らない」という人にもおすすめです。
「共通テスト漢文満点のコツ」に取り組むだけで、ある程度の点数獲得が期待できるようになります。
「共通テスト漢文満点のコツ」の使い方
まず1周目は、第3章にある問題を4つ全て解きます。問題を解く際は時間を気にしなくてかまいません。
自力で解いて分からない問題があったときは、1章・2章に句法と単語が載っているので、それを参考にして解きましょう。
句法や単語を参考にするのは、「知識の中から答えを導く思考回路」を身につけるためです。
たとえば、複数ある句法の意味の中から本文で使われている意味を判別するのも、この思考回路を使います。
問題を解き終わったら答え合わせして、不正解だった問題は解説をよく読んで間違えた原因を把握しましょう。
2周目以降は問題を全て自力で解いて答え合わせをして、間違えた問題の解説をよく読みます。
次の周では、間違えた問題の解き直しを繰り返して、最終的には解き直す問題がほとんど無い状態を目指しましょう。
「共通テスト漢文満点のコツ」の詳しい使い方はこちら!
共通テスト漢文の詳しい勉強法はこちら!
オススメ問題集その2:共通テスト古文満点のコツ
「共通テスト古文満点のコツ」の基本情報
共通テスト古文で高得点を狙えるコツがつまった問題集です。
収録されている5問の実戦問題を演習し、その中で述べられている事柄を確実に実行していけば、満点がぐっと近づきます。
「共通テスト古文満点のコツ」の使い方
「共通テスト古文満点のコツ」の使い方は「共通テスト漢文満点のコツ」の使い方とほとんど同じです。
1周目は、第3章にある問題を5つ全て解きます。問題を解く際は時間を気にしなくてかまいません。
自力で解いて分からない問題があった時は、文法書や単語帳を参考にして解いてみましょう。
同じように問題集に取り組み、最終的には解き直す問題がほぼ無い状態を目指しましょう。
『共通テスト古文 満点のコツ』の詳しい使い方はこちら!
共通テスト古文の詳しい対策方法はこちら!
オススメ問題集その3:国語[現代文] 記述問題の解き方が面白いほどわかる本
「国語[現代文] 記述問題の解き方が面白いほどわかる本」の基本情報
この参考書は、第1・2回試行調査の出題内容を踏まえ、実用的・論理的な文章への取り組め方を「4つのステップ」でわかりやすく示しています。
出題が廃止になった記述問題の解き方についても触れていますが、その点を差し引いても現在出ている共通テスト現代文に特化した参考書としては、内容が1番充実しています。
「国語[現代文] 記述問題の解き方が面白いほどわかる本」の使い方
まずは第1章に項目ごとで重要なポイントや解き方が書かれているので、読み込んで必要な知識や考え方を身につけましょう。
知識や考え方が身に付いたら、次は第2章の例題を解いて知識の確認をします。
第2章が終わったら第3章の問題を解きましょう。第1章で得た知識を思い出しながら、何が問われている問題かを考えてみることで、問題を解く手がかりが見えてきます。
問題を解き終えたら答え合わせをし、間違えた場合はもちろん、正解だった場合でも解説を読みましょう。
解説には、共通テスト問題を効率よく解く方法が書かれています。自分の考え方と解説の考え方を比較しながら読むことでより効果的に学習できます。
ここまでの作業が終わったら、後日もう一度解説の考え方を思い出しながら、全ての問題を解きましょう。解き直すことで、解説で得た知識が定着します。
共通テスト現代文の詳しい勉強法はこちら!
オススメ問題集その4:Z会共通テスト実戦模試(5)国語
「Z会共通テスト実戦模試(5)国語」の基本情報
この問題集では、本番の共通テストの形式に近いであろうオリジナル問題を6題解くことができます。
共通テストで出題が予想される「複数資料」「会話形式」「実用文」の問題が盛り込まれており、「共通テスト対策の総仕上げ」として、最後に本番形式の問題演習を行うのにピッタリです。
「Z会共通テスト実戦模試」の使い方
自分なりに現代文・古文・漢文の時間配分を決めたら、その時間を守って大問1~4までを解きましょう。
各大問のオススメの時間配分はこちらの記事を参考にしてみてください。
問題を解き終わったら間違えた部分の解説を読み、後日に間違えた問題だけを解き直しましょう。6題全てを解き終わる頃には共通テスト対策は完璧になっているはずです!
まとめ
共通テスト国語の対策におすすめの問題集を紹介してきました。
最初にお伝えした通り、共通テスト国語の中でも古文・漢文は覚えるべきものが少ないので、簡単に高得点を狙えるようになります。
今回紹介した参考書を正しい使い方でしっかりとやり込み、時間があったら現代文にも取り組むようにしましょう。
他の科目の対策も忙しいと思いますが、高得点を目指して頑張りましょう!
もっと具体的に「このとおりに勉強すれば古文の勉強は完璧、という参考書の流れが知りたい!」という方は、ぜひSTRUXの参考書マップを活用してください!
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