『改訂版 鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁』という単語帳をご存じですか?とても分厚くて東大の主張が強すぎる表紙が特徴の英単語帳です。参考書売り場の中でもかなり目立っていますし、東大志望者のなかには「持っているよ!」という人もいるのではないでしょうか?
実は『鉄壁』はとても上手く作られている単語帳なので、東大受験者以外にもおすすめできる参考書なんです!今回はその『鉄壁』の効果的な使い方を紹介していきます!
『改訂版 鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁』の基本情報
- 料金
- ¥2,310
- 単語・熟語数
- 3325個
- ページ数
- 704ページ
- 習得にかかる時間
- 100時間
- レベル
- 難関国公立
- おすすめ度
- ★★★★☆(難関大学を受ける人はやっておきたい!)
『鉄壁』は、特に難関国公立や難関私立を受ける人におすすめの単語帳です。
ボリュームはありますが、覚えやすいように工夫されているので、「多すぎて覚えられない!」といったことにはなりません。
こんな人におすすめ!チェックリスト
- 第一志望校が難関国公立、早慶などの最難関私立
- 単語を覚える際には派生語や同じ意味の単語なども一緒に覚えたい
- 単語だけでなく、その単語がどのように使われるのかも知りたい
- 赤シートを使いたい!
- イラストを使って、単語をイメージで覚えたい
- 熟語についても触れておきたい
『鉄壁』は、東大志望以外であっても、最難関国公立や英語が難しい私大を受験する場合は重宝する単語帳です。
イラストやイメージを活用して単語を覚えられるので、いろいろなことと紐付けて覚えていきたい人にもおすすめです。
こんな人にはおすすめできない!チェックリスト
- 第一志望校の偏差値が60ほど
『ターゲット1900』がおすすめ! - 第一志望校の偏差値が55以下
『ターゲット1400』がおすすめ! - 共通テストの英語を読んでいて知らない単語がいくつも出てくる
『ターゲット1400』がおすすめ! - 英語は正直苦手……難しいのは嫌
『速読英単語』がおすすめ!
『鉄壁』は、ある程度英語の勉強をしっかりしてきた人向けの単語帳です。
まだまだ英語の勉強はやり始めたところという人は、まずは「ターゲット」シリーズなどの王道の単語帳を使ってみることをおすすめします。
まずは『ターゲット1400』などで基本的な単語について勉強しましょう。
『鉄壁』の使い方・勉強法!
ここからは『鉄壁』の具体的な使い方について紹介します。『鉄壁』は分量が多いので、計画的に効率よく勉強していかないと消化不良を起こしてしまうので注意が必要です。
『鉄壁』の基本的なカリキュラムのステップ
『鉄壁』1周目
- Step1.
- セクションにある単語やその説明、派生語などについて読む
- Step2.
- 赤シートを使って1セクション分の単語をテストするCheck!にある章テストも全て行う
- Step3.
- 9割の単語で正解できるよう、赤シートによるテストを繰り返す
- Step4.
- セッションの最後にあるReview Testを行う
1周目はまず、セクションにある単語や派生語などについて一通り確認し、赤シートを使って1セクション分の単語をテストします。
覚えていなかったものは印を入れて、覚えたらまたテスト。これを9割の単語で正解できるようになるまで繰り返しましょう。
最後に、セッションの最後にあるReview Testを行ってください。
『鉄壁』2周目以降
- Step1.
- 赤シートで単語を隠してテストする
- Step2.
- 間違えた単語にはチェックを付ける
- Step3.
- 赤シートで隠しても全ての単語の意味が分かるようになるまで繰り返す!
2周目以降は、印のついている単語だけを赤シートで隠してテストしましょう。
全ての単語の意味が分かるようになるまでひたすら繰り返してください。
『鉄壁』の勉強法の大原則
- ①何度も繰り返す!
- ②テストして覚える!
①何度も繰り返す!
単語帳を1周しただけで全ての単語を覚えられる人はいません。むしろ1周だけでは覚えていない単語の方が多いでしょう。単語帳は何周も何周もして自分の力になっていくもの。最初は全然できなくても回数を重ねればかならず知識は増えていきます!
②テストして覚える!
何度も繰り返すと言っても見ているだけでは効果はありません。かならずテストして記憶の定着度を確認しましょう。
単語帳をながめるだけの勉強法ってあまり記憶に残らないと実感しつつも、やってしまいがちですよね。でも、ながめるだけだと自分がどれだけ覚えたか分からない上に、ページをめくるだけの作業になって、もはや英単語を見ていない……なんてこともあります。こんな勉強はただの時間の無駄です。テストをすれば覚えていない単語が一目瞭然な上に、悔しいから覚えようってなりますよね。
こんな使い方は要注意!『鉄壁』使い方のコツ
初めての単語帳が『鉄壁』!は危険
こんな人には『鉄壁』はあまりおすすめできません。『鉄壁』は対象としているレベルが高いので、基礎力をつける作業は「ターゲット」シリーズなどほかの単語帳で行いましょう。<.
レベルとしては『ターゲット1400』レベルの単語が一通り身についてからが基準になります。高校1年の間に『ターゲット1400』を終わらせてしまい、2年になったら『鉄壁』を使うと時間に余裕を持って勉強を進められるでしょう。
もちろん、高校1年のときに『ターゲット1400』を終わらせていないからといって、勉強が間に合わないと言うわけではありません。すでに高校2年、3年という人はペースを上げて勉強しましょう!
最初から全部を覚えようとしない!
単語帳を勉強する上で最も大事なことは、何周も繰り返して勉強することです。1周単語帳を見たからと言って完璧に覚えられる人はいません。特に『鉄壁』に関しては派生語や例文、用法などさまざまな情報が載っているので何周もして記憶にしみこませていく必要があります。
1周目が終わった時に半分も覚えていればすばらしいです!逆に「4割も覚えられていなかったな…」という人は、赤シートによるテストの回数を増やすなど、もっと覚えられるように訓練の回数を増やしましょう!
描いてあるイラストやイメージをフル活用する
『鉄壁』を使うときは、単語の意味を丸暗記するのではなく、接頭辞や接尾辞、描いてあるイラストやイメージをフル活用していろいろなことと紐付けて覚えていくことをおすすめします。
イラストを見ながら単語のイメージを掴んだり、自分でも接頭辞や接尾辞で覚えやすいように書き加えたりしながら読み物感覚で進めるほうが効果的です。
まとめ
- 何度もテストして覚えよう!
- 『鉄壁』は東大だけでなく、難関大学を受ける人におすすめ!
- 最初の1冊は『鉄壁』ではない簡単な単語帳から始めよう!
『鉄壁』は、東大志望以外であっても、最難関国公立や英語が難しい私大を受験する場合は重宝する単語帳です。
ただし、『鉄壁』は対象としているレベルが高いので、基礎力をつける作業は『ターゲット1400』などほかの単語帳で行いましょう。
- 第一志望校が難関国公立、早慶などの最難関私立
- 単語を覚える際には派生語や同じ意味の単語なども一緒に覚えたい
- 単語だけでなく、その単語がどのように使われるのかも知りたい
- 赤シートを使いたい!
- イラストを使って、単語をイメージで覚えたい
- 熟語についても触れておきたい
『鉄壁』は、東大志望以外であっても、最難関国公立や英語が難しい私大を受験する場合は重宝する単語帳です。
イラストやイメージを活用して単語を覚えられるので、いろいろなことと紐付けて覚えていきたい人にもおすすめです。
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