この記事は、英語のセンター試験の点数で6割~7割しかとれない……という人に向けて書いています。MARCHレベルのセンター利用や国公立2次試験の第1段階選抜を勝ち抜くためには、センター試験で少なくとも8割以上が取れないといけません。「いつもあとちょっとなのに8割に届かない…」そんな人結構いるんじゃないでしょうか。この記事では「8割がとれない人」の「タイプ」とそれぞれの勉強法を解説。8割がとれないと言ってもその原因は人それぞれ。この記事をよんで、8割をとるためにやらなければならない勉強法を理解しましょう。
- この記事は「センター試験対策用記事」です。共通テストの英語で8割を獲得するための勉強法はこちらの記事をチェック!
- 案件02
センターを6割から8割にしたいです
センターを6割から8割にしたいです
まあ、早稲田志望ならこんなもんでいいんじゃないですか?笑
戦略1. 8割を取れない人は○○ができていない?!
そもそも、センター試験には大きく分けて
- 大問1,2を中心とする文法問題
- 大問3以降を中心とする長文問題
があります。そして、
というひとは、実は必ずと言っていいほど「長文問題」のほうで失点しているのです。
上の記事でもお伝えしているように、センター試験の配点にしめる文章読解の割合は、なんと7割以上。しかも、1問の配点が5点~7点あるので、いくら文法が満点でも、7問くらい間違えてしまえば、あっという間に8割を切ってしまいます。
戦略2 タイプ別勉強法。あなたがしなければならないことはこれだ!
みなさんは、以下のチェックリストを見てください。
- 1.大問1,2で8割以上正解できていない。
- 2.長文のなかにわからない単語がある。
- 3.いつも早く解き終わるが、見直してから答えを変えることが多い。
- 4.選択肢を選ぶときに、いつも最後の2択で迷ってしまう。
- 5.時間をかけて解いても、間違ってしまう。
- 6.大問1,2は満点近いのに、3以降になったとたん半分以上間違う。
- 7.時間内に解き終わったことがない。
みなさんがどれに当てはまるかによって、対策すべきことが変わってきます。
- 1,2にあてはまる
基本知識の抜けもれで失点!タイプ - 3,4,5にあてはまる
文章読解ができていない!解答力不足タイプ - 6,7にあてはまる
時間が足りない!スピードに慣れようタイプ
このそれぞれについて、これから「勉強法」・「解き方」をお伝えしていきます。
自分はどこで点数を落としているんだろう……という人は
基本知識の抜けもれで失点!タイプ
このタイプの人たちは、センター試験の練習をたくさんする前に、
これらの単語や文法といった「基礎知識」の勉強をまず徹底的にやりましょう。
実のところセンター試験は6割程度なら、「なんとなく」覚えている英単語・英文法で解ける問題です。
しかし、8割以上を取るには、単語・文法事項についての「なんとなく」ではなく「正確な」理解が必要。
そもそも基本知識がない人が読解問題に取り組んでも、わからない英単語や英文法が出てくるたびにカンに頼ってしまうので、点数が安定しません。
そのため、このタイプの人たちはセンター試験や長文読解の練習をいくらやっても、得点が伸びません。
基礎となる単語や文法を固め直してから、センターの問題をやると手ごたえが違うはずです。このタイプの人たちは、とにかく基礎固めに戻ってください。
文章読解ができていない!解答力不足タイプ
時間をかけても解けなかったり、選択式の問題にニガテを感じている人は、まずは長文読解の練習をしていきましょう。
さて、ここでのポイントは次の2つです。
- 時間をかけて解いてみる
- 先に設問を見る
時間をかけて解いてみる
8割取れない!となげく人のなかには、センター試験特有の「制限時間」に焦りを覚えて、しっかり長文を読めていない人がほとんど。
はじめは、制限時間の80分をオーバーしても大丈夫です。まずは、制限時間を無視して解いて8割をとれるようになりましょう。
先に設問を見る
センター試験の長文問題は、ほかの入試と大きく異なる特徴があります。
それは、「設問ごとに担当する段落が大体決まっている」ということ。
たとえば、「問1は段落2」「問2は段落3」「問3は段落5」というような感じです。担当する段落がわかりやすいので、先に設問だけ見ておいて、何が聞かれているのかを頭に入れておくだけで、解きやすくなります。
時間が足りない!スピードに慣れようタイプ
このタイプの人たちは、センター試験の問題形式に「慣れること」が大事です。
もちろん、順番としては「時間をかければ点数が取れる!」ようになることが最優先です。正答率が上がって来たら、センター試験の問題形式に慣れながらスピードも意識するようにしましょう。
時間を計りながら解くことで、本番と同じ時間感覚が身につきます。また、適度に緊張感をもって取り組めるので、いつのまにか解くスピードも上がっているはずです。
さらに、時間内に解き終えてかつ正答率を上げるためには、「時間配分」もマスターする必要があります。
この記事にある通り、基本的には1から順番に解いていきます。
そんな人は、「得意な大問を先に解き終えて、苦手な大問を最後に解く」というやり方もできます。
センター試験はやはり時間との勝負なので、苦手な問題で時間を多く使ってしまうのはとてももったいないこと。
ですから、自分が得意な問題を先に解いて、「十分な時間を確保したうえで、苦手な問題にじっくり取り組む」、ということをおすすめします。
例えば、大問4のグラフ問題が苦手なら、大問4を後回しにして、
大問1→大問2→大問3→大問5→大問6→大問4
という順番で解く。
この解き方をすれば、ニガテな問題を後回しにしつつ、自分が解きやすいものから解くので、焦らず確実に点数をとれるようになります。
さらにこの勉強をやっていると、苦手問題にじっくり取り組むことができるので、「時間をかければ解ける」ようになっていき、苦手問題の得点率も上げることも可能です。
とはいえ、このやり方だとマークミスをしてしまう危険性もあるので、問題番号と解答欄は注意深く見返すようにしましょう。
また、このやり方でやったとしても、どの大問も1つずつくらいしか間違えられないことに変わりはありません。どちらにせよ解き終わらないといけないので、何度も繰り返し、時間をはかりながら解くことで慣れていきましょう。
まとめ
最後にこの記事のまとめをしましょう。
- 1.大問1,2で8割以上正解できていない。
- 2.長文のなかにわからない単語がある。
- 3.いつも早く解き終わるが、見直してから答えを変えることが多い。
- 4.選択肢を選ぶときに、いつも最後の2択で迷ってしまう。
- 5.時間をかけて解いても、間違ってしまう。
- 6.大問1,2は満点近いのに、3以降になったとたん半分以上間違う。
- 7.時間内に解き終わったことがない。
- 1,2にあてはまる
基本知識の抜けもれで失点!タイプ - 3,4,5にあてはまる
文章読解ができていない!解答力不足タイプ - 6,7にあてはまる
時間が足りない!スピードに慣れようタイプ
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