- 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、共通テストの問題変更が予定されています。2024年度共通テスト終了後記事も順次更新しますが、しばらくは古い情報も含まれますのでご注意ください。詳しい変更点はこちらの記事をご確認ください。
多くの受験生が受けなければいけない共通テストの数学ですが、問題には癖があり、どのように勉強したら良いか分からない方も多いのではないでしょうか。
実は共通テストで少しでも良い得点を取るためには、知っておくべきコツがあります!
あなたはご存知でしょうか?
この記事では、勉強が効率よく点数アップにつながるようになる共通テスト数学の解き方と勉強法のコツを合わせて3つお教えします。
- わからない問題は飛ばしてもOK
- 先に選択肢や穴埋めの形を見てから計算を始める
- 勉強の際には別解の確認を怠らない
目標得点別の勉強法はこちらの記事を参考にしてください!
共通テストの解き方のコツその1:わからない問題は飛ばしてもOK
共通テストの数学は、そもそもあまり時間に余裕を持てるようにはできていません。
最初は多くの受験生が試験時間内に解き終わらないことに悩むのはよくあること。
ですから少しでも時間を無駄にしない解き方を覚えておくことが重要です。
その中でも最も重要なものの1つが、わからない問題を飛ばして次に進むことです。
わからない問題に当たってしまった場合や、解けなくはなさそうだけれども時間がかかりそうという場合は、すぐに次の問題に切り替えてOKです。
わかる問題だけを選んで解いて、時間が余ったら戻ってきて再度解いてください。
もう一度解いてみたら違う解法が思いついた、ということもよくあります。
重要なポイントは、1つの問題にこだわらずに飛ばす勇気を持つということです。
具体的な時間配分の戦略については、こちらを参考にしてください!
共通テストの解き方のコツその2:先に選択肢や穴埋めの形を見てから計算を始める
共通テスト数学を解く際に、選択肢や穴埋めの形を見ずにいきなり計算を始める人がいますが、これはあまり得策とはいえません。
なぜなら多くの場合、選択肢や穴埋めの形が計算自体のヒントとなるからです。
例えば、以下の問題(平成30年度試行問題数学1Aより抜粋)を解くときを考えてみます。
この問題の穴埋めの形はどこかで見たことがありませんか?
この問題では、穴埋めの形から、解答は2次方程式の解の公式によって求められるのだと予想がつきます。
このワンステップを踏めば、2次方程式の形になると分かった上で安全に式を立てることができます。
また、ある1つの条件に気付ければ、その条件に当てはまる選択肢が一つしかないという問題も珍しくありません。
例えば、以下の問題(平成30年度試行問題数学2Bより抜粋)を解くときを考えてみます。
この問題は、対数ものさしという見慣れない概念がどういった意味を持つものかを考え始めると難しく思えます。
しかし、「cとdの関係について、いつでも成り立つ式」というところから「では、図にあるc=0,d=1やc=1,d=2のような具体的な値を代入できるはずだ」と気付ければ、どちらにも当てはまる式は②しかないことが分かるはずです。
解く際には、選択肢形式の問題だからこその利点を活かすようにしてください。
特に具体的な数字を代入してみる、という作戦は使えることも多いので、インプットしておいてくださいね!
共通テストの勉強法のコツその3:別解の確認を怠らない
共通テスト数学の問題は、最終的な答えさえ出れば良いというものではありません。
そこに至るまでの誘導が穴埋めになっていたり、考える途中で出てくる数字を答えさせる問題が多く出題されます。
そのため誘導と異なる解き方を考えてしまい、空欄に当てはまる数字が分からなかったり、状況を理解するのに時間がかかったりしてしまうことがあります。
問題で想定されている解き方が自分の得意な解き方と異なる場合もありますが、共通テストの文章題では「問の誘導に乗る」ことが重要になります。
この技術を身につけるためのコツは、問題集を解く際に、複数の解法が載っているものはどちらも確認しておくことです。
このようにすることで、自分の得意な解き方以外の解き方を出されても、対応できるようになります。
そのため、共通テストレベルの問題だけでいいので、別解や問題集に載っているお役立ち情報まで確認するようにしておきましょう。
例えば青チャートには「information」という名前で様々なお役立ち情報が載っているので、そちらも参考にしてみてください。
まとめ
共通テストの数学を解く際のコツは以下の3つでした。
- わからない問題は飛ばしてもOK
- 先に選択肢や穴埋めの形を見てから計算を始める
- 勉強の際には別解の確認を怠らない
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