大阪大学


大阪大学 文系数学の対策

大阪大学文系数学は標準~やや難しいレベルの問題が中心で、受験生によって実力差がつきやすい試験です。したがって、出題傾向をつかんだ上で十分に対策を立てておく必要があります。
この記事では大阪大学文系数学の出題傾向や勉強法など、攻略に必要な情報をすべて解説します。

大阪大学文系の数学出題傾向

大阪大学文系数学の近年の出題傾向を表にまとめています。

微積分・三角関数・図形・確率などの分野が頻出です。やや偏りはありますが、全範囲において少なくとも標準レベルの問題は確実に解けるようにしておきましょう。大問が3題と少ないので、1題でも全く手が付かない問題があると致命的です。ヤマを張るのは絶対にやめ、苦手分野がないようにしておきましょう。いずれの分野も複合問題として出題されることが多いため、まず各分野の定石問題をしっかり身につけた後、入試形式の問題集や過去問をしっかりやり込んでおきましょう。

大阪大学文系数学の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 記述式設問
  • 第2問 記述式設問
  • 第3問 記述式設問

大問3題で構成され、すべて記述式です。導出過程も含めて採点されるため、わかりやすく簡潔な解答を作れるよう普段から練習しておきましょう。
大問の数が3題と少ないため、全く点が取れない大問が1題でもあるとかなり苦しくなります。小問による誘導形式なので、難しい大問であってもせめて前半の小問は解き切り、後半は部分点を狙っていきましょう。

大阪大学文系数学の時間配分の例

試験時間は90分。単純計算で1題あたり30分あり、時間制限はそれほど厳しくありません。ただ大問ごとに難易度に差があるため、序盤から難問に時間を取られすぎないよう注意が必要です。やみくもに第1問から解き始めるのではなく、解きやすそうな問題から手を付けて確実に点数を確保しましょう。

時間配分の例

00:00 第1問 記述式設問(30)
00:30 第2問 記述式設問(30)
01:00 第3問 記述式設問(30)

まずはすべての問題文を熟読し、解き方の想像がつく問題から着手しましょう。もし解き進めるうちに手が止まってしまったり、時間がかかりすぎると判断した場合は、別の大問に移るなど臨機応変な対応も必要です。

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阪大文系数学で必要な学力レベル

大阪大学文系数学は共通テストよりは難しいですが、東大文系などの国立最難関クラスほどではありません。年度によって難易度にばらつきはありますが、標準的な難易度の年であれば少なくとも7割以上は確保したいところです。大問3題のうち少なくとも1~2題は標準レベルの問題が含まれていることが多いため、そういった問題は確実に解けるようにしておき、難問については最低でも部分点を確保する、というのが基本方針になります。そのためには標準レベルの問題を全範囲において確実に解けるようにしておくことが前提条件。その上で、やや難しい問題・初めて見る問題でも諦めずに考え抜く訓練を積んでおきましょう。

大阪大学文系数学が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、大阪大学文系の数学で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、「ある程度基礎はできている!これから大阪大学に特化していきたい!」という人は途中から読み進めてもOKです。

数学の基礎となる教科書レベルがきちんと身についているかのチェック

数学が「苦手!」という場合、まずは無理せず基礎の基礎レベルの参考書から取り組むべきです。以下のチェックリストで、自分に当てはまる項目があるかどうかチェックしてみましょう。

  • 教科書に載っている内容や学校の授業を正直ほとんど理解できていない
  • 数字がそもそも苦手
  • 学校の授業を全然聞いていなくて、テストでも赤点ギリギリ

これらに一つでも当てはまる場合は、一番基本的な以下の参考書からスタートしましょう。

ここであまり時間をかけると入試対策が間に合わなくなるため、なるべく早く、遅くても2年生のうちには終わらせてください。

先程のチェックリストに当てはまらない場合は次のレベル、映像授業などを通した教科書レベルの内容理解と復習に進みましょう。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、教科書レベルの基本知識を盤石にしていきます。いきなり問題集に取り組むことはせず、まずは映像授業の視聴と付属の問題を解くことで基本を確実に身につけていきましょう。

次に進むポイント

  • 数学の苦手意識がほぼなくなった
  • 数学1A2Bでどういう範囲があって、どんな問題が出るのか把握している
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた

阪大文系入試を解くための「定石」問題演習

大阪大学文系入試や共通テストの数学では、標準レベルの問題を確実に正解できるかが合否の分かれ目になります。まずは典型的解法である「定石」をしっかり身につけておきましょう。難問であっても、そのほとんどは定石の組み合わせによって解けるので、入試において定石は強力な武器になります。

ここまでを3年生の夏前までに仕上げたら、センター・共通テストの過去問に取り組んでみましょう。時間はあまり気にせず、自分の実力で解けるところまで解き切ってみてください。青チャートをきっちり仕上げていれば9割以上は取れるはず。間違えたところや苦手意識がある分野は、今のうちに青チャートに戻ってよく復習しておきましょう。

次に進むポイント

  • 「青チャート」の「レベル3」までは完璧に解ける
  • 「青チャート」の「レベル4・5」は7割以上解ける
  • センター・共通テスト過去問で、時間をかければ9割以上解ける

入試形式の問題演習で、大阪大学文系入試に向けた総仕上げ

定石問題を身につけたら、あとは入試形式の問題集にどんどん取り組みましょう。大阪大学文系数学でよく出題される複合問題は、実際の入試問題を活用して対策するのが効果的です。

ここまでを3年生の秋頃までに仕上げましょう。秋から冬にかけては共通テスト対策も進めておく必要があります。時間を計って過去問演習を行い、時間内に安定して8~9割以上は取れるようにしておくと安心です。
並行して2次試験対策も進めます。ここまでの問題集を仕上げたら実力は十分なので、あとは赤本などを活用して大阪大学文系数学に特化して対策していきましょう。

  • 過去問阪大の文系数学20カ年
  • 過去問赤本(5〜10年分)

年度によって難易度にばらつきがあるため、直近5~10年ほどは過去問演習をしておきましょう。易化した2020年度・2019年度あたりも解いてほしいですが、ここの得点を基準に考えないよう注意してください。また大阪大学文系数学は大問ごとの難易度に差があるため、解きやすい問題を見極める判断力も必要です。時間を計って過去問に取り組むことで、時間配分をよくシミュレーションしておきましょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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