早稲田大学人間科学部


早稲田大学人間科学部 生物の対策

私立最難関とも呼ばれる早稲田大学人間科学部の生物は、教科書レベルの知識を漏れなく習得した上で、計算や実験考察を含む標準レベルの典型問題を正確に解答する実力があるかを試される試験となっています。そんな早大人間科学部生物の得点力を向上させるには、試験本番での問題傾向を把握した上で、入念に対策をしていくことが欠かせません。

この記事では、早稲田大学人間科学部生物の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

早稲田大学人間科学部の生物出題傾向

例年、全分野から満遍なく出題されていますが、遺伝に関する分野や内臓や神経系といった生体機能を問う分野、植生等のバイオームに関わる分野からの出題が近年多い傾向があります。また、知識問題がメインの大問が多く出題されていますが、実験考察問題や計算問題を含む大問も出題されています。中でも、遺伝に関する分野の大問では計算問題が、個体群や種族間の相互作用を問う大問では考察問題が多い傾向にあります。

早稲田大学人間科学部生物の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 マーク形式設問
  • 第2問 マーク形式設問
  • 第3問 マーク形式設問
  • 第4問 マーク形式設問
  • 第5問 マーク形式設問

基本的に、出題される全ての設問はマーク形式で統一されています。計算問題や考察問題に関しても、自分で導き出した答えを基にして、相応しい選択肢を選ぶという形式です。また、2018年度以前は、6題の大問が出題される年度もありました。

早稲田大学人間科学部生物の時間配分の例

早大人間科学部の生物の試験時間は60分で、2019年度までは試験全体で30題程度の小問が出題されていましたが、2020及び2021年度の入試では40~50題の小問が出題されました。そのため、大問ごとの小問数や計算量に偏りはありますが、大問1題につき10分強の解答時間を要するとみておくのが良いでしょう。ここ数年、出題される小問数が飛躍的に増えているため、時間的猶予はあまりなく、試験全体を通して正確に問題を処理し続ける能力が求められているとも言えるでしょう。

例年、出題分野ごとの難易度の差はあまりないので、知識問題が多く含まれている大問の解答から最初に取りかかるのがオススメです。自分の得意分野や馴染みのある内容の大問が出題されていたなら、優先的に着手するのも良いでしょう。最後に、自分の苦手分野に当たり、計算問題や考察問題が比較的多く含まれている大問の解答に移りましょう。ややこしい計算問題や考察問題があったら、他の設問の解答に移ることも視野に入れ、スムーズに解答し続けることを常に意識しましょう。

時間配分の例

00:00 自分の得意分野で、確実に得点できそうな大問(10)
00:10 知識問題がメインで、手早く解答できそうな大問(10)
00:20 知識問題がメインで、手早く解答できそうな大問(10)
00:30 計算問題や考察問題が多く出題されており、解答に時間がかかりそうな大問(15)
00:45 苦手分野にあたり、解答するのが難しそうな大問(12)
00:57 解答できた問題の見直し(3)

2020年度以降の出題傾向を踏まえて、5題の大問が出題される場合を想定した時間配分を示しました。マーク形式の設問であるため、ケアレスミスや計算ミスによる大量失点もあり得ます。そのため、試験時間に余裕はあまりありませんが、解答した問題の見直しにあてられる時間を確保しておくのが良いでしょう。

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早稲田大学人間科学部生物で必要な学力レベル

早大人間科学部の生物を解答するあたって、全分野において、共通テストレベルの知識を確固としたものにすることが優先です。そして、生物での得点力をより伸ばしたい場合は、図説レベルの詳細な知識の習得や計算問題の反復練習もしておくと良いでしょう。また近年の出題傾向をふまえると知識問題は正確かつ迅速に解き進める必要があります。そのため、日頃の問題演習から解答時間を常に意識しておき、過去問演習を行う際も、試験時間を短くするなど工夫して取り組むようにしてください。

2019年度以前の受験者平均は7割程度でしたが、2020年度は難化したため、受験者平均は4割程度に落ち込みました。そのため、受験学科や年度による難易度の変化にもよりますが、全教科での合格最低点が6割弱程度で、得点調整が入ることを考慮にいれると、生物で5割以上の正答率を目指すのが良いでしょう。生物が苦手な場合でも4割強の正答率を、反対に生物を得点源にしたいのなら6割程度の正答率を目標にして、全教科での合格水準到達につなげていきましょう。

早稲田大学人間科学部生物が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、早大人間科学部の生物で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人は初めから進めてください。基礎に自信があって、これから早大人間科学部に特化していきたい!という人は途中からでもOKです。

生物の基本、教科書レベルがきちんと身についているかのチェック

学校の授業と並行して行えば、スムーズに生物の勉強をすすめることが出来ます。しかし、学習進度が遅い学校も多く、高3の冬入試ギリギリまで終わらないということもあり得ます。そのため、自発的な勉強もすすめていき、高3の夏前には遅くとも一通りの学習を終えられるようにしましょう。

これまで習った範囲の復習も含め、以下の参考書で全範囲の知識の網羅と定着を並行して行います。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、教科書レベルの基本知識を盤石にしていきます。いきなり問題を解くことはできないため、まずは映像授業の視聴と付属の問題を解くことで身につけていきましょう。

「リードα」「セミナー」などは適宜学校で配布されたもので似たようなものを使っても構いません。学校で配布されない場合、中古のものの購入や市販の「エクセル生物」などを活用しましょう。問題数が多くレベルも幅広いため、知識の定着にも入試レベルへの飛躍にも最適です。

次に進むポイント

  • 生物の苦手意識が少し薄れてきた
  • 生物でどういう範囲があって、どんな問題が出るのか把握している
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた
  • 参考書の章末問題が8割以上正解できる

早稲田大人間科学部入試を解くための「定石」を把握する問題演習

共通テストレベルやそれ以上の早大入試レベルの問題を解けるようになるには、教科書で理解したことを問題で活用する実力があることが前提となります。ここからは、典型問題を通して、頻出の解法を固めていくことで、入試問題を解くための「武器」を身につけます。

夏休み中までに標準レベルの問題演習を終えられるようにし、より幅広い知識が必要となる問題や過去問演習への土台を固めておきましょう。

次に進むポイント

  • 「基礎問題精講」で7~8割は解ける
  • センター試験の過去問で70~80点は取れる

早稲田大人間科学部入試レベルまで引き上げる!入試形式の問題で演習

定石問題の解法が身についたら、早大人間科学部入試を見据えたスキルアップを図りましょう。入試問題は定石問題の組み合わせで出題されることが多いので、実際の入試で出題された問題をどんどん演習していきます。

基本的な参考書をやり終えたら、早稲田の過去問や早大形式に似た問題で仕上げていきます。早大人間科学部の生物で頻出される問題の傾向を身をもって知るためにも、過去問を多く解くことで、頻出問題の解答のコツを掴んでいきましょう。

  • 過去問赤本(5〜10年分)

直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測って取り組みましょう。実際にどの順番で解くのか、というのを意識できるので、10月から11月にかけてある早慶オープンや全統共通テスト模試などと併せて、秋以降の仕上げに使えると良いでしょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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