『英作文のトレーニング自由英作文編』は、志望校の試験で自由英作文が出題される人にオススメの参考書です。難易度ごとに学習できる構成になっているので、段階的にレベルアップしたい人に向いています。
『英作文のトレーニング自由英作文編』を1冊やり切れば、文章を書くときの型がわかりミスの少ない英作文を作れるようになるでしょう。
今回の記事では『英作文のトレーニング自由英作文編』の正しい使い方やメリット・デメリットなども解説します!
『英作文のトレーニング自由英作文編』はどんな参考書?
それではまず『英作文のトレーニング自由英作文編』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。
- 料金
- ¥1,320
- ページ数
- 304ページ
- 習得にかかる時間
- 60時間
- レベル
- 早慶レベルまで対応可能
『英作文のトレーニング自由英作文編』は、標準問題・資料問題・発展問題・別冊の暗唱例文の4段階で構成されており、自分のレベルに合ったパートから学習を始められます。
「標準レベルから受験最難関レベルまでを1冊でマスターしたい」という人は『英作文のトレーニング自由英作文編』を使いましょう。
『英作文のトレーニング自由英作文編』のメリット・デメリット
メリット
- 複数の模範解答を参照できる
- 別冊の暗唱例文には音声データつき
- ベストセラーの参考書で多くの受験生が使っている
デメリット
- 文字が小さいと感じる人もいる
- 初心者には少し難しい内容
『英作文のトレーニング自由英作文編』は一般的な自由英作文の形式は全て網羅でき、標準的なレベルから最難関レベルまで対応できる問題集です。
複数の模範解答を参照できるので、さらに英作文を磨きたい人にも向いています。
ベストセラーシリーズであり多くの受験生が利用しているため、安心して学習できる1冊です。
ただし、標準レベル以上の学習者をターゲットにした参考書のため、英語の基礎知識に自信のない人には難しく感じる可能性が高いと考えられます。
英語初心者は、基本的な文法や単語などを覚えてから取り組むのがよいでしょう。
英作文に取り組む前に、単語や文法を復習したい人は以下の記事をご覧ください。
こちらの記事でも、英語を苦手とする方に向けて英作文の作り方を紹介しています。
英作文のトレーニング自由英作文編
『英作文のトレーニング自由英作文編』は以下のような人にオススメです。
- 基礎はクリアしているが英作文に自信がない人
- 英作文はすでに勉強しており私大入試対策をしたい人
- 文章の流れの良い英作文を書けるようになりたい人
- 英作文を制限時間内に書けるようになりたい人
- 英作文には慣れてきたが、小さなミスが気になる人
『英作文のトレーニング自由英作文編』は、英語の基礎は理解できているものの英作文に自信のない人におすすめの参考書です。
解答例に付随している「発送のプロセス」を参考にすると、どういう思考で英作文が作られたのかイメージできるようになるでしょう。ネイティブスピーカーの作成した解答例もいくつか掲載されており、自然な英文を作成するための参考になりますね。
『英作文のトレーニング自由英作文編』の使い方
『英作文のトレーニング自由英作文編』では、次のような手順で実践演習を進めていくと良いでしょう。
- Step1.
- 日本語で箇条書き程度の構成を書く
- Step2.
- 英文に直す
- Step3.
- 辞書を使って直せる所はペンの色を変えて直す
- Step4.
- 解説を丁寧に読む
- Step5.
- 解説を閉じて模範解答を再現する
- Step6.
- もっと書きやすい意見・構成がなかったか検討する
問題を解くときには、英語で文章にする内容の構成を「日本語で箇条書き」にしておきましょう。
構成を書かずに、最初から英語で表現できるほど英作文ができる人はほとんどいません。また、見直しをするときに構成がないと、合っているかなどを検証しにくくなります。
英文を辞書なしで書いたら、次は辞書を使って直せる部分は直してみましょう。ペンの色を変えて「辞書あり」「辞書なし」を判断できるように書き分けておくと、語彙力をどれくらい伸ばさなければいけないかわかりやすくなるためオススメです。
解説を丁寧に読んだら、解説を閉じて模範解答を再現してみましょう!
100語以上の自由英作文だと、最初は簡単に模範解答の再現はできないかもしれません。しかし「あとで模範解答を再現する」ということを意識して解説を読めば、作業にも身が入るでしょう。
模範解答を暗記するくらいのつもりで進めれば、語彙力も同時に伸ばすことができて一石二鳥です。
最後に自分の意見・構成を再検討してみましょう。自由英作文は自由度が高いため、どんな文章を書いても「論理的に矛盾がなく」「文法・語彙的にミスがなければ」満点をもらえます。
そのため「日本語で書きやすい(思いつきやすい)意見・構成」よりも、たとえ思いつきにくかったり自分の意見とは異なったりする場合でも、「英語で書きやすい意見・構成」を採用したほうが高得点を出しやすいでしょう。
「もっと書きやすい意見や構成はないか」という視点を持って勉強を続けることは必須です。
『英作文のトレーニング自由英作文編』を使う際のペース配分
『英作文のトレーニング自由英作文編』を使う場合、1日3時間で学習し、1ヶ月で1冊を終わらせましょう。
「そんなに英作文に時間をかけてられないよ!」という人は、『英作文のトレーニング自由英作文編』を2周したら過去問演習に進んで構いません。
ペース配分を考えるうえで大切なのは、志望校の英作文の配点に応じて学習時間を調整することです。
英作文の配点が高いのであれば、きちんと時間をとって対策しましょう。逆に英作文の配点が小さい場合(長文の配点が高い・数学の配点が高いなど)は、配点の高い科目や分野の勉強に時間をかける方が得策です。限られた時間の中でいかに高得点をとるかを考えてから、勉強を計画しましょう。
『英作文のトレーニング自由英作文編』を使う際の注意点
『英作文のトレーニング自由英作文編』を使う際は以下の点に注意しましょう。
- 自信がなくてもとりあえず解答を作る
- 知らなかった表現は音読しながらその場で覚える
英作文に取り組み始める際にわからないことが多いと、挫折しそうになるもの。しかし、自信がなくてもとりあえず解答を作ることが大切です。ひとまず解答を作り問題を解いて、間違えた部分をチェックすることで知識が定着します。
また、音読は暗記にも高い効果をもたらす学習方法です。重要なポイントを意識して読むことで、さらに暗記がはかどります。知らなかった表現は、必ずその場で覚えましょう!
まとめ
最後にもう一度『英作文のトレーニング自由英作文編』がオススメな人を確認しましょう。
- 基礎はクリアしているが英作文には自信がない人
- 英作文経験者で、私大入試対策をしたい人
- 文章の流れの良い英作文を書けるようになりたい人
- 和文英訳だけでなく、自由英作文の対策も始めたい人
- 英作文を制限時間内に書けるようになりたい人
- 英作文には慣れてきたが、小さなミスが気になる人
英作文に苦手意識がある人やこれから本格的に受験勉強を始めたい人などは、学習のきっかけとして利用しましょう!
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