慶應大学文学部の日本史入試の対策法|入試内容を徹底分析
慶應大学文学部の日本史入試の全体外観
慶應大学文学部の日本史の入試は、例年の大問数は5題です。そのうち2題が選択式で残りの3題が記述・論述形式で構成されています。
テーマ別出題傾向は政治史が全体の半分を占めています。また時代別の出題傾向は江戸・明治が頻出です。さらに文化史など幅広く対策する必要があります。
慶應大学文学部の日本史のレーダーチャート分析
解説
慶應大学文学部の日本史のレーダーチャートはこのようになりました。全体的に高いレベルが求められます。
特に通史理解においては入念に演習をしていく必要があります。また論述の対策に時間を割かなければならないので勉強時間が増えてしまいますが、受験科目全体の時間配分に気をつけながら学習していきましょう。
通史理解
通史理解はレベル5。入念に通史を行う必要があります。出題傾向の高い政治史や外交などは特に意識して学習を進めていきましょう。
通史理解をおろそかにしてしまうと、出来事を順序立てて述べられなかったり、理由や根拠が述べられなかったりしてしまい、論述対策の時に勉強の効率が悪くなってしまいます。論述問題に対応するためにも、各時代の出来事の関係性をきめ細かく理解する意識を持って学習を進めましょう。
単語暗記
単語暗記はレベル4。極端に難しい単語を覚える必要はありませんが、単語帳を使って覚えた単語を確実に書き出せる力は必要です。『実力をつける日本史100題』などでの演習を積んで、アウトプットの練習を積みましょう。
こちらも通史理解と同く、覚えた単語をしっかり書き出せるレベルに持っていくことで論述問題の対策に繋がりますので抜かりなく完成させましょう。また、史料や文化史の暗記も忘れずに対策しましょう。
論述
論述はレベル3。通史理解や単語暗記で固めた知識をもとに演習を行なっていく必要があります。
カリキュラムに沿って演習を繰り返して、解答例を参考にして論述の書き方を身につけしょう。また、解答方法の例として解答する前に問われていることに正しく解答できるように全体んメモを作ってから論述していくことをおすすめします。
慶應大学文学部の日本史入試の対策法|具体的な勉強内容を分析
慶應大学文学部の日本史でやるべき参考書リスト
通史理解カリキュラム
レベル0→1
レベル2→5
単語暗記カリキュラム
レベル0→35>
レベル3→4
論述カリキュラム
レベル0→2
レベル2→3
対策の全体方針|慶應大学文学部の日本史
慶応大学文学部の日本史は、以上のように日本史の幅広い分野について、高いレベルに仕上げていくことが求められています。
また大問1〜3は問題数が多いのでスピーディーな解答能力が求められます。論述問題に余裕を持って取りかかれるようにするためにも、通史理解や単語暗記で覚えたことを瞬時に答えられるように、演習を繰り返して知識を確実に定着させておきましょう。