千葉大学


千葉大学 理系数学の対策

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  • 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、各大学の入試配点や出題範囲の変更が予定されています。順次更新していますが、一部古い情報が含まれている可能性もあるので、記事の更新日を必ずご確認ください。

千葉大学の理系数学では、微積分などを中心に大問5~6題が出題されます。中には難解な問題が含まれることも多いため、早めに基礎固めを終わらせて入試レベルの問題演習をたくさん積むことが重要となります。

この記事では、千葉大学理系数学の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

千葉大学理系の数学出題傾向

千葉大学の理系数学の出題頻度を表にまとめています。これを参考におおかたの傾向を掴み、頻出度の多い範囲は重点的に対策をしていきましょう。

微積分と確率は例年必出の分野となっています。入試でよく問われる典型的な問題が出題されることもあるので、微積分と確率は確実に押さえておきたいところですね。また、近年は整数や数列・漸化式、複素数平面なども頻出の分野なのでしっかりと対策していくことおくことが必要です。

千葉大学理系数学の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。
(※出題数は年度や学部・学科によって異なります)

  • 第1問 記述式設問
  • 第2問 記述式設問
  • 第3問 記述式設問
  • 第4問 記述式設問
  • 第5問 記述式設問
  • 第6問 記述式設問

千葉大学理系数学の時間配分の例

千葉大学理系数学の試験時間は、数学・情報数理学科が180分、それ以外の学科は120分となっています。他大学の試験と比べると時間は比較的長いですが、難解で解答に時間がかかる問題も出題されるため、しっかりと時間配分を考えながら解いていく必要があります。

基本的な進め方としては、試験が始まったらまず全ての大問に目を通し、自分が確実に解ける問題から解いていくのが王道。解法がお決まりのパターンの問題が出れば儲けものなので、そこで積極的に時間短縮を狙いましょう。逆に、時間が足りないと判断した場合には「捨て問題をつくる」ということも方針として考えておく必要があります。

時間配分の例

ここでは数学・情報数理学科以外の理系学科を例に、各大問にかける時間配分の例をご紹介していきます。(※大問数は6つの想定です)

00:00 第1問 記述式設問(20)
00:20 第2問 記述式設問(20)
00:40 第3問 記述式設問(20)
01:00 第4問 記述式設問(20)
01:20 第5問 記述式設問(20)
01:40 第6問 記述式設問(20)

これはあくまで一例です。かけるべき時間は得意不得意や大問の難易度によって変えていくことが重要。どこで時間短縮ができるかも考えながら解き進めていきましょう。

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千葉大学理系数学で必要な学力レベル

千葉大学の理系数学では入試頻出の比較的解きやすい問題から難易度の高い問題まで、幅広いレベルの問題が出題されます。解きやすい問題は全受験者が高い正答率を出すので、そこでしっかりとミスなく完答できる力が試されます。合格のボーダーラインは7割、医学部など高い得点が必要になる学科は8割以上の正答率が目安となるでしょう。

また、例年の頻出分野である微積分に関しては難関大レベルまで対応できる学力が必要となります。数2Bの段階から漏れがあると致命的なので、基礎から確実にマスターするよう対策していくことが重要ですね。

千葉大学理系数学が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、千葉大学の理系数学で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから千葉大学に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

数学に苦手意識があるならここから!基礎の理解を確実に

数学が「苦手!」という場合は、まずその苦手意識を払拭するため、基礎の基礎レベルの問題集から取り組むべきです。以下のチェックリストに当てはまる場合は、まず一番基本的な問題集から取り組むようにしましょう。

  • 教科書に載っている内容や学校の授業を正直ほとんど理解できていない
  • 数字がそもそも苦手
  • 定期テストは赤点ギリギリ

これらに一つでも当てはまる場合は、以下の参考書からスタートしましょう。

これらの参考書になるべく早く取りかかってください。どんなに遅くても2年生のうちには終わらせておかないと間に合わなくなってしまいます。

先程のチェックリストに当てはまらない場合は次のレベル、映像授業などを通した教科書レベルの内容理解と復習に進みましょう。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、教科書レベルの基本知識を盤石にしていきます。映像授業を視聴して基本を理解できたら付属の問題にチャレンジして、基礎力がちゃんと身についているか力試しをしてみましょう。100%理解できるまで「視聴→問題演習」のサイクルを回すことが重要ですよ。

次に進むポイント

  • 数学の苦手意識が少し薄れてきた
  • 数学1A2Bでどういう範囲があって、どんな問題が出るのか把握している
  • 「スタディサプリ」のほとんどを理解し、付属の問題が9割以上できる

千葉大入試で活きる「定石」を掴むための問題演習

千葉大入試や共通テストレベルの問題を解けるようになるには、理解だけでなく理解したことを問題を解く際に実践できることが大前提です。ここからは頻出の解法を固めていくことで、まずは入試問題を解くための「武器」を身につけていきます。

上記のテキストはできれば高2までに終えることが理想です。少なくとも「レベル3」まではすべての問題が解ける状態までもっていきましょう。

次に進むポイント

  • 「青チャート」の「レベル3」までは完璧に解ける
  • 「青チャート」の「レベル4・5」は7割以上解ける

千葉大理系数学の「数学3」は微積分を中心に問題演習を

理系学部の場合必要になってくるのが数学3。1A2B以上に量も多く、かつ学校の進度は遅いことが多いため、自分で予習を行いながら問題演習に取り組むことが大切です。また、千葉大の場合は微積分の出題がほぼ確実なので、漏れがないよう丁寧に学習していく必要があります。

数学3は現役生であれば夏前までに「青チャート」のレベル3あたりまでは最低限進めておきたいところ。高3になる頃には少しずつ予習を「スタディサプリ」などでスタートさせて、学校の授業は復習として活用するとより良いでしょう。

次に進むポイント

  • 数学3の教科書レベルの内容や学校の授業はすべて理解できた
  • 「青チャート」のレベル3あたりまではすべて解ける

千葉大入試レベルへ!入試形式の実践問題で演習を積む

定石問題は身についたので、この最終段階では千葉大入試に特化した対策を行います。入試問題は定石問題の組み合わせで出題されますから、実際の入試問題をどんどん演習していきます。

これらのテキストでより実践的な数学力を高めていきます。これまでやった定石問題の解き方を初見の問題でいかに活用できるかが問われますので、数をこなして入試で戦える力を身につけていきましょう。

理系の場合は数学3の演習も欠かせません。数学3は計算量が多く、計算ミスが命取りになってしまうこともあります。必ず計算演習を怠らないようにしておきましょう。

これらの参考書をやり終えたらいよいよ仕上げに入ります。千葉大の赤本に挑戦していきましょう。

  • 過去問赤本(5〜10年分)

赤本は本番の試験を意識して、時間配分を考えながら臨むことが重要になります。過去問演習を積めば積むほど自分に合った時間配分が掴めてくるので、直近10年分までやれれば理想的ですね。

赤本には遅くとも高3の秋までには本格的に取り組むようにしましょう。

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