上智大学傾向と対策

難関私立大学の上智大学は知名度もあり、人気が高いです。THE世界大学ランキング日本版で国際性が90を取るなど、国際色が豊かなことが特徴です。ユニークな留学制度が設けられており、ASEANの7大学で授業を1学期間英語で学ぶ「Sophia AIMS Program(SAIMS)」や様々な国でボランティアやグループワークなどを行う「実践型プログラム」など貴重な体験ができることが魅力です。

Part.1 上智大学の試験・出願情報

入試形式は「TEAP利用型」「共通テスト併用型」「共通テスト利用型」の3つがあります。一部の学部学科を除き、3種全ての受験方式が実施されます。出願資格を満たしていれば各方式内の複数学部・学科や3方式の併願が可能とされているので、HPでよく確認しておきましょう。
本記事では、従来から実施されている「TEAP利用型」、受験する人の多い「共通テスト併用型」を見ていきます。

試験日・入試形態・出願について

一般入試
期日 2月3日(TEAP利用型)・2月4~7日(共通テスト併用型)
共通テスト 不要(TEAP利用型不要)・必要(共通テスト併用型)
得点比率 学部により異なる
2段階選抜 あり
出願時期 1月(共通テスト前)
科目 学部により異なる

TEAP利用型は「TEAP+英語以外の科目の独自試験」、共通テスト併用型は「独自試験(1〜2科目)+共通テスト3〜5科目」の科目が必要になります。

TEAP利用型では、大学独自の英語試験は行わず、代替としてTEAPまたはTEAP CBTのスコアが英語の得点として利用されます。共通テスト併用型では、独自試験が学部学科適性試験という名目で実施されることが多く、特殊な形式で出題されます。例えば総合人間科学部心理学科では「心理学のために理解力と思考力を問う試験」、文学部新聞学科では「ジャーナリズムに関する基礎的学力試験」など、各分野に特化した知識と論述の対策が必要になります。

なお、「共通テスト利用型」は共通テストの点数「のみ」で合否を判定する形式で、合格最低点が高めになる傾向があります。上智大学を第一志望にする場合、メインの受験にするのは避けましょう。原則として「TEAP利用型」と「共通テスト併用型」の両方を受験するのがおすすめです。

Part.2 上智大の配点と目標点数【文系】

上智大学の配点は配点と目標点数については学部・入試形式によって大きく異なるため、全てをまとめるのは困難です。各自HPの募集要項で必要科目などを確認しておきましょう。今回は文学部英文学科の「TEAP利用型」「共通テスト併用型」を例に見ていきます。

配点・科目

        

文学部英文学科はTEAP利用型が350点満点です。英語はTEAPの点数(400点満点)が150点に換算されます。
英文学科の共通テスト併用型では、独自試験として75分の「長文読解+英語による小論」が課されます。

目標点数

合格最低ライン目安
260点(TEAP利用型)
190点(共通テスト併用型)
文学部英文学科(TEAP利用型)
外国語(英語) 125/150点
国語 70/100点
選択科目(世界史B/日本史B) 70/100点
合計 260点
文学部英文学科(共通テスト併用型)
英語(共通テスト) 45/50点
国語(共通テスト) 40/50点
地歴公民(共通テスト) 45/50点
独自試験 70/100点
合計 200点

TEAP利用型は全学部統一のため、求められる点数は比較的高めになります。学部学科によっては8割近くになることも想定しておきましょう。400点中300点超えは必須で、合格には310点前後が必要になるでしょう。TEAP自体は何回も受けられるので、早くから受験して高スコアを目指しましょう。
国語は全問マーク式ですが、社会は論述問題も語句問題も課されます。社会の対策が非常に重くなるため、高得点を狙いすぎるよりは国語などを安定させていくほうが賢明です。

共通テスト併用型は、得点全体の合格最低点は上昇すると思われます。最近は合格最低点が大きく上昇しているため、総点で8割近くを目指しておきましょう。 共通テストは3科目トータルで90%近くを目指すくらいの学力でないと、独自試験にもTEAP利用にも太刀打ちできません。早めの基礎固めは必須です。

模試一覧
5月 河合全統マーク模試
東進第1回早慶上理・難関国公立大模試
7月 東進第2回早慶上理・難関国公立大模試
9月 河合全統マーク
東進第3回早慶上理・難関国公立大模試
10月 河合センタープレ
駿台センタープレ
11月 東進第4回早慶上理・難関国公立大模試
1月 東進第5回早慶上理・難関国公立大模試

上智大学に特化した模試は実施されていません。ただ、年5回開催される東進の「早慶上理・難関国公立大模試」は志望校と自分との絶対的な距離を測ることにができる模試なので、余裕があれば積極的に受験するようにしましょう。共通テストを併用することも視野に入れるとなると、マーク模試にも力を入れないといけません。本番1年前の「共通テスト同日受験」を受け、1年かけて得点率9割近くを目指して勉強していきましょう。

併願校・志望変更

国公立大併願
千葉大、横浜国立大
私立大併願
早稲田大、慶応大、立教大、青山学院大、明治大、日大など

上智大学を受験する人は早稲田大や慶応大と併願する人が多いです。さらに、MARCHレベルの大学でも比較的負担なく受けられるので、併願の幅は比較的広くなるでしょう。MARCHの中でもおすすめは、英語がTEAPや英検の点数で置き換え可能な立教大学です。上智合格レベルのTEAPの点数や英検準1級が取れていれば、十分なアドバンテージを英語で確保できます。
青山学院大学も共通テストを利用して受験することができるため、併願はしやすい印象です。

上智大学で勝負できるレベルの人は明治大学、法政大学などにも合格している人が多いので、このあたりで数校、さらに外部試験を利用できる方式も活用しながら日大レベルまで広げておけば安心です。

Part.3 上智大の配点と目標点数【理系】

上智大学で勝負できるレベルの人は明治大学、法政大学などにも合格している人が多いので、このあたりで数校、さらに外部試験を利用できる方式も活用しながら日大レベルまで広げておけば安心です。

>文系の配点と目標点数はこちら

配点・科目

        

理工学部はTEAP利用型が400点満点です。数学は100点満点、理科は各75点、英語はTEAPの点数(400点満点)が150点に換算されます。数学・理科共に90分の試験時間です。
理工学部の共通テスト併用型では、独自試験として90分ずつ数学と理科が課されます。数学は1A2B3から出題され、理科は物理・化学・生物から選択できます。

目標点数

合格最低ライン目安:理工学部
300点(TEAP利用型)
310点(共通テスト併用型)
理工学部(TEAP利用型)
外国語(英語) 80/100点
数学 110/150点
選択科目(物理/化学/生物) 110/150点
合計 300点
理工学部(共通テスト併用型)
英語(共通テスト) 70/80点
数学(共通テスト) 55/60点
理科(共通テスト) 55/60点
数学(独自試験) 65/100点
理科(独自試験) 65/100点
合計 300点

TEAP利用型は全学部統一のため、求められる点数は比較的高めになります。学部学科によっては8割近くになることも想定しておきましょう。400点中300点超えは必須で、合格には310点前後が必要になるでしょう。TEAP自体は何回も受けられるので、早くから受験して高スコアを目指しましょう。

共通テスト併用型は、得点全体の合格最低点は上昇すると思われます。最近は合格最低点が大きく上昇しているため、8割近くを目指しておきましょう。 共通テストは3科目トータルで90%近くを目指すくらいの学力でないと、独自試験にもTEAP利用にも太刀打ちできません。早めの基礎固めは必須です。

模試一覧
5月 東進第1回早慶上理・難関国公立大模試
7月 東進第2回早慶上理・難関国公立大模試
9月 河合全統マーク
東進第3回早慶上理・難関国公立大模試
10月 河合センタープレ
駿台センタープレ
11月 東進第4回早慶上理・難関国公立大模試
1月 東進第5回早慶上理・難関国公立大模試

上智大学に特化した模試は実施されていません。ただ、年5回開催される東進の「早慶上理・難関国公立大模試」は志望校と自分との絶対的な距離を測ることにができる模試なので、余裕があれば積極的に受験するようにしましょう。共通テストを併用することも視野に入れるとなると、マーク模試にも力を入れないといけません。本番1年前の「共通テスト同日受験」を受け、1年かけて得点率9割近くを目指して勉強していきましょう。

併願校・志望変更

国公立大併願
千葉大、横浜国立大
私立大併願
早稲田大、慶応大、立教大、青山学院大、明治大、日大など

上智大学を受験する人は早稲田大や慶応大と併願する人が多いです。さらに、MARCHレベルの大学でも比較的負担なく受けられるので、併願の幅は比較的広くなるでしょう。MARCHの中でもおすすめは、英語がTEAPや英検の点数で置き換え可能な立教大学です。上智合格レベルのTEAPの点数や英検準1級が取れていれば、十分なアドバンテージを英語で確保できます。
青山学院大学も共通テストを利用して受験することができるため、併願はしやすい印象です。

上智大学で勝負できるレベルの人は明治大学、法政大学などにも合格している人が多いので、このあたりで数校、さらに外部試験を利用できる方式も活用しながら日大レベルまで広げておけば安心です。 。

Part.4 科目別の勉強法と攻略法

共通テスト併用型では特殊な個別試験が課されるので、ここではTEAP利用型の各科目について勉強法を見ていきます。TEAP利用型では各学部学科ごとに科目が異なりますが、科目ごと問題は学部に関わらず同一です。

TEAP利用型で受験する際は、なるべく早く英語を固めきることが最重要です。高2のうちにはTEAPを1回程度受けられる状態にして、高3の6月辺りには準1級レベルで問題演習を進めるべきです。そうすることで、高3の夏以降に余裕をもって他教科の演習が可能になります。 ただ、理系や経済学部で数学受験をする場合は、英語だけでなく数学も早くに始めに対策することが必要になります。

英語

TEAP対策のつもりで最優先で進めます。TEAPは4技能すべて求められるので、高1~2で単語文法からスタートし、リーディングを固めてから、他の3技能に移りましょう。高2でTEAPにチャレンジできるくらいレベルに、高3の春で準1級レベルに英語力を高めましょう。高3の10月頃からは「上智大の英語」などの過去問集で、全学部形式の長文演習をしておくのがベターです。

国語

TEAP利用の国語は現代文・古文・漢文すべて必要になります。全て選択問題で、難易度が高いわけではありませんが、点数を安定させられるように過去問や問題集を繰り返し解きましょう。TEAP利用の場合の国語は優先順位は高くないので、高3の夏以降に取り掛かっても問題ないでしょう。
ただし共通テストの国語や共通テスト併用型の個別試験で出題される問題は模試の点数が低い場合には夏前から対策をしておきましょう。

数学

ほとんどがマーク式問題で、一部理系で記述式問題が出題されます。丁寧に解いていけば解ける問題が多いですが、得点できそうな問題と時間がかかる問題の見極めが大切です。 理系の場合は高2のうちには1A2Bを固め、高3の夏前には数3を完璧にして、高3の夏以降に演習ができるようにしましょう。

世界史・日本史

「高3の夏前には全範囲を履修する」ことを目標に、一問一答から学習を進めましょう。国公立大と同じくらいガッツリ論述が課されるため、9月ごろからは「段階式論述のトレーニング」などで字数の多い論述訓練が必要になります。教科書や資料集もその都度活用し、使える表現を覚えていきましょう。

理科

理科は記述式の問題が多いので、しっかり演習を積む必要があります。夏前には全範囲の予習を済ませないと十分な演習ができなくなってしまいます。夏から基本の確認とともに共通テストレベル〜入試レベルの問題に取り組めるよう、早めの対策を心がけましょう。