上智大学


上智大学 物理の対策

国際色豊かな上智大学の物理は、各分野の幅広い知識を応用~発展レベルの問題に的確かつ正確に活かせる実力があるかを試される試験。そんな上智物理での得点力を上げるためには、きちんと傾向をつかんで必要な対策に絞っていくことが重要です。

この記事では、上智大学物理の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

上智大学の物理出題傾向

試験形態を問わず、力学分野及び電磁気分野からは大問1題ずつ毎年出題されています。力学分野からは力のつり合いや単振動、物体の衝突などの範囲から満遍なく出題されており、電磁気分野からは交流回路やコンデンサーに関する出題が特に多くなっています。一般入試では、熱力学に関する出題も例年なされており、圧力平衡からの出題が特に多くなっています。また、頻度は多くないですが、振動数の性質などを問う波動に関する問題が出題された年度もあります。原子分野からは直近10年出題はされていません。

上智大学物理の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 力学に関するマーク形式の設問
  • 第2問 電磁気学に関するマーク形式の設問
  • 第3問 力学及び電磁気学以外の範囲に関するマーク形式の設問

一般入試の大問構成を示しました。力学及び電磁気学からは毎年大問1題ずつ出題されており、第3問は熱力学からの出題となることがほとんどです。また、波動に関する出題が加わり、大問4問が出題された年度もありました。そして、TEAP利用型の問題では、力学と電磁気学から記述式の大問が1題ずつ毎年出題されています。

上智大学物理の時間配分の例

上智の物理は一般入試では90分、TEAP利用型では化学または生物と併せて、90分の試験時間となっています。そして、一般入試で出題されるマーク形式の大問1題につき25~30分、TEAP利用型で出題される記述式の大問1題につき25分弱の解答時間を要するとみておくと良いでしょう。熱力学や波動に関する大問に比べ、力学や電磁気学に関する問題の難度は少し上がり、計算量も多くなるため、完答するには若干多くの時間を要すると見積もっておくべきでしょう。また、TEAP利用型で出題される記述式の設問では、導いた式を記入するものやグラフ作成問題などが見受けられます。

解答し始める順番としては、熱力学または波動が出題範囲の大問は手早く得点しやすいので、優先的に着手することをおススメします。続いて、力学と電磁気学の内、得意分野があるなら、その分野の大問の解答へと移りましょう。苦手分野にあたり、解くのに時間がかかりそうと感じた大問に関しては解答するのを最後にして、確実に得点できそうな小問を中心に時間を割くようにすると良いでしょう。

時間配分の例

00:00 解答しやすい問題の予測をつける(2)
00:02 計算量や小問数が少なく、素早く得点できそうな大問(25)
00:27 自分の得意分野で、確実に得点できそうな大問(25)
00:52 苦手分野で、解くのに時間がかかりそうな大問(33)
01:25 解答できた問題の見直し(5)

一般入試の時間配分について示しました。マーク形式で出題され、かつ計算量が多いものも見受けられるため、ケアレスミスや計算ミスによる大量失点もあり得ます。そのため、確実に得点できる設問に落ち着いて取り組み、解答できた問題を見直す時間も確保できると良いでしょう。

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上智物理で必要な学力レベル

上智大学の物理を解くにあたっては、共通テストレベルの問題を完璧に正答できる実力が備わっていることが前提となってきます。加えて、力学と電磁気学に関しては、旧帝大レベルの問題にも対応する力が求められます。ですので、幅広いタイプの問題演習を普段より積み重ね、思考力や読解力、計算力を要する設問にも答えられる実力を養っておきましょう。

受験年度にもよりますが、一般入試及びTEAP利用型に関わらず、物理で6割5分以上の正答率だと、全教科での合格水準にも達しやすくなります。また、どんなに物理が苦手だとしても、6割程度の正答率は目指したいところです。そして、情報理工学科を受験する場合は、他学科より合格最低点が若干高くなる傾向があるので、7割以上安定して正答できるようになっておくとより安心でしょう。

上智大学物理が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、上智大学の物理で合格点を取るための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人は初めから進めてください。基礎に自信があって、これから上智大学に特化していきたい!という人は途中からでもOKです。

物理の基本、教科書レベルがきちんと身についているかのチェック

物理の勉強は学校の授業と並行して行うことが基本的にはおススメです。しかし、多くの学校では進度が遅く、高3の冬入試直前まで全範囲の学習が終わらないということもあります。高3の1学期中に全範囲を網羅できれば、問題演習の時間を十分確保できます。

これまで習った範囲の復習も含め、以下の参考書で全範囲の知識の網羅と定着を並行して行います。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、教科書レベルの基本知識を盤石にしていきます。いきなり問題を解くことはできないため、まずは映像授業の視聴と付属の問題を解くことで身につけていきましょう。

「リードα」「セミナー」などは適宜学校で配布されたもので似たようなものを使っても構いません。学校で配布されない場合、中古のものの購入や市販の「エクセル物理」などを活用しましょう。問題数が多くレベルも幅広いため、知識の定着にも入試レベルへの飛躍にも最適です。

次に進むポイント

  • 物理の苦手意識が少し薄れてきた
  • 物理でどういう範囲があって、どんな問題が出るのか把握している
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた
  • 参考書の章末問題が9割以上正解できる

共通テストやそれを上回る上智入試レベルの問題を解けるようになるには、教科書で理解したことを問題で活用する実力があることが前提となります。ここからは頻出の解法を固めていくことで、入試問題を解くための「武器」を身につけていきます。

これらの問題演習を夏休み中には完了させることで、より難度の高い問題や過去問を用いた演習の土台を固められると良いです。

次に進むポイント

  • 「良問の風」で8割~9割は解ける
  • センター試験・共通テストの過去問で80点以上は取れる

上智大入試レベルまで引き上げる!入試形式の問題で演習

定石問題の解法が身についたら、上智大入試を見据えたスキルアップを図りましょう。入試問題は定石問題の組み合わせで出題されますから、実際の入試で出題された問題をどんどん演習していきます。

基本的な参考書をやり終えて、幅広いタイプの問題を解く感覚がつかめたら、上智の過去問や上智形式に似た問題で仕上げていきます。多くの過去問を解くことで、実際の入試で出題されやすい問題の解くコツを体得し、さらなる得点力アップを図りましょう。

  • 過去問赤本(5〜10年分)

直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測って取り組みましょう。実際にどの順番で解くのかというのを意識できるので、10月から11月にかけてある全統模試や早慶レベル模試等と併せて、秋以降の仕上げに使えると良いでしょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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