上智大学


上智大学 国語の対策

難関私立・上智大学の国語は、読解力と知識力が問われる試験です。特に長文の内容を正しく把握できているかどうかを問うてくる問題が多く、合格のためには読解力を高め、様々な知識を付けていく必要があります。さらに、上智大学の受験傾向を掴み、合格のために必要な対策を講じていくことも重要です。
本記事では、上智大学の国語の攻略に必要なすべての情報をお伝えしていきます。現段階の学習レベルに合わせた勉強法もお伝えしますので、上智大を目指すどんな受験生にも有用な記事になっています。ぜひ最後までお付き合いください。

上智大学の国語出題傾向

まずは、上智大学の国語の出題傾向について説明します。
今回はTEAP利用型入試について見ていくことにします。第1問が現代文、第2問が古文、第3問が漢文で、10年以上この形式は変わっていません。
問題形式については、すべて選択式となっています。現代文・古文・漢文すべての範囲を満遍なく勉強する必要がありますが、記述問題がない分、難易度は国公立やトップ私立に比べるとやや低いと考えてよいでしょう。
学部によっては小論文形式や国語がそもそも実施されない・共通テストのみ見られるということもありますから、必ず自分で調べるようにしましょう。

上智大学 国語の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 現代文
  • 第2問 古文
  • 第3問 漢文

第1問 現代文

第1問は現代文の総合問題です。5000~6000字程度の文章を読み、小問10~12個に答えます。
漢字や文学史の問題は出題されません。すべて「傍線部の説明として最も適切なものを選べ」や「傍線部の理由として適切でないものを選べ」のように、本文の内容をどれだけ読解できているかを問うてくる問題になっています。
第1問の最後は毎年「筆者の主張に合致するものはどれか」という難易度の高い問題が出題されます。高度な読解力がないと、合格点を取るのは難しい試験となっています。

第2問 古文

第2問は古文です。1000~2000字程度の文章を読み、小問8~10個に答えます。文学史の問題が2題と、「次の歌の作者は誰か」や「この和歌の枕詞はどれか」のような、古典の知識をダイレクトに問うてくる問題が2題出題されます。残りはすべて、文章中の傍線箇所に対し「どのようなことか、正しい内容のものを選べ」という問題や、「正しい現代語訳を選べ」という問題になっています。
古文の読解力もさることながら、全体的な古典の知識がないと太刀打ちできない問題が多いです。読解力・古典の知識の両者をバランスよく鍛える必要があります。

第3問 漢文

第3問は漢文です。200~300字程度の文章を読み、小問5~7個に答えます。正しい書き下し文を選ばせる問題や、単語の意味を問うてくる問題の他、現代語訳や本文全体を理解できているかを問うてくる問題もあります。文法知識・単語の知識に加え、読解力も必要であり、「総合力が問われる」試験になっています。

上智大学国語の時間配分の例

上智大学の国語の試験時間は60分です。まずは比較的容易な第2問から手を付け、第3問、第1問という順番で解くのがおススメです。
上智大の古文と漢文は、基礎的な知識があれば高得点を狙えます。確かに読解力も必要ですが、確固たる知識があれば6割以上の得点は堅いです。
第1問の現代文は、文章が長いため読解する時間がかかります。まずは古漢を短時間で終わらせ、点数を稼ぎましょう。

時間配分の例

00:00 第2問 古文(17)
00:20 第3問 漢文(18)
00:40 第1問 現代文(25)

現代文・古文・漢文共に、「全体の内容を踏まえて説明せよ」という難易度の高い問題が出題されます。こちらは高配点が予想されるため、絶対に正解できるようにしましょう。
短時間で文章を読解できるかどうかがカギになってきます。ぜひ、「読解のスピード」を向上させるようにしましょう。

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上智大学の国語で必要な学力レベル

上智大学の国語では、現代文・古文・漢文から満遍なく出題される上に、幅広い知識と読解力が問われます。多くの正確な知識を要するため、私立の中では難易度は高いと言えます。

現代文

現代文はレベル4です。論説文をしっかりと理解する読解力が求められます。
暗記系の問題は受験の直前でも間に合います。とにかく読解力を高めるために、早い段階からトレーニングしておくことが重要です。

古文単語

古文単語はレベル5です。
細かい問題も問われ、難解な単語が点数に直結するケースもあります。マドンナ古文単語や学校配布の300語程度の単語帳を1冊頭に入れ、別の単語帳で引き出しを増やすことも必要です。

古文文法

古文文法はレベル4です。
助動詞や助詞の意味がわかっていないと解けない問題が複数あります。確実な知識が必要です。
助動詞に限らず、古文文法は漏れなく頭に入れておきましょう。曖昧な知識では正確な選択肢を選ぶことができず、合格点を狙うのが難しくなります。

古文読解

古文読解はレベル4です。現代語訳や「傍線部はどういうことか。合致するものを選べ」という問題だけでなく、「本文全体の論旨と合致するものを選べ」という、レベルの高い問題も出題されます。総合的な古文の知識に加え、文章読解力も必要です。

漢文句法

漢文句法はレベル4です。
書き下し文を選ばせる問題が出るため、「なんとなく文章の意味は分かるし、読むことができる」という状態では不十分です。正しい書き下し文を選べるよう、句形を覚える必要があります。
また、単語の意味をダイレクトに問うてくる問題も出題されます。単語の暗記もしっかりと進めていきましょう。

漢文読解

漢文読解はレベル4です。
現代語訳のみならず、本文全体を理解していないと解けない問題も出題されます。漢文を全体的に読解する力を身に付けておきましょう。

上智大学国語が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、上智大学の国語で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人は初めから読み進めることをおススメします。
「ある程度基礎はできている!これから上智大学に特化していきたい!」という人は途中から読み進めてもOKです。

基礎固めが最重要!古文・漢文の単語と文法で地盤を築こう!

上智大学の国語の難易度が高いからと言って、いきなり難しい問題を解くのはお勧めしません。合格点を取れず、心理的なハードルを無駄に高めてしまうと、勉強に悪影響が出てしまうからです。
合格を確実にするためには、基礎の基礎から着実に固めていくことが重要です。まずは古文と漢文の「単語」「文法」から始めましょう。

「マドンナ古文」は1冊完全にマスターしましょう。「単語がどのように生まれたか」というところから説明されており、非常に記憶しやすい構成になっています。
「漢文ヤマのヤマ」も、じっくりと着実に進めましょう。基本的な句形はすべてマスターできます。
単語については3周やりきって7割以上覚えられている状態を、文法についてはスタサプと「漢文ヤマのヤマ」を1周して、問題集で8〜9割取れる状態を目指しましょう。クリアできたら次のステップに進むようにするのがおススメです。

「現代文が苦手で高校入試レベルも読めない」という人は、文章に慣れるために早めから読み方の基本を身に付けましょう。現代文が苦手な人は、読み方のルールを知らない人が多いです。早めにルールを自分の身体に染み込ませましょう。

  • 現代文高校現代文をひとつひとつわかりやすく。

まずはこちらを2周しましょう。確実に読解力が向上します。
高校3年になるまでにこれらの基本を固め、一通りやり終えたら次の参考書に進みましょう!

次に進むポイント

  • 助動詞の表に載っている「接続」「意味」「活用」をすべて覚えた
  • 動詞の活用をすべて覚えた
  • 古文単語帳の意味の8割は答えられる
  • 漢文の句法の8割は答えられる

入試に必要な力をつけていく「古文読解」の練習

古文は単語・文法を覚えるだけでは読むことはできないのを知っていましたか?単語の暗記だけに特化する受験生が多いのが現状ですが、文法知識も絶対的に必要です。文章中の助動詞の意味や品詞分解を行うことができて初めて、スムーズに古文を読めるようになれるのです。
下記の参考書を進めることで、品詞分解や助動詞の識別ができるようになります。いわば、古文読解のための「下地」が出来上がるというイメージです。

現代文・漢文についても、「読み方」のインストールは非常に重要です。下記参考書で「読み方」をマスターしましょう。

次に進むポイント

  • 敬語の表を覚え、品詞分解がスムーズにできるようになった。
  • 助詞・助動詞の識別について、完璧に識別の仕方が言える
  • 古文読解のコツが掴めた

まずは共通テストレベルの問題に太刀打ちできる各入試演習を実践

古文の読解の方法を身につけたら、現代文・漢文も含めてどんどん問題演習を進めていきましょう。
共通テストレベルの問題は良問が多く、演習教材として非常に使いやすいです。入試で実際に使わない場合でも積極的に活用することをお勧めします。

共通テストの問題は少ないため、センター試験の過去問も早い段階から積極的に活用しましょう。
受験日から数えると、前年の8月〜10月には取り組み始めるのが理想です。

  • 古文読解センター試験過去問
  • 漢文読解センター試験過去問
  • 現代文センター試験過去問

次に進むポイント

  • センターや共通テストの問題は8割以上正解できる

上智大入試レベルまで引き上げる!難易度の高い古文・現代文を演習

これまでの学習により、入試に対応する基礎的な学力は出来上がっているはずです。あとは上智大合格に向けた対策をしていくだけ。特殊な傾向の問題に対応できるよう練習を重ね、得点アップを狙いましょう。

直前でも間に合う暗記類は、勉強の優先度を下げても問題ありません。特に漢字は直前でも十分対応できます。
夏明けにはしっかり取り組めるように参考書を準備しておきましょう。
ただし、漢字は絶対に落としてはいけない分野です。必ず全問正解できるくらいのレベルまで引き上げましょう。
古文単語・文学史も同様です。「勉強しておけば必ず得点できる分野」は、確実に満点を獲れるよう準備しておきましょう。

直近10年ほどの過去問は赤本で時間を計って取り組みましょう。
大問を解く順番を肌感覚で理解・意識できるので、秋以降の仕上げに使っていきましょう。

  • 過去問赤本(5〜10年分)

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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