上智大学


上智大学 生物の対策

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

  • 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、各大学の入試配点や出題範囲の変更が予定されています。順次更新していますが、一部古い情報が含まれている可能性もあるので、記事の更新日を必ずご確認ください。

難関私立大学MARCHの一つである上智大学の生物は、全体の約半数を占める正誤問題が特徴的で、細かくて正確な知識とスピーディーさが求められる試験。そんな上智大学生物だからこそ、きちんと傾向をつかんで必要な対策に絞っていくことが重要です。

この記事では、上智大学生物の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

上智大学の生物出題傾向

例年、遺伝子や動植物の反応、体内環境の分野が頻出です。また、全体の約半数が「該当するものをすべて選ぶ」タイプの正誤問題であり、知識が曖昧な状態では正解できません。問題数も多いため、スピーディーにアウトプットできるよう、知識を定着させておかなければなりません。実験考察問題や計算問題も出題されますが、レベルとしては基礎レベルのため、教科書などを使って幅広く抜けがないように対策しましょう。
なお、TEAP利用型試験については、ほとんどが記述式の問題になります。論述や計算問題、図や塩基配列を書く問題など、幅広いタイプの問題の対策が必要です。

上智大学・生物の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

・理工学部

  • 第1問 マーク式設問
  • 第2問 マーク式設問
  • 第3問 マーク式設問
  • 第4問 マーク式設問
  • 第5問 マーク式設問
  • 第6問 マーク式設問

・総合人間科学部看護学科

  • 第1問 マーク式設問
  • 第2問 マーク式設問
  • 第3問 マーク式設問
  • 第4問 マーク式設問
  • 第5問 マーク式設問

・TEAP利用型

  • 第1問 記述式設問
  • 第2問 記述式設問
  • 第3問 マーク・記述式設問

「該当するものをすべて選ぶ」タイプの正誤問題が多く出題されるため、用語に関する正確な理解が求められます。解答形式は、学科別試験はマーク式、TEAP利用型試験はほとんどが記述式となります。実験考察問題や計算問題も出題されますが、全体として教科書レベルの基本的知識が主になります。知識の抜けや漏れがないよう、教科書をすみずみまで対策しておきましょう。

上智大学生物の時間配分の例

・理工学部 90分・大問6つ
・総合人間科学部看護学科 75分・大問5つ
・TEAP利用型 45分(化学or物理と合わせて90分)・大問3つ

制限時間に対して問題数が多いため、スピーディーに解答していく必要があります。知識問題は知らなければ解けないため、わからないと思ったら迷わず飛ばして次の問題に移りましょう。

時間配分の例

・理工学部

00:00 第1問 マーク式設問(12)
00:12 第2問 マーク式設問(12)
00:24 第3問 マーク式設問(12)
00:36 第4問 マーク式設問(12)
00:48 第5問 マーク式設問(12)
01:00 第6問 マーク式設問(12)
01:12 見直し(18)

・総合人間科学部看護学科

00:00 第1問 マーク式設問(12)
00:12 第2問 マーク式設問(12)
00:24 第3問 マーク式設問(12)
00:36 第4問 マーク式設問(12)
00:48 第5問 マーク式設問(12)
01:00 見直し(15)

・TEAP利用型

00:00 第1問 記述式設問(12)
00:12 第2問 記述式設問(12)
00:24 第3問 マーク・記述式設問(12)
00:36 見直し(9)

TEAP利用型の記述式も含め、正確に理解した知識を的確にアウトプットできれば時間をかけずに解答できるものも多くあります。いかに正確な知識を定着させておくかがカギになります。

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上智大生物で必要な学力レベル

上智大学の生物では、教科書レベルの標準知識を中心に、考察力も問われる実験考察問題や計算問題も出題されます。「該当するものをすべて選ぶ」タイプの正誤問題が多く出題され、1つでも誤ると正解につなげられないため、教科書レベルの知識であっても抜けや漏れのないよう対策しておくことが必要です。頻出分野は特に、過去問なども使ってしっかり対策しておきましょう。

レーダーチャート

ここでは、学習塾STRUXが使用しているレーダーチャート分析をもとに、上智大の生物に必要な参考書・レベルをチェックしていきます。

上智大学のレーダーチャートはこのようになります。

上智大学生物が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、上智大学の生物で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから上智大学に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

生物の基礎、教科書レベルが定着しているかのチェック

生物の勉強は学校の授業と並行して行うことでスムーズにすすめることが出来ますが、多くの学校では進度が遅く、高3の冬入試ギリギリまで終わらないということもしばしば。高3の夏前には終わらせておかないと、上智大に特化した対策に手が回りません。

これまで習った範囲の復習も含め、以下の参考書で全範囲の知識の網羅と定着を並行して行います。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、教科書レベルの基本知識を確実にしていきます。いきなり問題を解くことはできないため、まずは映像授業の視聴と付属の問題を解くことで身につけていきましょう。

「リードα」「セミナー」などは適宜学校で配布されたもので似たようなものを使っても構いません。学校で配布されない場合、中古のものの購入や市販の「エクセル生物」などを活用しましょう。問題数が多くレベルも幅広いため、知識の定着にも入試レベルへの飛躍にも最適です。

次に進むポイント

  • 生物の苦手意識が少し薄れてきた
  • 生物でどういう範囲があって、どんな問題が出るのか把握している
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた

上智大入試を解くための「定石」を把握する問題演習

上智大入試や共通テストレベルの問題を解けるようになるには、理解だけでなく理解したことを問題を解く際に実践できることが大前提です。ここからは頻出の解法を固めていくことで、まずは入試問題を解くための「武器」を身につけていきます。

次に進むポイント

  • 「基礎問題精講」で8割くらいは解ける
  • センター試験の過去問で80点くらいは取れる

上智大入試レベルまで引き上げる!入試形式の問題で演習

定石問題は身についたので、あとは上智大入試に向けて絞り込んでいくだけ。入試問題は定石問題の組み合わせで出題されますから、実際の入試問題をどんどん演習していきます。上智大学の生物で出題される実験考察問題や計算問題は定石問題が多いため、参考書でしっかり対策しておくことが必要です。細かい知識が問われることも多いため、過去問を使ってどのような知識が問われるのか確認しておきましょう。

基本的な参考書をやり終えたら、上智大の過去問や上智大形式に似た問題で仕上げていきます。特に特徴的な問題は過去問を解いてみないと解くコツが掴めないので、意識していきましょう。

  • 過去問赤本(5〜10年分)

直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測って取り組みましょう。上智大の生物はスピーディーに解答することが求められるため、時間配分や問題を解く順番などを意識して対策しておきましょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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