センター英語をこれから初めて解いてみる!という人!センター試験で「何が出題されるのか?」「どういう問題構成になっているのか?」知らずに解き始めようとしていませんか?実は、センター試験英語を解く鍵になるのは「配点」「問題構成」を知っているかどうか。模試を解くときも、過去問を見てみるときも、「配点」「問題構成」を知っているかでその後に大きく差がつきます。この記事ではそんな「配点」「問題構成」について詳しくお伝えしていきます。
- この記事は「センター試験対策用記事」です。共通テスト英語の設問構成を含めて効果的に対策するための勉強法はこちらの記事をチェック!
センター英語の大問構成と配点を知る!
センター英語の配点と問題構成は以下のようになっています。
それぞれについてみていくことにしましょう。
第1問:発音・アクセント……14点
出題されるのは、おもにこういった問題。
発音とアクセントが合わせて7問出題されるのが慣例です。
とはいえ、満点を狙う人たちや1点1点が大事な場面では、案外足を取られてしまうことも……。あなどってはいけません。
発音・アクセント問題については、こちらも参考にしてください。
第2問:文法問題……44点
文法問題では、以下のような穴埋め問題や、
このような並び替え問題、
そしてこうした文完成問題が出題されます。
この配点は、44点前後。全体が200点なので、その1/4から1/5と考えておけばいいでしょう。
各問題の構成や解き方はこちらの記事でも詳しく触れています。
第3問:空所補充・不要文削除など……41点
こう言った問題が出題されます。
問われていることは「短めの段落・文章単位での読解力」。ていねいに、かつスピーディに読めるか、さらに正確に理解できるか、というところが重視されます。
この設問の問題数はおよそ6〜9問程度。配点は40点前後です。
第4問:読解問題・文書の読み取り……35点
第4問では、図表や掲示物が示され、それを読み取るような問題が出題されます。ここで聞かれているものも本質的には読解力なので、早く・正確に読めることが必要です。
第5問:物語文の読解……30点
こちらも基本的には読解問題。内容が物語文のため、登場人物の心情や人物間の関係についても注意して読み解く必要があります。
第6問:論説文の読解……36点
こちらはより難しい文章や説明文の読み取り。7段落程度の文章が出題され、それを読み取る問題が出題されます。
詳しくはこちらも参考にしてください。
より詳しい各問題の構成や、勉強法についてはこちらの記事が参考になります!!
センター英語の配点を知ると、どんないいことがあるの?
センター英語の配点や問題構成を知っていると、どれだけいいことがあるのでしょうか。以下にその一例をあげてみます。
- 解くときの戦略が立てやすくなる
- 何を勉強すればいいのかがわかる
- 解いたり普段勉強したりするときの優先順位がわかる
解くときの戦略が立てやすくなる
「戦略」とはいわば、「どういう順番で解くか」「時間がなくなったら何を優先して解くか」などを考えることです。この戦略があるかどうかで、取れる点数が大きく異なってきます。
たとえば、発音・アクセント問題が苦手!という場合。無理に発音・アクセント問題の勉強をするよりも、他の勉強に時間を割いた方が全体の点数は良くなります。
また、模試などではあえて配点の高い長文から先に解く、ということもできます。これも問題構成を知っていないとできないテクニックですよね。
このように、配点や問題構成を知っているだけでどの問題からとけば点数がとりやすくなるかやどの問題に時間をかけて取り組むかがわかり、得点UPにつながります。
何を勉強すればいいのかがわかる
また、配点や問題構成を知っていると、「何を」「どこまで」勉強すればいいのかがわかり、普段の勉強の指針になります。
解いたり普段勉強したりするときの優先順位がわかる
こちらは、他の科目との兼ね合いも含めて考えることができます。
発音・アクセント問題や文法問題の細かい部分をやりすぎるより、長文問題で少しでも点数を取れるように普段から勉強した方が、点数が取れる!ということですね。本番に解くときも、文法問題に時間をかけすぎるのではなく、長文問題までしっかり解き切るという優先順位をつけることができます。
センター英語必勝!配点を踏まえて解き方を決めよう
センター英語解き方のコツ①文法:読解は3:7!読解に注力せよ!
文法:長文の点数配分はおよそ3:7になっています。さらに長文問題は1問あたりの点数が非常に大きいので、取りこぼしは許されないということになります。
もちろん、長文から先に解くということもOK。しっかり長文に時間をかけることで高得点を狙うことができます。しかし、途中から解いているとうっかりマークミスしてしまったり、今自分がどこにいるかわからなくなってしまったりすることも。
こういったことに気をつけられる人であれば長文から解くのがいいでしょう。しかし「自分はマークミスしてしまいそう……」というのであれば、「文法問題は1問30秒で解く」のように制限をつけ、わからない問題を考えすぎないことで長文にかける時間を確保できます。
センター英語解き方のコツ②文法問題は「30秒」で切り捨てる!
上記の理由から、文法問題に時間をかけすぎると肝心の長文問題に時間かけられない……ということになりがちです。
そして、わからないと感じた問題もこの「30秒」以内に解き切ることがポイントです。
センター英語解き方のコツ③発音アクセントは直前まで対策しない!
発音・アクセント問題も、本番では配点が少ない分野。どれだけ勉強しても、14点しか取れません。
そのため、直前期にまとめて対策をするのがおすすめです。
発音・アクセント問題で出題されるものは、頻出単語が非常に多いです。そのため、直前1週間の対策でもじゅうぶん高得点を狙うことができます。
発音・アクセント問題については、こちらも参考にしてください。
まとめ
センター英語の配点や問題構成、その重要性についてわかったでしょうか?