英語勉強法


【共通テスト英語】これさえ確認すれば安心!設問・レベルと解くコツ&勉強法を紹介!

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

国公立受験者だけでなく、私立大希望者の多くが解くであろう共通テスト。

受験学年である3年生は、共通テスト本番に向けて過去問などを活用して勉強していることでしょう。

今回は、共通テスト英語の具体的な試験内容や対策方法を解説していきます。

ちなみに、共通テストの英語は「筆記(リーディング)100点+リスニング100点=200点満点」で構成されていますが、この記事では「リーディング」に絞って解説をしていきます。

英語全体の勉強法については、以下の動画でも解説しています!

リスニングについては、こちらの記事で取り扱っていますので、合わせて確認しましょう。

共通テスト英語の設問構成

共通テスト英語の「リーディング」は大問6つ構成であり、全てが「図の読み取り」または「長文読解」です。

長文の分量はだいたい150語〜550語程度ですが、2022年の試験では若干の増加が見られました。

共通テスト英語の出題範囲

共通テストの出題範囲は従来のセンター試験とほとんど変わりませんが、これまで出題されていた「発音・アクセント」「文法」の問題が削除され、 すべて「読解問題」になっています。

そのため、発音・アクセントや文法問題については細かい演習が不要です。

ただし、文章の難易度はほとんど変わらないため、読解に必要な「高校レベルの文法・単語」は従来通り押さえておきましょう。

共通テスト英語の大問構成と点数配分

共通テストの大問構成はこのようになっています。

なお、2022年の内容を参考にしています。

大問 構成(配点)
第1問 書籍情報・Webサイトの読解(10)
第2問 施設案内文・記事の読解(20)
第3問 ブログ・雑誌の読解(15)
第4問 複数のブログ記事の読解(16)
第5問 伝記文の読解(15)
第6問 論理的な文章の読解(24)

文章量が非常に多いため、1つの長文に時間を割くことができません。

1問あたりの配点はそこまで高くないので、以下が重要になります。

  • 解ける問題とそうでない問題をすぐに判断する
  • 長文を読むスピード・根拠を拾うスピードを上げる

共通テスト英語の時間配分

共通テスト英語は100点満点で解答時間は80分です。

オススメの時間配分は以下の通りです。

基本的には大問が進むほど文章量は増えていくので、時間配分は大きくなります。

ただし、第4問は長文の数が1つだけなので、かけられる時間は第2問より短いです。

文法問題がないため「どこかの大問で時間短縮する」ということができません。

全体的に読む速度を上げていかないと時間切れになる確率が高いため、この時間配分を意識しながら模試等に取り組んでください。

共通テスト英語の配点と時間配分を詳しく知りたい人はこちら(執筆中)

共通テスト英語とセンター英語の違い

英語は2020年度まで実施されていた「センター試験」と大きく異なっています。簡単に違いも見ておきましょう。

共通テスト英語とセンター英語の違い1:リスニングとリーディングの配点

共通テストとセンター試験では配点と設問構成がこのように違います。そもそも共通テストではリーディング100点・リスニング100点ですが、これまでのセンター試験ではリーディング200点・リスニング50点で合計得点に0.8をかけたものを200点満点の得点として使っていました。

共通テスト英語とセンター英語の違い2:リーディング(筆記)の出題内容と設問構成

共通テストとセンター試験では設問の構成・出題内容も大きく異なります。従来のセンター試験では文法問題やアクセント問題がありましたが、共通テストでは英語の長文読解のみが問われます。そのため、文法よりも長文に比重を置いた勉強をしていかなければいけないことになります。

大問 センター(配点) 共通(配点)
第1問 発音アクセント(14) 掲示・Webサイトの読解(10)
第2問 文法(47) レシピ・記事の読解(20)
第3問 文削除、会話文など(33) ブログ・雑誌の読解(10)
第4問 図表読解など(40) 記事(図表つき)読解(16)
第5問 小説・エッセイ読解(30) 雑誌読解・ポスター作成(20)
第6問 評論読解(36) 記事読解(24)

※平成30年度試行調査より

共通テスト英語とセンター英語の違いをもっと知りたい人はこちら

共通テスト英語を解くコツ

共通テスト英語を解くコツは大きく分けて2つあります。

  • 前半部分を早めに解いて、点数を落とさないようにする
  • 後半部分で得点を稼ぐ

前半部分を早めに解いて、点数を落とさないようにする

前半の大問(第1問〜第3問)の難易度はそこまで高くないため、なるべく時間をかけないようにしましょう。

ある程度の英語力がある人なら落ち着けば解ける問題ですが、表の細かいところなどに根拠が書かれていたりして読み飛ばしたりすることもあります。

焦らず問題を解いてほしいのですが、早く正確に設問に答えましょう。

後半部分で得点を稼ぐ

後半の大問(第4問〜第6問)の方が1問あたりの点数が高いため、正解を重ねれば高得点が期待できます。

後半部分で得点を重ねるためには、実は前半部分が大切です。

前半部分で時間を使いすぎると、後半部分を解く時間が不足するため点数は向上しません。

そのため、前半部分を正確かつ丁寧に解き、なるべく後半の大問を解く時間に余裕を持たせましょう。

共通テスト英語を解くコツを詳しく知りたい人はこちら!

共通テスト英語の対策

共通テスト英語に限らず、英語のポイントは「まずは基礎を固めること」です。

基礎を固めてから共通テスト英語のレベルにまで学力を向上させて、直前期に追い込みをかけるのが対策の流れになります。

基礎レベルを身につける

「すべて長文で出題される」からといって、いきなり長文を読む練習から始めても解けるようにはなりません。

英語を解く最低限の基礎となる「英単語」「英文法」を身に付けておきましょう。

英単語

英単語は基礎を固めるうえで最も大切な分野です。単語を疎かにすると成績はなかなか向上しません。

「ターゲット1900」などのレベルまでの単語は身につけておきたいところです。

英単語の勉強は「1日100語を3周する」と言うことが大切です。

このペースで単語帳を進めていけば「ターゲット1900」が2ヶ月で終わります。

英単語勉強法はこちら

英単語の勉強はこちらの動画も参考にしてください!

英文法

共通テスト英語に文法問題がありませんが、文法の勉強自体は必須です。

長文を読むときに、文法を理解していないと正しく意味を読み取れません。

英文の意味を正しく読み取るためにも、「スタディサプリ」などで体系立てて文法をインプットし、「Vintage」などで頻出の文法や語法・イディオムを覚えていきましょう!

英文法勉強法はこちら

英文解釈

英単語と英文法の勉強が進んだら、次は英文解釈の勉強をしましょう。

英文解釈は和訳問題で一番問われる能力ですが、長文読解でも必要です。

英文解釈の勉強では、難しい言葉が出てきて混乱することも多いですが、乗り越えることで英文の意味を正確に読み取ることができます。

まずは、「入門英文解釈の技術70」で構文とは何なのか確認してみましょう。

英文解釈勉強法はこちら

英語長文

英単語・英文法・英文解釈の基本がある程度固まったら、長文の練習も早いうちからしておきましょう。

はじめは「やっておきたい英語長文300」などの短い文章・簡単な文章からでいいので、「問題の解き方」「長文の読み方」に慣れていきます。

英語長文勉強法はこちら

共通テストレベルまで引き上げる

共通テストの長文を「早く」「正確に」読めるレベルまで引き上げるには、漠然と長文の問題集を解くだけでは足りません。

以下の2つのことに取り組んで、共通テストのレベルに底上げをしていく必要があります。

  • 早く読むために音読をする
  • 共通テスト形式の過去問に取り組んでスピードに慣れる

早く読むために音読をする

長文を「早く」「正確に」読めるためには、音読をするのが必要不可欠です。

音読をするメリットは、前から読んで意味を理解できるようになることです。

音読は前から音声が流れてくるので、必然的に前から意味を取らなければいけません。

文章の意味を前から取れるようになることで、長文読解をするときに「文を後戻りして意味を読み取る」ということを阻止できるのです。

正しい音読勉強法はこちら!

共通テスト形式の過去問に取り組んでスピードに慣れる

すでに実施された共通テスト試験の過去問を解いて、実際の問題形式に慣れましょう。

過去問を解くことで、実際の形式に慣れて本番の雰囲気を掴まめるため、目標得点まで成績を上げられる確率が高まります。

直前期の対策

共通テストの過去問に取り組みましょう。

2022年時点で2回しか開催されていないため、センター試験の過去問に取り組むのも有効的です。その場合は「第4問」に取り組んでください。「第4問」が一番共通テストに近い出題方法です。

また、図の読み取り問題を解きたい場合は英検2級の問題を解いてみるのもオススメです。

先述した目標点を達成するための対策は、以下の記事を参考にしてみてください!

まとめ

今回は共通テスト英語について紹介していきました。共通テスト英語は従来のセンター試験から変更が大幅にあった分野であるため、共通テスト英語の対策を再度行って本番でベストを尽くせるようにしましょう!

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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