慶應義塾大学法学部


慶應義塾大学法学部 日本史の対策

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  • 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、各大学の入試配点や出題範囲の変更が予定されています。順次更新していますが、一部古い情報が含まれている可能性もあるので、記事の更新日を必ずご確認ください。

私大の最難関の1つである慶應義塾大学法学部の日本史は幅広い知識が問われる試験で、テーマ史の出題が多くなっています。また、多くの受験生が苦手とする資料問題の出題もあります。そんな慶應大法学部の日本史だからこそ、きちんと傾向をつかんで必要な対策に絞っていくことが重要です。

この記事では、慶應義塾大学法学部の日本史の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

慶應義塾大学法学部・日本史の出題傾向

例年、慶應大法学部の日本史は全問マーク式での出題になっています。文化史や政治史といったテーマ史の形で出題されることが多いため、全体の歴史だけでなく分野別の歴史についても勉強しておくしておく必要があります。標準レベルの問題がほとんどですが、年代整序や正誤判定のように正確に理解していないと問題が多いので一筋縄ではいきません。近現代からの出題がやや増加傾向にあります。

慶應大学法学部日本史の各問題の特徴

  • 第1問 マーク式問題
  • 第2問 マーク式問題
  • 第3問 マーク式問題
  • 第4問 マーク式問題

慶應法学部の試験では、空欄補充、年代整序、正誤判定問題が出題されます。空欄補充は大問ごとにまとめられた語群の中から適切な語を選ぶ形式になっています。選択肢が多く、消去法は使えないため、正確な知識が必要です。年代整序は7つか8つの出来事を順番に並べるという形式になっており、通史理解が重要となります。正誤判定ではやや細かい内容が問われる場合もあるので、選択肢をしっかり読んで消去法で解いていきましょう。

史料の空欄補充やグラフ・表の読み取りは頻出です。教科書だけでなく資料集にも目を通しておきましょう。

内容面としては、以前は各大問ごとの出題内容に特徴がありましたが、最近では年によって各大問の出題内容が変化しています。大問4については近現代史が出題されることが多いものの、テーマ史という形で古代から現代にわたって出題される場合もあります。

慶應大学法学部日本史の時間配分の例

法学部の入試は、試験時間は60分で大問が4問あるので、大問1つあたり15分のペースで解いていくことになります。小問数は50問程度なので1問あたりにかけられる時間は1分強です。年代整序や正誤判定は時間がかかるので、空欄補充をなるべくスピーディーに解いていくようにしましょう。
マーク式問題は1問マークがズレるだけでその後の問題のマークもズレてしまい大きく失点してしまうことがあるので、マークする時間も余裕を持っておき、ミスがないように注意しましょう。

時間配分の例

00:00 第1問 マーク式問題(15)
00:15 第2問 マーク式問題(15)
00:30 第3問 マーク式問題(15)
00:45 第4問 マーク式問題(15)

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慶應大法学部日本史で必要な学力レベル

レーダーチャート

ここでは、学習塾STRUXが使用しているレーダーチャート分析をもとに、慶應大法学部の日本史に必要な参考書・レベルをチェックしていきます。

法学部のレーダーチャートはこのようになります。

慶應大学法学部の日本史のレーダーチャートはこのようになりました。通史理解と単語暗記において高い完成度が求められています。

出題される問題のほとんどが標準的なレベルなので、教科書レベルの知識を確実に固めておくことが大切です。

通史理解

通史理解はレベル5。時代整序では短い期間で起きた複数の出来事の前後関係が問われることもあります。おおまかな歴史の流れだけでなく、細かい内容についてもしっかり確認しておきましょう。

年表で確認しながら教科書を読むようにすると歴史の流れが頭に入りやすくなります。

単語暗記

単語暗記はレベル5。語句そのものを書きとらせるような問題はありませんが、単語暗記は空欄補充で重要になります。選択肢の中にはよく似た語句が入っていることもあるため、単語は正確に覚えるようにしましょう。

単語暗記には一問一答が役立ちます。

慶應大学法学部日本史が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、慶應大法学部の日本史で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから慶應に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

日本史の基本、歴史の流れ=通史をなるべく早く身につけるカリキュラム

日本史に苦手意識がある人は、まず日本史全体の流れを確認していきましょう。最初は細かい知識にこだわるよりも通史を理解することが大切です。以下のチェックリストに当てはまる場合は、まず一番基本的な問題集から取り組むようにしましょう。

  • 教科書に載っている内容や学校の授業を正直ほとんど理解できていない
  • 日本史がそもそも苦手
  • 学校の授業を全然聞いていなくて、テストでも赤点ギリギリ

これらに一つでも当てはまる場合は、以下の参考書からスタートしましょう。

この参考書は、中学高校で学ぶ日本史のおおまかな内容を一気に復習できるものです。簡潔にまとめられているため、短い時間で読み切ることができます。本格的な勉強は高校2年生の後半からのスタートでいいですが、それまでにスキマ時間などで読んで日本史に親しんでおきたいです。

先程のチェックリストに当てはまらない場合は次のレベル、映像授業などを通した教科書レベルの内容理解と復習に進みましょう。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、まずは歴史の流れを頭に入れていきます。この段階で、教科書で太字になっている語句を一通り確認しておきます。講義の動画を聞いた後には確認問題を解いて理解度を確かめるようにしましょう。
また、始めから一問一答で演習すると単語の丸暗記になってしまいます。歴史の流れの復習も兼ねて単語を覚えるには穴埋め形式の問題集がおすすめです。

次に進むポイント

  • 日本史の苦手意識が少し薄れてきた
  • 細かい単語は覚えていなくても、日本史の歴史の流れ全体や出来事はすべて把握できた
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた

問題演習で力をつけよう

慶應大入試や共通テストレベルの問題を解けるようになるには、教科書の内容を理解しているだけでは不十分です。ここからは頻出の解法を固めていくことで、まずは入試問題を解くための「武器」を身につけていきます。
この段階で特に苦手な分野や理解が不十分な分野がある場合は一度前のステップに戻っても大丈夫です。

センター試験の過去問もマーク式の問題に慣れる上で役立ちます。

  • 単語暗記センター試験過去問

次に進むポイント

  • 教科書の内容をしっかり理解できている
  • 共通テストレベルの問題を解くことができる

慶應大法学部入試で合格点を取るための日本史の総仕上げ

定石問題は身についたので、あとは慶應大入試に向けて絞り込んでいくだけ。過去問演習を通じて実際の入試問題のレベル感を肌で感じ、時間配分などの感覚を身につけていきましょう。

基本的な参考書をやり終えたら、慶應大の過去問や慶應大形式に似た問題で仕上げていきます。過去問を解くことで選択肢が多い空欄補充などの独特な問題に慣れておきましょう。

直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測って取り組みましょう。小問数が多い法学部の入試では時間配分が鍵となります。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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