慶應義塾大学法学部


慶應義塾大学法学部 英語の対策

慶應義塾大学法学部では英語が配点の半分を占めており、英語の出来が合否を左右すると言っていいでしょう。試験時間のわりに英文の量がかなり多く難易度も高いため、十分に対策しておく必要があります。
この記事を読めば、慶應義塾大学法学部英語の傾向からレベル別の勉強内容まで、合格に必要な情報がすべてわかります。

慶應義塾大学法学部の英語出題傾向

慶應義塾大学法学部の英語はリーディングのみのマーク形式。リスニングや英作文の対策は不要です。リーディングのみとはいえ、語彙や発音アクセント・長文読解など、幅広い問題が出題されます。

慶應義塾大学法学部英語の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。
※大問構成は年度・学部により変更となることがあります。ここに挙げたものは一例です。

  • 第1問 語彙・発音
  • 第2問 語彙選択
  • 第3問 文法
  • 第4問 会話文
  • 第5問 読解

第1問 語彙・発音問題

2020年に登場した新形式。2つの単語の綴り・意味・発音の違いについて、適切な説明文を選ぶという問題です。判断に迷う問題がいくつか含まれるものの難易度は標準的なので、ここで時間を使わずすばやく解答したいところ。

第2問 語彙選択問題

小説や論説文といった長文を読み、下線を引いてある単語の意味の説明として適切な選択肢を選ぶ問題です。下線を引いてあるのは、受験生でもほぼ見ることのない難解な単語です。つまり単語を知っているかどうかではなく、問題文の内容から意味を類推する力が問われます。
前後の文脈や言い換え表現に注意しながら解きましょう。問題と選択肢の数が同じなので、解き進めるほど選択肢も絞りやすくなります。

第3問 文法問題

文法問題は毎年決まった形式ではありません。5つの短い文章のうち文法的に正しくないものを選ぶといった文法単体の問題のほか、長文内の文の誤りを訂正する問題も出題される可能性があります。長文内の文訂正問題の場合、文法事項だけでなく長文の内容についても正しく理解する必要があります。

第4問 会話文問題

慶應義塾大学法学部英語に頻出の形式。会話文中の空所に入る適切な文章を選ぶ問題です。会話の流れや登場人物の立場・状況などをしっかり把握しながら解いていきましょう。会話文特有の表現やイディオムも多く含まれます。

第5問 読解問題

長文の内容に関する設問に答える、オーソドックスな形式の長文読解問題が出題されます。語数は700語程度。最難関私大らしく、内容・語彙ともにハイレベルです。社会問題・芸術・科学と、幅広いテーマが出題されます。英文解釈など基本的な英語力はもちろんのこと、難解なテーマを理解する読解力や、専門用語を含む豊富な単語力が合否を左右するでしょう。
また年によってはインタビュー問題が出題されることもあります(長文問題とは別の大問で出題されます)。インタビュアーの質問に対する、受け手の適切な応答を選ぶ問題です。近年ではあまり出題されていませんが、2020年に再登場しています。かなり特殊な問題なので、過去問を中心に対策しておいた方がよいでしょう。

慶應義塾大学法学部英語の時間配分の例

慶應法学部の英語は、試験時間80分のマーク形式。時間内に全問を解き切るのは容易ではありません。
大問構成が毎年一定ではないので、事前に時間配分を決めておきづらいのも特徴です。つまり本番で大問構成をざっと確認し、その場で解く順番や時間配分を決める必要があります。語彙や文法などの知識問題をなるべく速く解き、会話文や長文読解に少しでも多くの時間を充てることが基本方針になるでしょう。

時間配分の例

00:00 第1問 語彙・発音(8)
00:08 第2問 語彙選択(15)
00:23 第3問 文法(10)
00:33 第4問 会話文(18)
00:51 第5問 長文読解(25)

これでもかなり厳しい時間配分です。さらに文法問題が長文中の文の誤りを訂正する形式の場合、10分では足りないでしょう。
大問構成・内容が年によって異なるため、時間配分を現場で判断し、場合によっては文法問題や長文読解などで一部の難問を捨て、解ける問題を確実に解いていく必要があります。

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慶應義塾大学法学部英語で必要な学力レベル

慶應義塾大学法学部の英語は時間との戦いになるため、速読力が必須です。さらに会話文やインタビュー問題・語彙の選択問題など、特殊な形式も出題されるため、どんな問題が出ても対処できるオールラウンドな英語力が要求されます。

レーダーチャート

ここでは学習塾STRUXが使用しているレーダーチャート分析をもとに、慶應義塾大学法学部の英語に必要な参考書・レベルをチェックしていきます。

慶應義塾大学法学部のレーダーチャートはこのようになります。

最難関私立にふさわしく、英文法・英文読解で高い能力が必要となります。

英単語

英単語はレベル4。長文問題で難解な単語が含まれる上、語彙問題が出題されることもあり、高いレベルの単語力が求められます。通常の単語帳はもちろん完璧にしつつ、専門用語などを「リンガメタリカ」などで補えるとなお良いでしょう。

英文法

英文法はレベル5。文法問題単体でも出題されますし、語の定義・下線部の同義語など語彙やイディオムなどの問題でも高い能力が要求されます。
問題の量も多いため、レベルの高い空所補充問題まできちんと確認していく必要があるでしょう。

英文解釈

英文解釈はレベル3。長文を読むだけの英文解釈力が付けば問題ないのですが、その長文の難易度が高いため、早めに身につけておきたいところです。

長文読解

長文読解はレベル4。長さは700語近くとあまり長くなく、かつ段落ごとに設問がついているものもあり、そこまで解きづらいわけではありません。しかし設問はすべて英語で、かつ文法問題などと組み合わせて出題されるなど全体としての文章量は多いため、早く正確に読む力を身につけておく必要があります。

慶應義塾大学法学部英語が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、慶應義塾大学法学部の英語で合格点をとれるようになるための勉強内容について解説します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできているので、これから慶應法学部に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

まずは基礎となる英単語・英文法を押さえよう

どの大学を目指すにしろ、まずは基本となる英単語・英文法をしっかり身につけておく必要があります。それは私大最難関の慶應法学部でも例外ではありません。
まずは基本を固め、今後の勉強に向けた土台を作っていきましょう。

慶應法学部では単語力が合否を左右します。ターゲットの8割以上は覚えましょう。日本語訳だけでなく、発音・アクセントも出題されることがあるので、確実に押さえておきましょう。
文法は「高校英文法をひとつひとつわかりやすく」と「スタディサプリ」の内容をざっと理解したら、問題集に取り組み、8割以上正解できるようにしておきましょう。

読解の基礎となる英文解釈についても、早めに触れておけるといいですね。

こちらは2周ほど読みましょう。1周ざっと読んでみて、2周目はわかりにくいところだけ再確認するくらいでOKです。

ここまでを高2の夏頃までに終わらせられるといいペースです。

次に進むポイント

  • 「ターゲット」の単語を8割以上覚えている
  • 文法事項を一通り理解している
  • 「英文読解入門 基本はここだ!」の内容を一通り理解している

実践的な「英文解釈」と「長文読解」

基本は大事ですが、基本だけでは当然入試問題は解けません。共通テストや各大学の入試問題に頻出の「長文問題」を解く力が必要になります。とはいえ、いきなり入試レベルの長文を闇雲に読んだところで実力はつきません。まずは英文の構造を理解するために「英文解釈」の技術を身につけましょう。

まずは「入門英文解釈の技術70」で英語の構文を取れるようになってから、長文問題に取り組んでみましょう。
この段階ではスピードよりも構文理解や内容把握を重視してください。「なんとなく」で読み進めても力がつきませんので、丁寧に読み込みましょう。

もう1段階レベルを上げます。「Vintage」で、入試標準レベルの英文法・イディオムを一気に網羅しましょう。英文解釈・長文問題も次のステップへ進み、入試に対応できるレベルまで実力を引き上げます。
ここまでやり切れば、共通テストで7~8割は解ける力が身についているはず。もしまだ解けないようであれば、新しい参考書には手を出さず、これまでの参考書・問題集をしっかり復習し、完成度を高めてください。

このレベルまでを高2冬〜高3の春くらいまでに仕上げられると、順調です。

次に進むポイント

  • 「基礎英文解釈の技術100」が難なく読める
  • 「Vintage」の内容を一通り理解している
  • 「イチから鍛える英語長文」を8割以上正解できる
  • センター過去問で7割以上とれる

「長文読解」を入試レベルまで引き上げる

ここまででやりきれば、基礎固めはしっかりできています。ここからは点数に直結する「読解力」を中心に、実力を入試レベルまで引き上げます。

慶應義塾大学法学部では文法単体の大問が出題されることがあります。
「全解説頻出英文法・語法問題1000」で、入試に必須の文法事項をしっかり押さえておきましょう。
並行して、長文読解の対策を進めていきます。入試本番でどんなテーマが出題されても焦らないよう、幅広い長文問題に触れておきましょう。さらに長文内に知らない単語が出てきたら専門用語を含め積極的に覚えていけば、単語力もアップして一石二鳥ですね。
慶應義塾大学法学部の英語は時間との戦いになるため、ここからは正確性に加えスピードも意識して演習に取り組んでください。
ここまでを、高3の夏のうちに仕上げておきましょう。

次に進むポイント

  • センター・共通テスト過去問の長文問題と文法問題はほぼ間違えない
  • 700語程度の長文問題をほぼ制限時間内に解ける
  • 長文問題の正答率が8割以上

慶應法学部入試に向けた総仕上げ

ここからは、慶應法学部入試に絞って対策をしていきます。

慶應法学部の英語では、難易度の高い文法問題が出題されます。「ファイナル英文法」で最後の仕上げを行いましょう。
長文読解は超難問というわけではないので、ポラリス2までを完璧にしておけば十分です。慶應法学部の英語はすべてマーク形式ですが、記述問題も避けずに取り組みましょう。マークとはいえ、表面的な内容理解で解けるほど甘くはありません。

上記2冊は高3の秋のうちに終わらせておきましょう。

  • 過去問慶應の英語
  • 過去問赤本(5〜10年分)

ここまでやれば英語力は十分。あとは時間を計って過去問演習に取り組み、慶應義塾大学法学部の出題形式と時間配分に慣れましょう。
特に慶應義塾大学法学部にはインタビュー問題・語彙選択問題など特殊な問題が多く、出題内容も毎年一定ではないため、時間配分を事前に決めておくことも困難です。本番で落ち着いて対処できるよう、高3の秋から冬にかけて過去問をしっかりやり込んでおきましょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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