京都大学


京都大学 生物の対策

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

  • 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、各大学の入試配点や出題範囲の変更が予定されています。順次更新していますが、一部古い情報が含まれている可能性もあるので、記事の更新日を必ずご確認ください。

最難関大学の一つ、京都大学の生物はその名にふさわしく、知識だけでなく論述力や計算力といった総合力が問われる試験です。そんな京大生物だからこそ、きちんと傾向をつかんで必要な対策に絞っていくことが重要です。

この記事では、京都大学生物の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

京都大学の生物出題傾向

例年、京都大学の生物では、「遺伝情報の発現」や「生態と環境」が頻出分野になります。特に遺伝子・タンパク質に関する問題は毎年出題される傾向にあるので、重点的に押さえておくとよいでしょう。基本的に教科書に載っていない初見の問題が出題されるので、基本的な知識を習得しておくとともに、見慣れない問題で焦ることのないように過去問も積極的に使って演習して初見の問題に慣れておきましょう。

京都大学・生物の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 記述式設問
  • 第2問 記述式設問
  • 第3問 記述式設問
  • 第4問 記述式設問

近年は知識問題と実験考察問題がよく出題される傾向にあります。論述問題は字数制限がなく分量も多いため、問われていることに正確に答える記述力も必要となります。

京都大学生物の時間配分の例

京大の理科は1科目90分です。大問は全部で4つあるため、1問あたり約22分で解く必要があります。教科書レベルの知識で解答できる解きやすい問題からかなりの考察力や論述力を要する問題まで、様々な難易度の問題が出題されるため、解ける設問を見極める必要があります。
大問中の後半の小問で問われるような難易度の高い考察問題は、思いつかなければひとまず先に進み、解けそうな問題に多くの時間を割くようにすると良いでしょう。

時間配分の例

00:00 第1問 記述式設問(20)
00:20 第2問 記述式設問(20)
00:40 第3問 記述式設問(20)
01:00 第4問 記述式設問(20)
1:20 設問見直し(10)

時間は目安です。まずは大問4つ全てに目を通し、解けそうな問題から取り組むようにしましょう。難易度の高い小問にはあまり時間をかけすぎず、基本的な知識問題で着実に点を取るようにすると良いです。

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京都大学生物で必要な学力レベル

京大生物の難易度は高く、単なる知識が問われるのではなく論述力や思考力が試されます。そのため、共通テストレベルよりもさらに踏み込んだ生物の知識を身に着ける必要があります。

京大レベルの問題を解けるようになるためには、教科書や図説に太字で載っているような用語については単に暗記するだけではなく、自分の言葉で説明できるまで理解しておくと良いでしょう。また、初見の題材の出題が多いため、見慣れない実験方法やデータを読み解けるよう演習問題を重ねておきましょう。

京都大学生物が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、京都大学の生物で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから京都大学に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

生物の基本、教科書レベルがきちんと身についているかのチェック

生物の勉強は学校の授業と並行して行うことでスムーズにすすめることが出来ますが、多くの学校では進度が遅く、高3の冬入試ギリギリまで終わらないということもあります。早めから演習問題に取り組むためには、予習して高3の夏前には範囲を一通り終わらせておいたほうが良いでしょう。

これまで習った範囲の復習も含め、以下の参考書で全範囲の知識の網羅と定着を並行して行います。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、教科書レベルの基本知識を盤石にしていきます。いきなり問題を解くことは難しいため、まずは映像授業の視聴と付属の問題を解くことで知識を身につけていきましょう。

「リードα」「セミナー」などは学校で配布された別の基礎固め用の参考書があればそれを使っても構いません。学校で配布されない場合、中古の購入や市販の「エクセル生物」などを活用しましょう。問題数が多くレベルも幅広いため、知識の定着にも入試レベルへの飛躍にも最適です。

次に進むポイント

  • 教科書の太字の用語は説明可能
  • 生物でどういう範囲があって、どんな問題が出るのか把握している
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた

入試問題の「定石」を把握するための問題演習

京大入試や共通テストレベルの問題を解けるようになるには、理解だけでなく理解したことを問題を解く際に実践できることが大前提です。ここからは頻出の解法を固めていくことで、まずは入試問題を解くための「武器」を身につけていきます。

高3の夏休みくらいには上記の参考書で知識を固められると良いでしょう。

次に進むポイント

  • 「基礎問題精講」で実践基礎問題は解ける
  • 共通テスト試験の過去問で80点くらいは取れる

京大入試レベルまで引き上げる!入試形式の問題で演習

定石問題は身についたので、あとは京大入試に向けて絞り込んでいくだけ。入試問題は定石問題の組み合わせで出題されますから、実際の入試問題をどんどん演習していきます。

基本的な参考書をやり終えたら、京大の過去問や京大形式に似た問題で仕上げていきます。特に特徴的な問題は過去問を解いてみないと解くコツが掴めないので、意識していきましょう。

  • 過去問実戦模試演習 京都大学への理科
  • 過去問赤本(5〜10年分)

京大生物は化学のように「25カ年シリーズ」はありません。そのため、直近10年ほどの過去問は中古やウェブサイトで入手して赤本で取り組みましょう。また京大模試の問題をまとめた問題集を利用するのもおすすめです。過去問では本番を想定して時間配分にも注意して取り組むと良いでしょう。過去問のうち数年分は11月にある京大模試以降、仕上げとして使っていきましょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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