古文の参考書使い方


『マドンナ入試解法』は古文読解の基礎を固めるのにオススメ!正しい使い方や注意点なども解説

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

『マドンナ入試解法』は、共通テストレベルの古文を身につけたい人にオススメの参考書です。文章の中でどうやって文法を使えばいいのか、どうやって問題を解けばいいのかが分かるため、古文をこれから勉強する人も使えます。

『マドンナ入試解法』を1冊やり切れば、共通テストレベルの問題はほぼ読めるようになるでしょう。

今回の記事では『マドンナ入試解法』の具体的な使い方やオススメな人、使う際の注意点などについて解説します!

『マドンナ入試解法』はどんな参考書?

それではまず『マドンナ入試解法』がどんな参考書なのかを簡単に確認しましょう。

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  • 料金
  • ¥1,320
  • ページ数
  • 272ページ
  • 習得にかかる時間
  • 50時間
  • レベル
  • 共通テスト

『マドンナ入試解法』は、古文の読解学習の一歩目にふさわしい1冊です。読解が初めての人でも理解しやすいように詳しい解説が掲載されており、問題を解きながら重要文法・単語・常識の確認もできます。

「古文が苦手」「単語は覚えたがいまいち読解は苦手」という人は『マドンナ入試解法』を使いましょう。

『マドンナ入試解法』のメリット・デメリット

メリット

  • 読解が初めての人でも理解しやすい詳しい解説が掲載されている
  • 入試で頻出の定番問題ばかりを取り扱っている
  • 全訳ではなく、実戦で使える解法を解説している
  • 問題を解きながら重要文法、単語、常識の確認もできる

デメリット

  • 解説が一般的な参考書よりも長い
  • 演習問題の数が少ない
  • よく出る文法などの解説がほとんどなので網羅的ではない

『マドンナ入試解法』は、どうやって古文の読解問題を解けばいいかをゼロから理解できるため、初心者でも使いやすいです。文章の中でどうやって文法を使えばいいのかが記載されているため、実戦的な勉強ができます。

共通テストレベルの古文読解はできるようになるため、古文読解の入門書としてオススメです。

解説も詳しく掲載されています。掲載されている知識も、初心者の人が早く成長できるよう重要な部分をピックアップして解説しているため、理解しやすいでしょう。

マドンナ入試解法がオススメな人

『マドンナ入試解法』は以下のような人にオススメです。

  • 単語、文法は覚えたが、どうやって読解したらいいのかわからない人
  • 共通テスト古典が30点以下の人
  • これから読解の勉強を始めようと思っている人
  • 共通テストレベルの古典の文章が読めるようになりたい人
  • 文章の中でどうやって文法を使えばいいのか?を理解したい人

『マドンナ入試解法』は、基礎から古文読解をしっかり勉強したい人にオススメの参考書です。まだ受験勉強が始まっていない1,2年生が古文を勉強する足掛かりとしても使えます。

ただし、そもそも単語力が身についているか不安に感じる人は、先に『マドンナ古文単語230』を使いましょう。また、文法事項の抜け漏れがあるという人は『古文上達基礎編』から取り組むことがオススメです。文法事項の演習をしたい人は、『マドンナ古文』から始めてみましょう。

『マドンナ古文単語230』『古文上達』『マドンナ古文』については、それぞれ以下の記事でも解説しています!

『マドンナ入試解法』の使い方

ここからは具体的な『マドンナ入試解法』の使い方をチェックしていきましょう!どんなに良い参考書でも正しい手順で使えなければ、効率的に勉強できません。

『マドンナ入試解法』は基本的に以下のステップで活用しましょう。

Step1.
実際に文章を読み、問題を解く(時間に余裕があれば現代語訳をする)
Step2.
答えを読み、解説を確認する
Step3.
現代語訳を見て自分の訳と照らし合わせる
Step4.
最後に音読する

Step1.実際に文章を読み、問題を解く(時間に余裕があれば現代語訳をする)

問題を解く際は、必ず問題をコピーしておきましょう。

問題をコピーしておくことで、復習(読み直しや音読など)の時に「書き込みがあるもの」「書き込みがないもの」の2つを用意できます。問題を解く際は、コピーしたものに答えや過程などを書き込みましょう。

受験まで時間に余裕がある場合は、現代語訳をノートやルーズリーフに書き起こしておくのも有効的です。このようにすることで、頭の中だけで処理するよりも自分の間違えた箇所をハッキリ理解できます。

Step2. 答えを読み、解説を確認する

解き終わったら、答えを確認して解説を丁寧に読んでいきましょう。

解説を確認する際は、問題を解けなかった理由を考え、設問に関係する文法事項や単語も復習しておくことが重要です。「単純に文法や単語がわからないから解けなかった」あるいは「全体の流れがわからなかった」など、原因を考えながら復習しましょう。

解説については、出典なども飛ばさずチェックすることがオススメです。毎回出典に関する情報を少しずつインプットしておくことで、あとからまとめて文学史単体を勉強する手間を省けます。

また、問題には記述問題も含まれていることがあります。しかし、この時点では「長文を読むことに慣れる」のが目的なので、誰かに添削してもらう必要はありません。単語や助動詞の意味を間違えずに書けていれば、多少文章がおかしくても〇にしてOKです。

もちろん、志望校の過去問は別です。学校の先生などに添削してもらってくださいね。

そして、単純に知識を覚えてなかったのなら復習して覚え直しましょう。疑問点がなくなるまでしっかり復習することが重要です。特に「助動詞・助詞・敬語」は重点的に振り返りましょう。

復習の仕方は、大きく下記2つに分けられます。

①単語を知らなかった場合

「単語の意味が思い浮かばなかった」「こんなの知らない!」と思った場合は、まず単語帳を見てみましょう。

その際「解いている時にわからなかった単語が載っていた」という場合、すかさずその単語にチェックを入れます。

チェックを入れることで、次にその単語を勉強した時に「この前間違えた単語だ!」と強く印象づけることができます。単語帳には受験で必要な単語が載っているので、完璧に覚えましょう。

一方で「解いている時にわからなかった単語が単語帳に載っていない」という場合は、「こんな単語があるんだ」程度に思っていれば大丈夫です。単語帳に載っていないということは、そこまで重要な単語ではありません。

単語帳に載っている単語を覚えれば入試で大差がつくことはないので、無理して覚えなくてOKです。

②文法を知らなかった場合

文法を知らなかった場合は、今まで勉強してきたテキストをもう一度見直しましょう。そして今までと同じように文法の勉強をして、もう一度覚えなおします。

詳しい文法の勉強方法が知りたい人は、以下の記事も参考にしてください。

『マドンナ入試解法』を使う際のペース配分

『マドンナ入試解法』に取り組むペース配分は、どんな状況で使うかによって異なります。自分に合うものを選んで適切なペースで暗記していきましょう。

高校1年生など、まだ受験まで時間がある場合は10回音読をしましょう。たくさん読み込んで知識を身につけることが大切です。

部活動で忙しく時間が取れない場合は、音読の回数を5回から3回にしてみましょう。問題を解くスパンも短くして「週に1〜2問」に切り替えてOKです。

古文読解の勉強法については下記の記事で詳しく解説しています。

『マドンナ入試解法』を使う際の注意点

『マドンナ入試解法』を使う際は以下の点に注意しましょう。

  • 多少わからなくてもどんどん進める
  • 必ず音読する
  • 復習を後回しにしない
  • 解かない日も、わかりにくかったページの文章は音読する
  • 毎回全力で問題を解いてから解説を読む入りましょう

マドンナ入試解法は読解演習の参考書なので、進めるのに時間がかかってしまうかもしれません。

だからといって復習を後回しにすると、自分が間違えた理由も忘れてしまいますし、そもそも復習しなくなってしまいます。これではいつまでたっても、古文を速く正確に読めるようにはなりません!

自分の分からなかった部分の単語、文法を確認するのはもちろん、全体を通して音読することも必ずその日中にやりましょう!

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まとめ

最後にもう一度『マドンナ入試解法』がオススメな人を確認しましょう。

  • 単語・文法は覚えたが、どうやって読解したらいいのかわからない人
  • 共通テスト古典30点以下の人
  • これから読解の勉強を始めようと思っている人
  • 共通テストレベルの古典の文章が読めるようになりたい人
  • 文章の中でどうやって文法を使えばいいのか?を理解したい人

古文読解に苦手意識がある人やこれから本格的に受験勉強を始めたい人などは、古文読解を身につける足掛かりとして使いましょう!

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橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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