英語勉強法

和文英訳勉強法|基礎から実践まで!和文英訳攻略の正しい手順

和文英訳基本の勉強法

「大学受験オンライン戦略会議」、略して「オン戦」では、学習塾STRUX塾長である綱島将人監修のもと、第1志望校合格のための勉強法や勉強に関するコラムを、"受験計画"を通してわかりやすくお伝えしています。高校生のマルオをはじめとするキャラクターたちと、合格への"最短距離"をすすんでいきましょう。

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多くの人が間違った勉強をしている 和文英訳の正しい勉強法を学び 圧倒的な差をつけよう

多くの大学・学部で出題され、配点も高いことが多い和文英訳。難しい問題では書き出しから詰まってしまい、何も書けない、なんてことも起こりがちです。ですが配点が高く、多くの人が苦手意識を持っている和文英訳を得意分野にできれば、他の受験生に大きな差をつけることができます。

多くの人が和文英訳に苦手意識を持っているのは勉強法が間違っているからです。この記事を読み正しい勉強法を学び、和文英訳で他の受験生に圧倒的な差をつけましょう。

  • 紙画像
  • 案件07
    読むだけでも難しいのに、英語を書く……?そんなのムリですよぉぉぉぉっっ!! 【二ノ巻】

ふう……。
どうした、マルオ。そんなつらそうにして。
和文英訳の問題解いてるんですけど……実力がついてる気がしなくて…
知ってるか、マルオ。和文英訳はやり方を間違って勉強すると、頑張って勉強しても全然実力がつかないんだ。これらが間違った勉強法の典型例だ。
  • まだ文法の学習を一周していないのに和文英訳の実践問題を繰り返している
  • 問題文中に分からない単語が出てきたら辞書で調べている
  • 昔出てきた単語を忘れてしまっている
えーーー! そんなあ……僕の勉強法は間違ってる……??
まあそう落ち込むな。逆に今から正しい勉強をすれば、間違った勉強をしているほかの受験生に大きく差をつけられるんだ。今回は和文英訳の正しい勉強法を教えるから、ここから他の人に大きく差をつけるんだ!

※和文英訳を含む英作文の勉強全般で気を付けたほうが良いことは、こちらのページにまとめてあります。

英作文勉強法
誰もが悩みをかかえる英作文。「日本人だから英語なんてかけるわけないよ!」そう思うのも当然ですよね。そもそもどう勉強すればいいかもわかんないし、何からやればいいのか誰も教えてくれませんよね。 ...... 続きを読む≫

ペン画像戦略01
和文英訳の勉強って何をすればいいの?

アルファベットビスケットの画像。

学校の定期テストや模試で見かける機会が多いのが、「次の日本語文を英語に直せ。」というような和文英訳。

和文英訳は他の設問に比べて配点が大きいケースも多いですが、その一方で「和文英訳が得意です!」と言える人は少ないのが実情です。なぜならば配点の大きさに反して、学校の授業で和文英訳を取り上げる時間が少ないことが多いからです。さらには多くの人が間違った勉強をしているのも、大きな要因です。

ですから、逆に和文英訳を得意にすることで、他の受験生に圧倒的な差をつけることが可能なのです。

英作文を得意にして、他の受験生に差をつけるんだ!

和文英訳で圧倒的実力をつけるために必要なトレーニングは以下の3つの要素に分解することができます。

step1.
文法・単語の知識をインプットする
step2.
文法・単語の知識をアウトプットする
step.3
実際の和文英訳の問題集で実践演習を積む

以下、「文法・単語の知識をインプットする」「文法・単語の知識をアウトプットする」「実際の和文英作文の問題集で実践演習を積む」のそれぞれについて

  •  1)具体的な勉強法
  •  2)時系列でみた、勉強法
  •  3)おすすめ参考書

を踏まえた説明をしていきたいと思います。

ペン画像戦略02
文法・単語の知識をインプットする

ノートとペンの画像

当たり前のことですが、和文英訳では文法・単語の知識が不可欠です。“I”が「私」という意味だと知らなければ和文英訳をすることはできませんよね。

ですから最初の勉強は「文法・単語の知識をインプットする」という作業になります。ただしことで一つ注意したいことがあります。それは
和文英訳で問われる文法・単語は、文法問題で問われる文法・長文読解で問われる単語よりはるかに簡単である
ということです。

簡単な単語が出てくるんだね!

ですから基本的には普段の文法問題集・単語帳をこなしていけば「インプットに関しては」十分なトレーニングを積むことができます(「アウトプットに関しては」違います)。

英文法・英単語の勉強法に関しては以下のリンクにまとめてありますので、そちらを参照してください。

下のページで必ずチェックだ!
英文法と言えば受験英語の基礎の部分。英文法ができないと、入試問題はほぼほぼ解くことができません。とはいえ、0から始めるとなると「何から始めればいいの?」と思う人も多いはず。 この記事ではそんな人たち ...... 続きを読む≫
最初にして最大の難関ともいえる「英単語」。大学受験のために、覚えるべき英単語の数はとてつもないです。膨大な単語を前にしてどうも暗記する気がおきない人、暗記していても「やばい、毎日見ているのに覚 ...... 続きを読む≫

ただし、ここで一つ気をつけたいことがあります。それは和文英訳で問われやすい単語が存在する、ということです。例えば“phenomenon”(現象)や“aging”(高齢化)などがその例です。これに関して、余力がある人・難関大を志望する皆さんは、和文英訳専用の単語勉強を行っておくとよいでしょう。以下はこの対策方法について「1)具体的な勉強法」「2)時系列でみた、勉強法」「3)おすすめ参考書」の順に述べていきます。

またこれに関しては、「自由英作文」についても同じことが言えますので、自由英作文が出てくる大学を志望する皆さんも確認しておきましょう。

和文英訳専用の単語の学習をするんだ!

 1)具体的な勉強法

基本的には普段行っている単語の勉強方法と大きく変わることがありませんので、これには関しては、単語の勉強法について記述したページを参照してください。

 2)時系列でみた、勉強法

ここではまるおが皆さんを代表して、英作文用の単語インプット勉強に割く時間の目安に関する質問をします。

お悩み相談①和文英訳用の英単語なんて、やる暇ないんですけど。

そもそもやる余裕がないかもしれないんですけど、そういった場合はどうすれば……?
それであればやる必要はないよ。その代わり英作文の問題集を解く過程で、よく出る単語にしるしをつけて、意味を調べるといったような努力をしよう。

お悩み相談②和文英訳用の単語、いつから始める?

和文英訳用の単語の勉強っていつ始めればいいんですか?
この勉強は一気にまとめてやるというよりは、コンスタントに勉強を続ける形をとったほうが良いんだ。だから高2の初めの時期から始められればベストだ。

お悩み相談③どのくらい時間をかければいいの?

一回につきどれくらいの時間をかけて勉強すればいいんですか?
それは学年や入試までの時間によるけど、基本的には【30分】をめどに学習すると良いよ。

この勉強法は上に書いたようにコンスタントに続けることが大切なので、「勉強時間をとる」といった学習のほかに、たまに気が向いたときに見るのもよいでしょう。具体的には、学校の授業中などの内職におすすめです(笑

学校の授業中なども視野に、勉強時間を確保するんだ!

お悩み相談④毎日やるべき?

毎日やったほうがいいんですか?
毎日やれればそれに越したことはないけど、時間をしっかりとってやるのは【1週間に1回】で十分だ。あとは授業中などのスキマ時間を活用しよう。
いつまで続ければいいんでしょう?
高3の夏の時期になってくると、問題演習形式での学習が増えてきてインプットをする余裕はなくなってくると思うから、【高3の6月】をめどにするといいね。
期間
高2の4月~高3の6月(15か月:約64週間)
1回の勉強時間
30分
ペース
1週間に1回

 3)おすすめ参考書

以上で、多くの皆さんが英作文特有の単語の勉強に関しては「なにをどうやって勉強するの?」という疑問を解決できたのではないでしょうか。以下、そんな皆さんにおすすめする参考書をレベル別に挙げておきます。

MARCH~東大レベル

・減点されない英作文 改訂版

減点されない英作文

難易度:★★★

こちらの勉強法は、余力がある・難関大を志望する皆さん向けの勉強法ですので、あえてこの難易度の高い一冊を紹介します。特に後半部には和文英訳で頻出の英単語がまとめられてとても役に立つわ。
へえぇぇぇ~。英作文に出てきやすい単語なんてあるのかああ… でも今の僕にそれを勉強する余裕はなさそうだ… まずは基本のインプットに集中しよう!
そうだな。自分の自分に見合った勉強法を選ぶことは大切だ。では「インプット」の説明は終えたので、次は「アウトプット」の勉強法について説明するとしよう。

頻出単語を覚えよう!

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文法・単語の知識をアウトプットする

考えている女性

「え、文法のアウトプットなんて文法問題の対策でやるから必要なくない?」「単語のアウトプットとは何ぞや」と思う方もいると思います。

ですが考えてみてください。「三単現の“s”」という言葉を知っているのに、英作文(和文英訳・自由英作文問わず)で“He live in Tokyo.”のように動詞に“s”をつけるのを忘れたことはありませんか?
さらに“receive”という単語が「受け取る」という意味であることは知っていても、いざ英作文で書こうとしたらスペルが“receive”なのか“recieve”なのか分からなくて書けないなんてことありませんか? 更には“receive”の後には前置詞が必要だったか、必要でないのかも怪しい…なんてことも。

あ……確かにいっつも、三単現のs付け忘れてる……。

こんな経験は誰しも経験したことがあると思います。つまり「文法・単語問題が解けるからと言って英作文が書けるわけではない」、ということです。ではこの問題を解決するために必要なことは何でしょう?ただひたすら文法問題をとき、単語帳の単語を覚えていけばよいのでしょうか? 

それは違います。なぜならば、上記のような問題が発生する理由が
「知っている」文法・単語と、「使える」文法・単語は違う
だからです。

「知っている」と「使える」は違うんだ!

ただひたすら文法問題集を解いて、単語帳の暗記に没頭していてもいつかは「使える」文法・単語は増えていくでしょう。ですがそれには時間がかかりすぎます。ですから「使える」文法・単語を増やすための勉強をする必要があるのです。

以下、「文法」・「単語」に分けて具体的な勉強法について説明してきます。

文法編

 1)具体的な勉強法

では具体的にはどのように英作文で「使える文法・単語」を増やしていけばよいのでしょう? その勉強のカギとなってくるのがアウトプットです。人は「思い出す」という作業を通すことで理解を深め、また記憶を定着させます。ですので「アウトプット」の作業がとても大事になってくるのです。

「思い出す」のがポイント!

具体的な勉強の大きな流れとしては以下の通りです。

文法問題集を解く→選択肢を選ぶ理由をメモ→答え合わせ、解説と見比べる

①文法問題集を解く

基本的には普段文法問題集を解いている時間の中で、英作文で「使える」文法力も養うこととなります。まずは問題集を解きましょう。

まずは普段通り文法問題を解けばいいんだね。
②その選択肢を選ぶ理由をメモしておく

ですがここで注意したいことが一点。みなさんは文法の問題集で、「この単元は不定詞だから、答えは多分“to 動詞の原型”のやつだな」みたいな解き方をしてしまうことはありませんか? このように文法の問題集は単元別に分かれているため、その内容の深い理解がなくても正解してしまうということが少なからずあります。
これこそが文法を「知っている」状態のままにしてしまい、和文英訳で「使える」文法が身につかない原因です。

まさに僕だ……。

和文英訳で「使える」状態にするためには、一つ一つの問題に対して、その答えになぜなるのかを自分で説明する習慣をつけましょう。

これは解説の文章を読む、ということではありません。解説を読んだだけではその場しのぎの理解で終わってしまいます。そうではなく解説と同等の説明を自分の言葉でで切るようになることが重要です。

答えを出すだけでなく、その答えになる理由も考えるのだ。

まずは問題を解いて答えを書くことに加え、そのわきにその答えを選んだ理由を書いておく、時間がない場合は頭の中で誰かに説明するようなイメージで理由を考える、という作業を行いましょう。この作業こそが「アウトプット」なのです。

③答え合わせ・解説との見比べ

ここでは、ただ答えがあっている・あっていないだけでなく、自分が考えた理由と問題集の解説が同じか違うかを考えましょう。この作業を繰り返すことで使える文法が増えていきます。

使える文法を増やしていこう!

 2)時系列でみた、勉強法

基本的にこの勉強は文法問題集を解く時間にこなせばいい勉強です。ですから以下のリンクを見ながら自分なりのペースを作ってください。

英文法と言えば受験英語の基礎の部分。英文法ができないと、入試問題はほぼほぼ解くことができません。とはいえ、0から始めるとなると「何から始めればいいの?」と思う人も多いはず。 この記事ではそんな人たち ...... 続きを読む≫

では、他に「使える文法」を身につけるに際して、皆さんが抱えがちな疑問について、マルオが代表して質問していきます。

全ての問題やっていたら、時間が無くなるんだけど……。 どうしたらいいですかね?
必ずしもすべて問題に関してメモを取る必要はないよ。ただし、自分の頭の中ではその選択肢を選んだ理由をしっかり確認してから次に進むようにしよう!
いつまでこの作業やるの?
基本的には、過去問演習が始まる前までずっとやってほしい。それだけ理由を考えることは大切なんだ。でも過去問演習が始まったらこの作業は必要ないぞ。文法問題もスピーディーに解くことが過去問演習では求められるからな。

 3)おすすめ参考書

以下レベル別で問題集を紹介しておきます。

初心者レベル

・大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】 (東進ブックス 名人の授業)

大岩のいちばんはじめの英文法

難易度★☆☆ カバー率★☆☆ 分量★☆☆

「文法が特に苦手!!」という皆さんにはこちらがおすすめです。説明が多くインプットの作業が多めになってくるので、ただ読み進めるのではなく、読んだ内容を頭の中で思い出す作業をしてみるといいわ。
MARCH・早慶レベル

・総合英語Forest 7th Edition

総合英語Forest

・総合英語Forest(7th Edition)解いてトレーニング

Forest解いてトレーニング

難易度★★☆ カバー率★★★ 分量★★★

文法の解説とその章立てに対応した形での問題集があるのが魅力的。ただし2冊合わせるとかなりの分量になるから、使用する際には「和文英訳のため」だけに使うのではなく、普段の文法勉強の時からこの参考書を使うことをおすすめするわ。
難関国公立(旧帝大クラス)レベル

・Next Stage英文法・語法問題―入試英語頻出ポイント218の征服

nextstage英文法

難易度★★★ カバー率★★☆ 分量★★☆

通称ネクステ、と呼ばれる参考書がこれ。難関国公立志望者の御用達の品よね。問題形式なのでアウトプット専用といえるわ。

難易度も高く、解説も読者がある程度の文法的知識を有している前提で書かれている。英作文で基礎の文法(例:make O Cの使役、if節における時制の一致など)が使えない人は、これより一ランク落とした問題集を使用したほうが良いでしょう。

・スクランブル英文法・語法 第3版 (大学受験スクランブル英文法・語法)

スクランブル英文法語法

難易度★★★ カバー率★★☆ 分量★★☆

ネクステほどの知名度はないけど内容が充実していて、進学校の中ではこの問題集を教科書に採用している学校もあるくらい。魅力は重要文法のまとめが充実しているところです。Amazonで本の中身が閲覧できるようになっているので、ぜひ一度見てみると良いわ。

和文英訳で「使える」文法の力をつけるには ・暗記した時に「思い出す」作業をする ・問題を解いたときは「理由」を考える

単語編

1)具体的な勉強法

具体的な勉強の大きな流れとしては以下の通りです。

単語帳で暗記→単語を使って例文づくり

①単語帳で暗記をする

ここで行う「暗記」は「戦略2、文法・単語の知識をインプットする」とは重点的に学習する分野が違います。
「戦略2、文法・単語の知識をインプットする」では主に単語の意味にスポットライトを当てる形での学習でした。しかし、それだけでは和文英訳で使える単語力がつきません。

えー! インプットだけじゃ足りないの!?

なぜならば単語の意味にスポットライトを当てた勉強をしていると、単語の意味を知っていてもスペルが分からなかったり、後ろにつける前置詞が分からなかったりすることが多々あるからです。ですから『使える』単語を増やすような形での暗記が必要になってくるのです。

「知っている」単語ではなく、「使える」単語を増やすんだ!

では具体的にはどのような点に注意して学習すればよいのでしょうか。以下、特に注意すべきポイントを3点あげます。

ⅰ)スペルを覚える

ⅱ)「日本語⇒英語」の変換を意識して覚える

ⅲ)語法を意識して覚える

ⅰ)スペルを覚える

繰り返し述べているように、英単語を知っていてもそのスペルが思い出せないことは多々あることです。和文英訳で使う単語についてはしっかりスペルをつづることができるようにしておきましょう。

スペルをつづれるようにするんだ!
ⅱ)「日本語⇒英語」の変換を意識して覚える

通常の単語の勉強は主に長文読解を意識した学習になることで「英語⇒日本語」の変換を意識した学習になりがちです。ですが和文英訳で必要とされているのは「日本語⇒英語」の変換です。
しっかり日本語の単語を見たときに、それに対応する英単語を思い出せるようにする、この作業を徹底しましょう。

「日本語⇒英語」の変換ができるようにするんだ!
ⅲ)語法を意識して覚える

これも先ほどから繰り返し述べているように、例え日本語に対応する英単語が分かっていてもその単語の語法を知らなければ、正しい英文を書くことはできません。

例えば「楽しむ」という日本語を英語に変換する場合を考えてみましょう。“enjoy”という動詞は楽しんでいる主体(「私」など)を主語に取ります。逆に“entertain”は楽しませている客体(「サッカー」「遊園地」など)を主語に取ります。
しっかり語法(特に前置詞の有無・主語の決定・文型)を意識した暗記を実行しましょう。

語法をしっかり暗記しよう!
②単語を使って簡単な英文を書く

さて、ここからが本格的なアウトプットの練習です。ここでやることはいたって簡単で、単語の暗記をした直後にその単語を使った英文を書いてみる、ということです。

覚えた単語を使った文章を書いてみるんだね!

当たり前ですが、単語の勉強をした直後にその単語を使った例文を書けないようでは、実際の問題を解くことはで決ません。しっかり自分が単語を「使える」単語として学習できたかを判断できる良い材料にもなるはずです。

具体的なやり方の例を、先ほどの“enjoy”と“entertain”を使って説明します。

英単語の例文を作る例

といった簡単な文章でよいので、自分で文章を考えて書いてみましょう。そうすることで「“enjoy”の後は“to 動詞の原型”は使っちゃダメなんだな」ということや、「“entertain”の後には直接人を書いていいんだな」という学びが得られます。

学習した単語を使って初めて、「使える」単語を手に入れることができるのです。

簡単な文章を書いてみることで「使える」単語を増やしていこう!

2)時系列でみた、勉強法

ではこの勉強はどのくらいのペースで行えばよいのでしょうか?ここでも皆さんが抱きがちな疑問をまるおが代表して、質問します。

お悩み相談①いつから始めればいいの?
覚えた単語を使った文章を作る勉強は、いつから始めればいいんですか!?
早ければ早いに越したことはないよ。できれば問題演習が始まる高3の二学期までにこの勉強は終わらせたいので高3の頭から始められると良い。
お悩み相談②どのくらいの時間かける?
一回につきどれくらいの時間をかければいいんですかね?
一回につき【1時間】を目安に学習すると良いぞ。
お悩み相談③毎日やるべき?
毎日やったほうがいいんですか?
毎日やれるに越したことはないけど、そのような余裕がある人は少ないよね。日々の単語の学習に少しずつ取り入れるくらいの気持ちでいこう。具体的には【2週間に1回】はやると良い。
お悩み相談④いつまでに終わるべき?
いつまでやるんですか?
「お悩み相談①」に書いた通り、高3の2学期に入ると実践的な問題演習がメインになってくるぞ。だから高3の夏休みまでを目標に学習を進めよう!
期間
高3の4月~高3の8月(5か月:約21週間)
1回の勉強時間
1時間
ペース
2週間に1回

 3)おすすめ参考書

以下、おすすめ参考書を挙げます。先ほど述べたように和文英訳で問われる単語は長文読解よりも簡単なものが多いため、それに見合った単語帳を挙げていきます。

私がおすすめ参考書を紹介します。
初心者向け~MARCHレベル

・システム英単語Basic (駿台受験シリーズ)

システム英単語Basic

・英単語ターゲット1200

英単語ターゲット1200

・英単語センター1800 (東進ブックス)

英単語センター1800

難易度★☆☆ カバー率★☆☆ 分量★☆☆

これらの問題集は、駿台・河合塾・東進の予備校3社がそれぞれ出版する英単語帳の基礎編です。基本的にはこれだけの範囲を完全にカバーしきれば十分でしょう。
難関国公立・難関私大レベル

・システム英単語 (駿台受験シリーズ)

システム英単語

・英単語ターゲット1900

ターゲット1900

難易度★★☆ カバー率★★☆ 分量★★☆

さらに難易度の高い京大をはじめとする和文英訳が出題される大学を志望する皆さんは、こちらもできればこなしていきたいところです。

和文英訳で使える単語を増やすには 単語を暗記した時に、 その単語を使った簡単な文章を書くこと!

ペン画像戦略4
実際の和文英訳の問題集で実践演習を積む

女性が指をさしている写真。

さて今まで、文法・単語の知識のインプット、そしてアウトプットの仕方を説明してきました。今までの作業をこなしていけば必ず「使える」文法・単語を身につけることができるはずです。

ここからは実際の和文英訳の問題を使った実践演習の学習の仕方について説明していきます。

  •  1)具体的な勉強法
  •  2)時系列でみた、勉強法
  •  3)おすすめ参考書

を踏まえた説明をしていきたいと思います。

 1)具体的な勉強法

そもそも、なぜ実際の和文英訳の問題集を解くのでしょうか? 多分多くの人が、「実際の問題を解くことで【問題慣れ】できるからでしょ」のような考えだと思います。

そうだよ!問題慣れのためだよ!

その考え方は正しいといえます。でも「問題慣れしている状態」ってどんな状態を指すのでしょう? この質問に答えられる受験生は少ないと思います。和文英訳における問題慣れとは、大きく3つの要素に分解できます。

ⅰ)正しい文法・単語の使い方で、正しい文章を書ける状態
ⅱ)構造が複雑な文章を簡単な文章に言い換える力がある状態
ⅲ)難しい単語を簡単に言い換える力がある状態

皆さんが和文英訳の問題集を実際に解くのは、これらの要素を身につけるためなのです。以下、具体的にはどのような状態を指すのか説明していきます。

「問題慣れ」のポイントは3つだ。

ⅰ)正しい文法・単語の使い方で、正しい文章を書ける状態

「知っている文法・単語」と「使える文法・単語」が異なるということは繰り返し述べてきました。和文英訳の問題演習は、上で説明したアウトプットの作業をより実践的に行うことで、より「使える」文法・単語を身につける、という意味合いを持ちます。

「使える」文法・単語の力をつけるんだ!

ⅱ)構造が複雑な文章を簡単な文章に言い換える力がある状態

さらに他にも「問題慣れ」の要素はあります。和文英訳では構造が複雑な日本語を英語で簡単に表現する力が求められます。前回の記事の冒頭でマルオ君が苦戦していた和文英訳を見てみましょう。

初めにマルオ君が言っていた例文です。

こんな和文英訳できないよ!

例えばこの文章をこの日本語の構造にしたがって、英訳しようとすると“Today, the reason that many young people are busy~???”というような文章になり、後半の「花見をする若者がめっきり減った。」の部分が書きづらくなってしまいます。これは「理由」を素直に“the reason”としてしまったことで起きてしまったものです。

素直に直訳するだけじゃダメなのか!

ですがこの文章を「近頃は、若者は忙しいため、花見をする若者は減っている。」と読み替えられれば、“Today, because many young people are busy, ~”という文章になり後半部分がぐっと書きやすくなります(なぜかというと前半に“because”という接続詞を使ったからです)。

“because”を使うと書きやすくなった!

両者の違いは「理由」という部分を“The reason”と訳すか“because”と訳すか、だけです。ですがこのように文章全体を簡単な表現に置き換えて英訳する力が求められるのです。

文章全体を簡単な表現にするんだ!

ⅲ)難しい単語を簡単に言い換える力がある状態

最後に、文章の構造と同様に、単語に関しても難しいものを簡単に言い換える力が求められます。先ほどの例をまた見てみましょう。

初めにマルオ君が言っていた例文です。

「花見」って単語なんて、知らないよー!

ここに出てくる「花見」という単語は、どこかの単語帳に書かれていてそれを覚えていないと書けないのでしょうか? それは違います。ここでは「花見」をうまく言い換える力が求められているのです。

知らない単語は知っている単語で書くんだ!

そこで「近頃は若者は忙しいため、桜の花を見に行く人は減った。」というように文章を読みかえてあげます。そうすれば「花見」という単語も「桜の花を見に行く」という単語に置き換えられます。そうすることで

“Today, because many young people are busy, the number of people who go out to see the cherry blossoms is decreasing.”

という答えを得ることになります。この文章は確かに見かけ上、元の日本語の文とはかなり形が異なっているように見えますが、よくよく見ると言っている内容は全く同じであることが分かります。

ⅰ)正しい文章を書き、より「使える」文法・単語を身につける
ⅱ)複雑な日本語を、簡単な英語で表現する力をつける
ⅲ)難しい日本語の単語を、簡単な英単語に置き換える力をつける

以上が実践的な演習を積むときのポイントです。
ですから皆さんは上記の3ポイントを意識しながら問題を解いていきましょう。

ポイントは3つだ。

もっと具体的にやることを指定すると

 ⅰ)解いた後には自分の使った文法・単語の用法が正しいか、参考書・単語帳で確認する
 ⅱ)どんなに複雑で難しい文章でも、必ず英文を完成させる
 ⅲ)自分の知らない単語はとにかく自分の知っている単語で書き表す

の3ポイントです。これによって入試本番でも、文法・語法が正しい文章を書くことができ、例えどんなに難しい問題でも部分点を稼ぐことができるようになります。

参考書に頼らず、自力で解くんだ!

ただしここで一つ注意しておきたいことがあります。

この3つのポイントは、今まで行ってきた単語や文法の暗記などと比べて、目に見える成果が見えにくい分野です。ですが、ここで折れることなくしっかり問題演習を積み、実力をつけていってください!

成果が見えなくても頑張るぞ!
いい心がけだ。成果に出なくても、着実に力はついていくから地道に続けていこう!

2)時系列でみた、勉強法

ではここからは、再び皆さんの疑問をマルオが代表して質問する形で和文英訳の実践演習の学習のめどについて説明していきたいと思います。

お悩み相談①いつからやるべき?

いつから始めればいいんですか?
進学校では早いところでは高1の時点で和文英訳の問題集を解かせる高校も多いから、できれば高1~高2の時点で一回やっておきたいところ。だけど基本的には上でも述べた通り実践演習の学習が本格化する【高3の2学期】から始めても間に合うぞ。

お悩み相談②どれくらい時間をかける?

一回の勉強につきどれくらいの時間をかければいいんですか?
最低【1時間】はかけよう。例えば5題解くとすると解くのに30分、復習に30分は必要だよね。できれば【2時間くらい】時間をかけ、もう少し問題数をこなしたほうがより良いぞ。

お悩み相談③毎日やるべき?

毎日やったほうがいいの?
それは志望する大学による。京大はじめ和文英訳がかなり多く出題される大学の志望者はできれば毎日やったほうが良いだろう。ただしそれ以外の場合は【1週間に1回】くらいのペースでよいぞ。

お悩み相談④文法と単語をまず完璧にしないとダメ?

文法・単語のインプット・アウトプットが完全に終わってから始めたほうがいいんですかね?
いいや、文法・単語のインプット・アウトプットと同時に進めたほうがいいぞ。文法・単語の知識を完璧にすることは大学受験において不可能だ。あくまで目標は(合格最低点×1.1)点以上を取ること。全てを完璧にする必要はないんだ。
期間
高3の9月~高3の2月(6か月:約26週間)
1回の勉強時間
1時間(2時間がベター)
ペース
1週間に1回(例外はあり)

3)おすすめ参考書

ここまで読んでくれた皆さんは、きっと和文英訳の問題演習の仕方・その時のポイントは理解できたと思います。ここでは、そんな皆さんにおすすめできる参考書をレベル別に挙げていきたいと思います。

参考書を紹介します。

初心者~日東駒専レベル

・夢をかなえる英作文 ユメサク

夢をかなえる英作文の表紙

難易度★☆☆ 分量★★☆

天気、健康、政治など10つの分野で720もの例文が記載されています。また難しい日本語を自分の書ける英単語に変換するプロセスなどの解説もとても丁寧に書かれていて、初めて和文英訳の問題に挑戦する人にお勧めできる内容だわ。

・宮崎の今すぐ書ける英作文―大学受験英語 (和文英訳編)

宮崎先生の英作文の本の表紙。

難易度★☆☆ 分量★☆☆

東進の名物講師であり、世界的英文雑誌Timesの翻訳も手掛ける宮崎尊先生が手掛ける一冊です。全体的にイラストがカラフルで読みやすく、苦手意識が強い人におすすめよ。前半は頻出テーマごとでなく、頻出の構文のパターンごとに解説がなされていて、後半の実践問題も豊富です。

MARCH・早慶上智レベル

・英作文ハイパートレーニング 和文英訳編

ハイトレ和文英訳編

難易度★★☆ 分量★★☆

出題されやすい和文英訳の形式がテーマ別に解説されています。さらに日本語の文章をどのように英語に変えていけばよいかについての説明もとても丁寧よ。これをこなせば私大英語は十分攻略できるわ。

難関国公立レベル

・京大入試に学ぶ和文英訳の技術

和文英訳の技術、表紙

難易度★★★ 分量★★★

『英作文ハイパートレーニング 和文英訳編』でも物足りない!という人におすすめな一冊よ。全国トップの難易度を誇る京大の和文英訳対策となっているこの参考書は、かなり読みごたえがある一方、この一冊をやりこなせば大学受験和文英訳で怖いものなしです。

ペン画像まとめ

和文英訳の力を伸ばすために覚えてほしいことはこれだ!
  • 「知っている」ではなく「使える」文法・単語を増やす
  • 問題演習を積み、実力をつける

皆さんもこの記事に沿った正しい勉強法で、他の受験生に大きな差をつけましょう!

自分の志望校で「自由英作文」も出る!という人は、こちらの記事もチェックだ!
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