日本史を受験教科に選んだ人がかならず通る道が、通史。「そもそも通史って何をすればいいの?」「どこまでを覚えないといけないの?」という悩みを抱えている人も多いのでは? そんなあなたが日本史を得意教科にできるか、それとも不得意なまま受験本番を迎えてしまうかは、通史の勉強方法によって決まります。
このページでは、短期間で効率よく学習ができる、日本史通史の勉強方法を紹介します。
なお、通史の勉強については以下の動画でも解説しています。
- 案件
時間をかけずに日本史を得意にする魔法はありませんか?
戦略01
そもそも「通史」ってなに? なんでやる必要があるの?
皆さんは以下の質問に答えられますか?
- 通史では、どんなことをおさえればいいですか?
- 通史はなぜ勉強する必要がありますか?
もし、これらの質問に答えられない人がいたら要注意。あなたはやってはいけない勉強法をしている可能性が高いです。
そんな皆さんに向け、まず通史学習でするべきこと、とその必要性を解説します。
通史とは「歴史の流れをおさえる」こと!
まず「通史」の勉強でやること。それは歴史の流れをおさえることです。
「歴史の流れ」とは、ある時代のとある事象と他の事象の連関のことです。
かんたんな例を挙げると、
●藤原不比等が死んだ⇒有力豪族の藤原氏が権力を失ったので、皇族の実力者長屋王が権力を握った⇒不比等の息子たち(藤原四子)は、父に代わり権力を握った長屋王を恨み殺した⇒藤原四子が権力を握った
というような流れのことを「歴史の流れ」といいます。
通史は、日本史を短期間で得意にするためには不可欠!
ここまでで「通史がなにか」は、分かったかと思います。
と思う人もいるのではないでしょうか。
通史をやらないといけない理由。それは通史をやるか否かで日本史の成績の伸びがまったく違ってくるから。
日本史の流れを理解していない人が、一問一答などで必死に暗記をしても、それは単語の羅列を覚えようとしているだけです。
ですが、日本史の流れをおさえている人にとっては、暗記するスピードがけた違いに早くなるのです!
なぜならば通史は骨組み、単語を覚えるのはそれに肉付けしていく作業だからです。初めに骨組みを作っておくから、あとから単語が覚えやすい。だから、得点にもつながりやすいのです。
戦略02
通史勉強の方針
通史とはなにか、そしてその重要性が分かったところで、通史の勉強方法を説明していきます。
ここではまず通史を勉強するときに気をつけるべきポイントをおさえます。
ポイント:「なぜ」をしっかりおさえる
通史の勉強で最も大切なこと。それは「なぜ」をおさえることです。
日本史の勉強をする上では様々な政策・制度が登場します。そしてそれがうまくいったり、いかなかったり……。大切なのはその時に必ず
なんでこんな政策を実行したんだろう?
と考えることです。
「なぜ」という理由を考えることで、日本史の流れがぐっと分かりやすくなっていくはずです!
自分はこの勉強法であってるの?
戦略03
通史の具体的な勉強法
それではここから通史の具体的な勉強法を確認していきます。
- 【用意するもの】
- インプット用の教材、アウトプット用の教材
- 【勉強する期間】
- 高校2年~高校3年2学期
【勉強の手順】
- Step1.
- 必要な教材をそろえる&学習計画を立てる。
- Step2
- インプット用の教材を1周やる。
- Step3.
- インプット用の教材をもう1周やる。
- Step4.
- アウトプット用の教材をやる。(Step3と同時並行)
Step1.必要なものをそろえる&学習計画を立てる。
まずは必要な教材をそろえて、学習計画を立てましょう。
- 通史の参考書or映像授業
- 書き込み教科書などのアウトプット参考書
- 単語集・資料集などの補助教材
通史の参考書or映像授業
まずは通史が分かりやすくまとまった教材を準備しましょう。
おすすめの参考書については、以下のページに詳しく書かれているので自分にあうものを選びましょう!
学校の授業が分かりやすいという人や、文字で勉強をしたいという人には参考書。文字ではなく、話を聞いて学習をしたいという人は映像授業がおすすめです。
書き込み教科書などのアウトプット参考書
そして覚えた日本史の流れをしっかり定着させるための、アウトプットができる教材も準備しましょう。
教科書の重要単語が空欄になっているこの教材。すべての時代、すべての分野の重要単語をまんべんなくおさえることができます。また書き込みをしていくことで、アウトプットを行って記憶が定着しやすくなるのも大きな魅力です。
単語集・資料集などの補助教材
その他に準備してほしいものをまとめます。
用語集
分からない単語が出てきたら、用語集で調べましょう。詳しい説明があるのはもちろん、重要度が一目でわかります。
用語集に関する詳しい説明は、以下のページで確認しましょう。
資料集
こちらも用語集とあわせて準備をしましょう。分かりやすい図や、詳しい解説がついていて辞書代わりとして最適です。
資料集に関する詳しい説明は、以下のページで確認しましょう。
Step2インプット用の教材を1周やる。
準備をおえたらいよいよ学習スタートです。
まずは参考書を1周しましょう。1周目のポイントとしてはとにかく早く終わらせること。まずはささっと、日本史の流れをおさえることが大切です。用語はおぼえられなくても問題ありません。
しっかり「なんでだろう?」と考えるくせをつけながら、学習を進めましょう。のちのちの学習スピードが格段に上昇します。
Step3.インプット用の教材をもう1周やる。
参考書を1周したら、もう1度参考書をこなしましょう。2周目のポイントとしては用語を覚えること。
単語の暗記方法に関しては、以下のページに詳しく書かれているので参考しましょう!
Step4.アウトプット用の教材をやる。(Step3と同時並行)
アウトプットの勉強は、参考書の2周目と同時並行で学習しましょう。
単語を覚えながら、同時にアウトプットをすることで単語の定着率は格段に上がります。またアウトプットをする中で日本史の流れも改めて確認することができ、理解を深めることができるのです。
まとめ
・通史をやることで、日本史の実力を短期間で伸ばせる。
・学習するときのポイントは、「なぜ」を考えること。
・インプットとアウトプットを組み合わせて学習するのが、通史の高速学習には不可欠!
もっと具体的に「このとおりに勉強すれば日本史の勉強は完璧、という参考書の流れが知りたい!」という方は、ぜひSTRUXの参考書マップを活用してください!
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