慶應義塾大学文学部


慶應義塾大学文学部 日本史の対策

慶應義塾大学文学部の日本史は総合力が求められる試験で、記号問題、記述問題、論述問題の出題があり、各大問の出題形式がパターン化しています。また、空欄補充において、語群の中に適当な選択肢がないという特殊な問題の出題もあります。そんな慶應大文学部の日本史だからこそ、きちんと傾向をつかんで必要な対策に絞っていくことが重要です。

この記事では、慶應義塾大学文学部の日本史の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

慶應義塾大学文学部・日本史の出題傾向

例年慶應大文学部の日本史では、記号問題、記述問題、論述問題が出題されています。教科書レベルの問題が多いものの、問題数が多く、出題形式も独特なため対策が不可欠です。文学作品等の一部を引用した史料問題が頻出のため、教科書だけでなく資料集も確認しておくようにしましょう。
文学部の試験では過去問と似た問題が出題されることもあるので、過去問演習が特に重要になります。

慶應大学文学部日本史の各問題の特徴

  • 第1問 記号問題
  • 第2問 記号問題
  • 第3問 記述問題
  • 第4問 記述問題、論述問題
  • 第5問 記述問題、論述問題

記号問題

記号問題では、空欄補充が出題されます。問題のレベルは教科書レベルですが、選択肢の中に紛らわしい語句があったり、年号があったりするので一筋縄ではいきません。大問1の空欄補充は選択肢の中に適当な語句がない場合があるので、初見だと戸惑う人いるかもしれません。過去問を解くことでそのような形式の問題にも慣れておきましょう。大問2は選択肢が多くなっているため、適当な語句を見つけるのにやや時間がかかります。

記述問題

記述問題では、空欄補充と問いに対して語句を答える単答問題が出題されます。史料の穴埋め問題が頻出なので、資料集などを読んで重要な史料に目を通しておきましょう。やや細かい知識を問うものが出題されますが、基本的には教科書レベルの問題になっています。語句を書きとる際には漢字間違いに注意しましょう。

論述問題

論述問題では、100字程度の短文論述が出題されます。内容としては歴史の流れや因果関係を説明させる問題が多く、指定語句がついている場合もあります。年によって論述の字数や問題数は異なりますが、2019年から2021年は大問4と大問5で100字の論述が1問ずつ出題されています。

慶應大学文学部日本史の時間配分の例

文学部の入試は、試験時間は60分で大問が3問あるので、大問1つあたり12分のペースで解いていくことになります。大問4と5の短文論述は他の問題より時間がかかるので、記号問題や記述問題をなるべくスピーディーに解くようにしましょう。
大問1と2の記号問題は小問数が多いので、テンポよく解いていくことが大切です。分からないものがあったら、一旦飛ばして、最後に余った時間で考えるようにしましょう。

時間配分の例

00:00 第1問 記号問題(12)
00:12 第2問 記号問題(12)
00:24 第3問 記述問題(12)
00:36 第4問 記述問題、論述問題(12)
00:48 第5問 記述問題、論述問題(12)

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慶應大文学部日本史で必要な学力レベル

通史理解

通史理解はレベル5。通史を理解しておくと、空欄補充を解く際に大問全体のテーマをつかみやすくなります。また、史料の穴埋めでは歴史的背景についての知識が不可欠です。

教科書を繰り返し読んだり、年表を確認したりすることで通史理解を深めましょう。

単語暗記

単語暗記はレベル4。語句そのものを書きとらせるような問題も出題されるため、漢字間違いをしないように注意しましょう。教科書レベルの語句を問う問題が多いので、教科書で太字になっている語句は書けるようにしておく必要があります。

単語暗記には一問一答が役立ちます。

短文論述

短文論述はレベル3。教科書のレベルを超えるような問題が出題されることはあまりありません。限られて字数の中で過不足答えることができるように、参考書や過去問を活用して短文論述の練習をしておきましょう。

慶應大学文学部日本史が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、慶應大文学部の日本史で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから慶應に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

まずは日本史の全体像を理解しよう

日本史に苦手意識がある人は、日本史の基礎の基礎、つまり通史理解を深めるところから始めましょう。最初は細かい知識にこだわるよりも通史を理解することが大切です。戦争などの歴史上重要な出来事を知っていると、それをヒントに歴史の流れを自分の頭で組み立てられるようになります。

  • 教科書に載っている内容や学校の授業を正直ほとんど理解できていない
  • 日本史がそもそも苦手
  • 学校の授業を全然聞いていなくて、テストでも赤点ギリギリ

これらに一つでも当てはまる場合は、以下の参考書からスタートしましょう。

この参考書は、中学高校で学ぶ日本史のおおまかな内容を一気に復習できるものです。簡潔にまとめられていて、短時間で読むことができるので、本格的な受験勉強が始まる前に何度か読んでおきましょう。歴史の流れが頭に入っていると、学校の授業も理解しやすくなります。

先程のチェックリストに当てはまらない場合は次のレベル、映像授業などを通した教科書レベルの内容理解と復習に進みましょう。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、まずは歴史の流れを頭に入れていきます。この段階で、教科書で太字になっている語句を一通り確認しておきましょう。講義の動画を聞いた後に確認問題を解くことで理解度を確認することができます。
始めから一問一答で演習すると単語の丸暗記になってしまいます。歴史の流れの復習も兼ねて単語を覚えるには穴埋め形式の問題集がおすすめです。また、単語を覚えるときには漢字を間違えて覚えないように注意しましょう。

次に進むポイント

  • 日本史の苦手意識が少し薄れてきた
  • 細かい単語は覚えていなくても、日本史の歴史の流れ全体や出来事はすべて把握できた
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた

問題演習で解法を身につけよう

慶應大入試や共通テストレベルの問題を解けるようになるには、教科書の内容を理解しているだけでは不十分です。ここからは頻出の問題を解くことで出題パターンを知り、解法を身につけていきます。
短文論述については特に問題演習を重ねておくことが大切です。

センター試験の過去問も記号選択の対策に役立ちます。

  • 単語暗記センター試験過去問

次に進むポイント

  • 教科書の内容をしっかり理解できている
  • 共通テストレベルの問題を解くことができる

慶應大文学部入試で合格点を取るための日本史の総仕上げ

定石問題は身についたので、あとは慶應大文学部入試本番に向けて総仕上げをしていきましょう。ここからは実際に入試問題を解くことでレベル感や時間配分などを確認していきます。

基本的な参考書をやり終えたら、慶應大の過去問や慶應大形式に似た問題で仕上げていきます。

直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測って取り組みましょう。小問数が多く、あまり時間に余裕がないので時間配分の工夫が必要です。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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