慶應義塾大学文学部


慶應義塾大学文学部英語の傾向と対策を知って合格へ!

私立最難関大学の一つ、慶應義塾大学文学部の英語は高い読解力が問われる試験。大問が一つしか出題されないことも特徴的です。だからこそ、着実に読解力を高め、記述問題などへの対策を入念に行い、失点をできる限り抑えることが欠かせません。

この記事では、慶應義塾大学文学部英語の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

慶應義塾大学文学部の英語出題傾向

慶應義塾大学文学部の英語の入試は、「読む」「書く」において高いレベルの英語力が要求されます。特に「読む」ことに関して非常に高いレベルが必要です。
問題量は多くないため、限られた制限時間の中でいかに正確に丁寧に記述できるかが大きな鍵を握っています。

慶應義塾大学文学部英語の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 読解

第1問:読解

A43枚程度の英文(2000語程度)を読み、空欄補充や和訳などの問題に答えていきます。著者の考えを100〜120語の日本語で説明する問題が見られたこともあり、正確な読解能力に加え、正確に回答を作り上げる能力が求められます。第1問しかないので、一問一問を大切に得点を積み重ねる必要があります。

慶應義塾大学文学部英語の時間配分の例

慶應文学部の英語は120分で、大問が1つと特徴的な構成となっています。そのため、一問一問が非常に大切であり、比較的易しい問題は確実に得点する必要があります。

自分が得意とする形式の問題や、得点に繋がりやすそうな問題を優先して取り組むことがおすすめです。また、問題の形式ごとに「解き方」が違うことを踏まえ、問題ごとに方法を切り替えながら取り組むことが欠かせません。

時間配分の例

00:00 第1問 読解(120)

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慶應義塾大学文学部英語で必要な学力レベル

慶應文学部では、非常に長い長文が一題出題されるため、正確で素早く英語長文を理解できる能力が必要とされます。また、読解のみならず、和訳や英作文、説明問題も見られるため、正確で丁寧な解答を作る力も必要です。

レーダーチャート

ここでは、学習塾STRUXが使用しているレーダーチャート分析をもとに、慶應義塾文学部の英語に必要な参考書・レベルをチェックしていきます。

慶應義塾大学文学部のレーダーチャートはこのようになります。

慶應義塾大学文学部の英語のレーダーチャートはこのようになりました。リスニング以外の分野において高い完成度が求められています。

英作文や和訳、説明問題など、単語・文法・長文以外の力も伸ばし、正確で丁寧な回答を作り上げる能力を身につけておく必要があります。

英単語

英単語はレベル4。辞書の持ち込みが可能ですが、限られた時間内に解き終わるためにも、しっかりとした単語力をつけておく必要があります。

「鉄壁」なども使いながら早めの段階に完成させておきたいですね。

英文法

英文法はレベル2。英文法単独の問題は空欄補充などで見られ、そこで点を取れ、かつ和文英訳や長文読解において困らない程度の標準的な文法力が求められます。

こちらも英単語と同様、受験生になると対策の時間を十分に取れないので、早い段階で完成度を高めておきたいところです。

英文解釈

英文解釈はレベル4。慶應文学部の試験では英文和訳や和文英訳が課されるため、高いレベルの英文解釈能力が求められます。

英文解釈の力は長文読解においても不可欠であり、英単語・英文法をひととおり学んだら、英文解釈も早めの段階で取り組みましょう。

さらに、慶應文学部の試験は問題数が少ないので失点はできるだけ抑えたいところです。失点を抑えるためには英文解釈の力が欠かせないので、重点的に取り組むことをおすすめします。

長文読解

長文読解はレベル5。2000語程度の長文を正確に読み解くため、高い長文読解の能力を身につけておきましょう。時間内にすべての問題をいかに正確に、かつ丁寧に解くことができるか、が合否の鍵を握ります。

基礎的な問題集から演習を積んで、正確性・速さを共につけておきましょう。

英作文

英作文はレベル4。高いレベルの英作文の問題が出題される傾向があり、英作文も入念に対策をしておきたいところです。

他の教科や他の出題形式の問題とのバランスを考えると、時間を多くかけることはできませんが、確実に得点を取れるように基礎を固め、問題演習を繰り返しましょう。

慶應義塾大学文学部英語が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、慶應義塾大学文学部の英語で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人はぜひはじめから進めてみましょう。一方で、基礎はある程度固まってきたので、慶應文学部に特化した勉強がしたいという人は途中から読み進めてみてください。

入試の基礎固め、英単語と英文法を固める

長文が一題だから、といきなり難しい長文や英作文に取り組み始めても実力は高められません。基本を着実に固めながら進めていくことが重要です。まずは「英単語」「英文法」から始めましょう。

英単語は「ターゲット1900」だけでも十分ではありますが、もし余裕があれば「鉄壁」にもチャレンジできるといいでしょう。
単語帳は3周ほど反復して、7割以上は覚えられている状態、英文法についてはスタサプをしっかり見終えて、問題集で8〜9割取れるようになったら次のステップに進みましょう。

長文や和訳の基礎となる英文解釈にも少し触れておけるとなおいいでしょう。

こちらは2周ほど読み進めていくことがおすすめです。このあたりを高校1年〜高校2年中盤までにできると、ペースとしては非常にいいでしょう。一通り参考書をやり終えたら次のものに進みます。

次に進むポイント

  • 「ターゲット1900」の単語は8割くらい覚えている
  • 文法事項は一通り理解している
  • SVOCとはなにか、句と節の違いなど、英語の読み方の基本がわかっている

入試の英語に不可欠な力をつけていく「英文解釈」と「長文読解」

英単語や英文法の基本が身につくだけでは点数には繋がりません。慶應文学部入試の基本は何と言っても「英語長文」なので、この長文がしっかり読めるよう、長文の読み方を身に付ける必要があります。

いきなり長文を読み始めても、「なんとなく」しかよめません。まずは、「英文解釈」を身につけ、すらすらと正確に読めるようになりましょう。

まずは「入試の基本」レベルとして、この2冊を仕上げます。「入門70」である程度構文が取れるようになったら、実際に長文を読んでいきましょう。

この2冊を2周以上繰り返し解き、8割〜9割の正答率まで持っていきます。

基礎が定着してきたら、レベルをあげていきます。長文を正確に読み、問題を解く上で欠かせない文法、語法、イディオムは「Vintage」で身につけるのがおすすめです。英文解釈と英語長文は一つずつレベルを上げて、入試レベルまで持っていきましょう。

ここまで完成したら、共通テストレベルの場合、7〜8割読めるようになるはずです。7〜8割は難しい場合、センター試験の過去問や長文の参考書の音読、単語や文法の復習をしてみましょう。その反復で少しずつ実力がアップするはずです。

ここまでを高2冬〜高3の春辺りまでに仕上げられていればいいペースです。

次に進むポイント

  • 「基礎英文解釈の技術100」が難なく読める
  • 500〜600語程度の長文とその問題が30分程度で解ける
  • センター過去問で7割以上とれる

入試問題に取り組める「長文読解」や「英作文」を実践

実際に入試問題に取り組めるレベルまで実力を高めるには、さらに読解を進めていく必要があります。

慶應文学部入試で出題される和訳問題は、失点を抑え、できる限り高得点を狙いたいところです。和訳問題を得意にするためには、様々な構文のパターンに触れることがおすすめです。「英文解釈の技術100」には取り組んでおきましょう。

長文問題は、より記述問題がそろっている「ポラリス」シリーズも活用していきます。慶應文学部の非常に長い長文にも取り組めるよう、一歩ずつ語数を増やしながら、長い文章・難しいテーマでも時間内に読めるようにしていきましょう。

そして、できるだけ高い得点を取りたい英作文についても少しずつ固めていきます。重要な英単語・英文法はすでに身についていると思うので、必要な表現や文章の書き方を学んでいきましょう。

以上のような長文演習や英作文の基本が高3の夏前に仕上がっているとペースとして非常に良いです。遅くとも夏が終わるまでには終わっているようにしましょう。

次に進むポイント

  • センターや共通テストの長文問題はほとんど間違えない
  • 英作文の基本的な考え方、和文和訳の考え方がわかる
  • センターや共通テストのリスニングをある程度聞き取れる

慶應文学部入試レベルまで実力を高める!仕上げの読解・英作文など

ここまでの勉強で基本的な入試対応力は身についていると思います。あとは慶應文学部に焦点を絞った対策を入念に行なっていきましょう。和訳問題や英作文の対策を入れていきながら、得点を高めていきます。

慶應文学部の長文は、先述の通りとても長いので「ポラリス3」まで取り組むことをおすすめします。できる限り多くの長文に触れ、比較的長い長文にも積極的に挑戦することで、本番も落ち着いて回答できるレベルへ実力を高めていきます。

英作文や和訳の問題では様々な問題演習を重ねながら、失点を抑える回答の作り方を身につけましょう。

  • 過去問慶應の英語

以上のような参考書・問題集を一通り終えることができたら、実際に慶應の過去問に取り組みながら仕上げていきます。

慶應文学部ならではの問題形式に慣れながら自分の実力と向き合い、苦手な部分を見つけましょう。自分の苦手な問題形式等を把握し、その問題形式の問題演習を重ねて克服していくことが欠かせません。

「慶應の英語」は夏から秋にかけて取り組むことがおすすめです。

  • 過去問赤本(5年分)

直近5年ほどの過去問は赤本で時間を測って取り組みましょう。実際に解く順番を意識するなど時間配分に注意しながら取り組むことで、慶應文学部合格に向け最後の仕上げを行います。12月以降の仕上げに使うことをおすすめします。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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