慶應義塾大学法学部


慶應義塾大学法学部 世界史の対策

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

  • 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、各大学の入試配点や出題範囲の変更が予定されています。順次更新していますが、一部古い情報が含まれている可能性もあるので、記事の更新日を必ずご確認ください。

慶應義塾大学の文系学部の中で最難関とされる法学部の試験は、難易度もかなり高くなっています。全問マーク式であるにもかかわらず、平均点が5割を下回る年もあります。しかし傾向をしっかり理解して対策をしておけば合格点をとることは十分可能です。

この記事では、慶應大学法学部世界史の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

慶應義塾大学法学部・世界史の出題傾向

例年、慶應大法学部の世界史は全問マーク式での出題となっています。問われる知識は教科書のレベルを超えるものも多いため、資料集や用語集を使った勉強が必須です。地域的には偏りがなく様々な地域からの出題があります。時代的にも満遍なく出題されていますが、最近では現代史が多くなる傾向にあり、時事問題も多く出題されています。文化史からの出題も多く、芸術・宗教・哲学などを漏らさずしっかり勉強しておくことが大切です。幅広い知識が問われるため、時間をかけてこつこつ勉強していく必要があります。

慶應大学法学部世界史の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 マーク式問題
  • 第2問 マーク式問題
  • 第3問 マーク式問題
  • 第4問 マーク式問題

法学部の試験は全問マーク式で、内容は空欄補充、正誤判定、年代整序、用語や年号を選ばせる単答問題になっています。

空欄補充は選択肢が小問ごとに分かれておらず、語群にまとめられているため正しい選択肢を見つけるのに時間がかかります。

正誤判定はかなり細かい知識を問う問題になっているため、自分が持っている知識を最大限活用して消去法で解いていきましょう。年代整序や単答問題は通史理解が鍵となります。

慶應大学法学部世界史の時間配分の例

慶應大法学部の世界史の試験時間は60分で、大問は4つあるので大問1つあたり15分のペースで解いていくことになります。小問数は50問前後となっているので1問あたりに欠けられる時間は1分です。正誤判定は選択肢を読むのに時間がかかるので、なるべく他の問題をスピーディーに解いていきましょう。

時間配分の例

00:00 第1問 マーク式問題(15)
00:15 第2問 マーク式問題(15)
00:30 第3問 マーク式問題(15)
00:45 第4問 マーク式問題(15)

分からない問題を飛ばすときにはマークの回答欄がずれないように注意しましょう。

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慶應大法学部世界史で必要な学力レベル

レーダーチャート

ここでは、学習塾STRUXが使用しているレーダーチャート分析をもとに、慶応大法学部の世界史に必要な参考書・レベルをチェックしていきます。

法学部のレーダーチャートはこのようになります。

法学部の世界史のレーダーチャートはこのようになりました。通史理解と単語暗記で特に高い完成度が求められます。短文論述がない分、通史理解や単語暗記を確実に固めていきましょう。

通史理解

通史理解はレベル5。各地域から満遍なく出題されるのでそれぞれの地域の通史をしっかり頭に入れておくようにしましょう。現代史は後回しにしてしまう受験生も多いですが、慶應法学部では頻出です。時間をかけて細かい歴史の流れまで頭に入れる必要があります。

教科書や資料集を活用し、細かい出来事も含めて歴史の流れを理解するようにしましょう。

単語暗記

単語暗記はレベル5。教科書には出てこないような単語も多く出題されます。教科書に出てくる単語を完璧にしたうえで、用語集の単語も覚えるようにしましょう。
全ての単語を覚える必要はありませんが、細かい知識まで覚えておくと他の受験生と差をつけることができます。

慶應大学法学部世界史が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、慶應義塾大学法学部の世界史で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから慶應法学部に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

世界史の全体像を理解しよう

世界史に苦手意識がある人はまず基礎の基礎からしっかり学ぶ必要があります。いきなり問題を解くのではなく、最初は世界史という科目の全体像を知るところから始めましょう。

  • 教科書に載っている内容や学校の授業を正直ほとんど理解できていない
  • 世界史に苦手意識がある
  • 学校の授業についていくことができず、テストも赤点ギリギリ

これらに一つでも当てはまる場合は、以下の参考書からスタートしましょう。

この参考書は、中学と高校で学ぶ世界史の大まかな内容を短い時間で復習することができるものです。何周か読むことで世界史の流れがしっかり頭に入ります。高3からは問題演習に取り掛かりたいので、2年生のうちに基礎知識は固めておきましょう。

先程のチェックリストに当てはまらない場合は次のレベル、映像授業などを通した教科書レベルの内容理解と復習に進みましょう。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、世界史の重要な知識を確認していきます。この段階で歴史の大まかな流れは頭に入れておくようにしましょう。講義の映像を見るだけでなくセットになっている確認問題を解くことでより理解が深まります。
また、始めから一問一答で演習すると単語の丸暗記になってしまいます。歴史の流れの復習も兼ねて単語を覚えるには穴埋め形式の問題集がおすすめです。

次に進むポイント

  • 世界史の苦手意識が少し薄れてきた
  • 細かい単語は覚えていなくても、世界史の歴史の流れ全体や出来事はすべて把握できた
  • 映像授業の内容を理解し、確認問題も解けた

実践問題で力をつけよう

慶應大入試や共通テストレベルの問題を解けるようになるには、通史や単語を暗記しているだけでは不十分です。ここからは実際に問題を解いて、定石問題の解法を身に着けていきましょう。

高3の夏前にはこの段階に進んでいるようにしましょう。

センター試験の過去問もマーク式の問題に慣れるのに役立ちます。

  • 単語暗記センター試験過去問

次に進むポイント

  • 共通テストレベルの問題が解ける
  • 教科書レベルの知識は完璧になった

慶應大法学部入試で合格点を取るための世界史の総仕上げ

実践練習で問題の解き方は身についたはずなので、いよいよ入試本番に備えて総仕上げをしていきます。ここからは入試問題を解くことで、教科書のレベルを超えるような知識もインプットしていきます。

基本的な参考書をやり終えたら、慶應大の過去問や慶應大形式に似た問題で仕上げていきます。実際に問題を解いてみることで難易度や問題の形式を改めて確認することができます。

過去問を解くときには必ず時間を計るようにしましょう。また、答え合わせをする際には解答だけでなく解説もじっくり読むようにしましょう。

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