慶應義塾大学医学部


慶應義塾大学医学部 数学の対策

ハイレベルな競争が繰り広げられる医学部入試の中でも、最上位レベルに位置する慶應義塾大学医学部。傾向を知り、万全な対策を講じておくことが大前提となります。

この記事では、慶應義塾大学医学部の数学攻略に必要な情報を余すことなく、レベルごとにお伝えしていきます。

慶應義塾大学医学部の数学出題傾向

過去5年(2016-2020)の過去問から頻出分野を分析しましょう。慶應義塾大学医学部の入試対策に活用してください。

慶應義塾大学医学部の数学の出題頻度を表にまとめています。頻出度の多い範囲は重点的に対策をしていきましょう。

例年数3では曲線の長さ・微分方程式が、数1A2Bでは確率とベクトルが頻出です。特に確率はほぼ毎年出題されており、点数を落とせない分野になってきます。
直前期はこれらの頻出範囲を特に演習しておきましょう。

慶應義塾大学医学部数学の各問題の特徴

慶応義塾大学医学部の数学は、最高レベルの難度で知られています。基本的にすべての設問が穴埋め式なので、計算ミスをすると一気に点数が引かれてしまいます。特に、大問前半でミスをすると連鎖的に間違った答えになってしまうため、十分注意して解くことが必要です。
大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 小問集合
  • 第2問 マーク式設問
  • 第3問 マーク式設問
  • 第4問 マーク式設問

例年、大問1の小問集合は答えやすいことが多いので、ここは得点源にしたいところ。また、確率漸化式や数3の微積分は頻出なので確実に対策しておきましょう。

慶應義塾大学医学部数学の時間配分の例

慶應義塾大学医学部の数学は100分。
方針としては、まず問題全体を眺め、比較的取り組みやすそうな設問から解いていくことになります。また、1つの問題に長時間足止めされると思考が行き詰まり、他の問題に割く時間もどんどん減っていきます。そのため自分で時間を決めておき(5分ほどがおすすめ)、手が止まっていたら一旦他の問題に移り、後ほどまた戻ってくると思考がスッキリと整理され、解ける可能性がアップします。

時間配分の例

00:00 第1問 小問集合(25)
00:25 第2問 マーク式設問(25)
00:50 第3問 マーク式設問(25)
01:15 第4問 マーク式設問(25)

第1問の小問集合は比較的考えやすい問題が並んでいるため、若干早めに解けると他の大問に割ける時間が増え、余裕を持たせることができます。

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慶應義塾大数学で必要な学力レベル

慶應義塾大学医学部では、東大などの国公立大学と違いマーク方式の試験となっています。一般的に、マーク式というと記述式よりも易しいイメージを持つ人が多いと思いますが、その発想が通用するのは標準問題まで。慶應義塾大学の医学部ほどにもなると、出題される問題のレベルが非常に高くなります。計算の過程や解き方で加点されないため、部分点がもらえないという点でも難度の高い試験といえるでしょう。共通テストと比べても難しいものが多く、加えて4つの大問を100分で処理する必要があるため、並大抵の努力では入試を突破することは困難です。

慶應義塾大学医学部数学が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、慶應義塾大学医学部の数学で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから慶應義塾大学医学部に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

基礎の基礎、教科書レベルができているかチェック

慶應義塾大学医学部は非常に高いレベルですが、いきなり難しい問題に手をつけても実力向上は望めません。

数学が「苦手!」という場合は、まずその苦手を払拭するため、基礎の基礎から取り組むべきです。以下のチェックリストに当てはまる場合は、まず一番基本的な問題集から取り組むようにしましょう。当てはまらない場合は次のレベルへとスキップして構いません。映像授業などを通した教科書レベルの内容理解と復習に取り組みましょう。

  • 教科書に載っている内容や学校の授業を正直ほとんど理解できていない
  • 数字がそもそも苦手
  • 学校の授業を全然聞いていなくて、テストでも赤点ギリギリ

これらの項目に一つでも当てはまる場合は、以下の参考書からスタートしましょう。

こちらの「ひとつひとつわかりやすく」シリーズは、教科書レベルよりも易しい参考書です。高2前半までには終わらせておかないと、入試レベルの問題演習に十分な時間が取れず、受験本番には間に合いません。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、教科書レベルの基本知識を盤石にしていきます。数学は最低限の知識がないと問題を解くのは困難ですから、まずは映像授業の視聴と付属の問題を解くことで身につけていきましょう。

次に進むポイント

  • 数学の苦手意識が少し薄れてきた
  • 数学1A2Bではどのようなことを学ぶのか、またどういった問題が出るのか把握できた
  • 映像授業や学校の授業内容はすべて理解できた

問題演習を通じて、慶應義塾大学医学部の入試を解くための「定石」を習得

慶應義塾大学医学部入試や共通テストレベルの問題を解けるようになるには、理解したことを自在に使いこなして問題を解く訓練を十分に行う必要があります。ここからは頻出の解法を固めていくことで、入試問題を解くための「武器」を身につけていきましょう。

入試問題を解くための土台づくりとして長年受験生から支持を得てきたチャート式。特に東工大を受験するのであれば青チャートが最適です。このシリーズを使って、問題を解くための道具を揃えましょう。何度も繰り返し学習して、徹底的に身につけることが重要です。

数学1Aと2Bの青チャートは高2の間には終わらせておくべきです。

次に進むポイント

  • 「青チャート」の「レベル3」までは完璧に解ける
  • 「青チャート」の「レベル4・5」は7割以上解ける

慶應義塾大学医学部合格のカギとなる数3は、予習前提で先行学習を!

理系学部に必須の数学3。1A2B以上よりも量が多い割に、高校では3年から教えるようなところもザラにあるため、自分で先行して学習していかないと慶應医の入試には到底間に合いません。高校の進度に合わせていると演習の時間が十分に取れないまま入試を迎えることになってしまうのです。

数学3は現役生であれば夏前までに「青チャート」のレベル3あたりまでは最低限解けるようにしておきたいので、高3になる頃には少しずつ予習を「スタディサプリ」などでスタートさせて計画的に進行させましょう。特に公立高校でよくみられるのが、「学校で習ってないから数3はまだやらなくていいや」という人です。このパターンは非常に危険です。数3は必ず予習メインに学習を進めていきましょう。これだけで多くのライバルに差をつけることができます。

数1A2Bの入試問題演習を進めながら数3青チャートに取り組み、高3の夏前には終わらせましょう。

次に進むポイント

  • 数学3の教科書レベルの内容や学校の授業はすべて理解できた
  • 「青チャート」のレベル3あたりまではすべて解ける

慶應義塾大学医学部まで駆け上がる!入試問題演習

定石問題はここまで身につけてきたので、ここからは慶應義塾大学医学部入試に向けてさらに照準を絞り込んでいきましょう。慶應義塾大学医学部の入試問題は一筋縄でいくものではありませんが、定石問題の演習によって基本知識をより高いレベルでアウトプットできるようにしておけば、本番でも問題解決の糸口がつかみやすくなります。ここが過去問演習前の踏ん張りどころです。

数学3は微分・積分を筆頭に計算量が非常に多く、本番では計算ミスが命取りになります。当然ながら、たとえ問題の解き方がわかっても、計算が間違っていれば正しい答えには辿り着けず点がもらえません。1点の争いとなる入試本番で悔いの残らないよう、普段から計算演習は怠らずやっておきましょう。

基本的な参考書をやり終えたら、過去問で仕上げていきます。ここまでの学習をどれほどやっても、過去問を十分に研究していなければ慶應義塾大学医学部の合格は難しいでしょう。本番を想定して解くことにより、意外な自身の弱点が浮き彫りになったり、容量の悪いところが見えてきたりするのです。入試当日をイメージして、緊張感に負けず得点を最大限に伸ばす練習をしていきましょう。

  • 過去問赤本(5〜10年分)

直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測って取り組みましょう。実際にどの順番で解くのか、というのを意識できるので、秋の大学別模試以降、仕上げに使っていきましょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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