筑波大学


筑波大学 国語の対策

筑波大学は、国立大学の中でも難関とされる地方名門大学です。学部によっては旧帝大と同レベルと言われています。国語は文系学類と医学群でのみ出題。すべて記述での解答が求められるため文章力は必要ですが、難問・奇問ではなく、基礎知識の応用や活用を求められる問題が出題されるので、傾向をつかんで必要な対策に絞っていけば十分対応できます。

この記事では、筑波大学の国語の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

筑波大学の国語の出題傾向

筑波大学の国語の入試はすべて記述式。文系学類は現代文2題、古文1題、漢文1題の計4題が出題され、医学群は現代文2題のみが出題されます。現代文は評論1題、小説もしくは随筆1題の組み合わせです。古文の文章は400字程度と比較的短め。和歌を含んだ文章が出題されることが多く、設問も和歌に関するものが頻出しています。漢文は散文での出題が多い傾向にあります。大問ごとの設問数は例年4題と少ないため、点数を取り逃すことがないようにすることが大切です。記述式問題には基本的に字数制限がないので、解答欄の大きさから必要な字数を推測する必要があります。筑波大の試験は簡単ではありませんが、教科書の内容を正確に理解して演習を行えば決して点数が取れない試験ではありません。手順に沿って一つ一つ攻略していきましょう。

筑波大学国語の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。
大問4題の内、現代文2題、古文1題、漢文1題の計4題が出題されます。
医学群は現代文2題のみの出題です。

  • 第1問 現代文
  • 第2問 現代文
  • 第3問 古文
  • 第4問 漢文

第1問・第2問:現代文

解答は記述式で、字数の上限は決められていません。ただし「簡潔に説明しなさい」といった問題が多く出題される傾向にあるため、無駄に長く書くのではなく、重要箇所はどこかを文章から見極め、短い文章で答えるようにしましょう。簡潔にまとめるには語彙力や文章力があることが前提となるので、できるだけ問題を数多く解き、記述問題の経験を積み重ねておきましょう。

第3問 古文

古文は現代文に比べて文章の字数は比較的少なく、とりかかりやすい印象を受けますが、決して簡単なわけではありません。内容を確実に理解するには、古文単語や文法の参考書をきっちりと仕上げる必要があります。その上で、解答するためには、登場人物の心情まで理解するようにしましょう。関東の国公立にしては珍しく和歌が頻出なので、掛詞などの和歌の技法を中心に、和歌に関する基本的な知識を徹底しておくことが必要です。和歌の読み手の心情理解や和歌のやりとりをめぐる人間関係などにも留意して、読解の演習を重ねましょう。

第4問 漢文

漢文は、現代語訳・書き下し問題・説明問題など、バランスよく出題されます。まずは漢文句法や文法などの基本的な知識を習得したら、要旨をとらえる訓練を重ね、文章の読解力を磨く必要があります。

筑波大学国語の時間配分の例

筑波大学の国語は、文系学類が120分、医学群が90分です。方針としては、点を取りやすい古文・漢文から解き始めるのが王道です。あとは自分が解けそうな問題から優先して解くことになります。

時間配分の例

時間配分の例は、文系学類の大問4題で120分の場合です。医学群は現代文の大問2題で90分なので、1題につき45分を目安にすれば良いでしょう。

00:25 第3問 古文(25)
00:50 第4問 漢文(25)
00:85 第1問 現代文(35)
00:120 第2問 現代文(35)

各大問の設問数は4題程度と少ないので、減点されないように注意を払いながら記述する必要があります。

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筑波大学の国語で必要な学力レベル

筑波大学に合格するためには、十分な基礎力とその応用力が要求されます。基礎を重視した良問が特徴で、高校での授業をどれだけきちんと理解したかで差が生まれると言えます。基礎を徹底して鍛え、基本的な学習からセンター・共通テストレベルまでは安定して高得点を取れるようにして、早めに過去問でその出題形式に慣れていきましょう。

現代文

現代文はレベル5。文章自体は特別に難しいわけではなく、解答すべき要素は見つけやすいのですが、どの要素を盛り込み、解答として端的にうまくまとめるのかが困難な設問が多いです。高い読解力と記述力が必要となります。

古文単語

古文単語はレベル4。単語は文章を理解するうえで不可欠な要素なので、古文単語の習得には早めに取り組み、単語帳1冊はしっかりと覚えきっておきましょう。

古文文法

古文文法はレベル5。動詞や助動詞、助詞、敬語などは一通りおさえておく必要があります。筑波大の特徴としては和歌が頻出なので、特に枕詞や掛詞などの和歌修辞に関しては、完璧におさえておきましょう。和歌の詠み手の心情を考えながら解くとよいです。

古文読解

古文読解は5。古文単語と文法をしっかりと覚えたら、問題集を使って読み解くトレーニングを重ねる必要があります。筑波大学同様、関西国公立では和歌について問われる問題がよく出題されるので、練習としてそちらに取り組んでみるのもよいでしょう。

漢文句法

漢文句法は5。筑波大の漢文読解にあたり、基本的な句法の習得は必須です。早めに覚えておきましょう。

漢文読解

漢文読解は5。漢詩や難解な評論などが出題されることがあり、文脈に沿った現代語訳・書き下し文や、内容説明・全体のまとめ問題など、幅広く出題されます。普段から主旨をまとめる練習を行い、読解力を磨きましょう。白文をもとにした設問もよく出題されるので、白文に慣れておく必要もあります。

筑波大学の国語が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、筑波大学の国語で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから筑波大学に特化していきたい!という人は途中から読み進めて下さい。

まずは基礎固め、古文・漢文から始めるとよい

筑波大学を目指すからと言って、いきなり難しい長文からやりはじめても力は付きません。必ず基本から着実に進めていくことが重要です。まずは古文単語や文法などから始めましょう。読解の問題演習を進めるのはその後です。

「マドンナ古文単語230」で、基本的な古文単語を完璧にすることから、古文の勉強を始めましょう。次に「スタディサプリ 高2ベーシックレベル古文文法」で、古文を解くうえで最も大切な勉強である文法の理解を深め、インプットを進めましょう。漢文の勉強は句法を覚えることが最も重要。「漢文ヤマのヤマ」で入試まで対策しましょう。
現代文が苦手で全く読めない、という場合は慣れるために早めから基本を入れておきます。

  • 現代文高校現代文をひとつひとつわかりやすく。

こちらは2周ほど読み進めていけばOKです。高校3年になるまでにこれらの基本を固めてしまうようにしましょう。

次に進むポイント

  • 助動詞の表に載っている「接続」「意味」「活用」をすべて覚えた
  • 動詞の活用をすべて覚えた
  • 古文単語帳の意味の8割は答えられる
  • 漢文の句法の8割は答えられる

入試に必要な力をつけていく「古文読解」の練習

古文は単語・文法を覚えるだけでは読むことはできません。助動詞の識別や敬語の見極め、そして「品詞分解」を行ってスムーズに古文を読めるようになることが重要です。ここでは品詞分解と識別の練習を行い古文読解の準備をおこないます。

現代文・漢文についてもここで読み方をしっかり入れておきたいところです。

次に進むポイント

  • 敬語の表を覚え、品詞分解がスムーズにできるようになった。
  • 助詞・助動詞の識別について、完璧に識別の仕方が言える
  • 古文読解のコツが掴めた

まずは共通テストレベルの問題に太刀打ちできる国語の各入試演習を実践

古文の読解の方法を身につけたら、現代文・漢文も含めてどんどん問題演習をしていきます。共通テストレベルの問題は演習教材として非常に使いやすいので、積極的に活用したいところです。

共通テストの問題は少ないため、センター試験の過去問も早い段階から積極的に活用しましょう。受験生の8月〜10月には取り組めるのが理想です。

  • 古文読解センター試験過去問
  • 漢文読解センター試験過去問
  • 現代文センター試験過去問

次に進むポイント

  • センターや共通テストの問題は8割以上正解できる

筑波大学入試レベルまで引き上げる!難易度の高い古文、現代文を演習

基本的な入試対応力は身についたので、あとは筑波大学に向けて絞り込んでいくだけ。特殊な傾向の対策を適宜入れていきながら、得点を高めていきます。

直近10年ほどの赤本に、時間を測りながら取り組みます。実際にどの順番で解くのか、というのを意識できるので、11月以降の仕上げに使っていきましょう。筑波大学が独自に作成する入試問題に慣れ、求められている基礎知識や応用力、解き方のスキルをどれだけ身につけているかが合格につながります。

  • 過去問赤本(10年分)

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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