筑波大学


筑波大学 化学の対策

国立大学の中でも高い知名度を誇る筑波大学の化学は、その名にふさわしく総合力が問われます。そんな筑波大化学だからこそ、きちんと傾向をつかんで必要な対策に絞っていくことが重要です。
この記事では、筑波大学化学の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

筑波大学の化学出題傾向

例年理論化学では溶液と物質の構成が、有機化学では構造推定が頻出です。高分子は有機の大問中に少し出題される程度ですが、セルロースの特徴やアミノ酸の呈色など教科書レベルの出題が多いため確実に得点できるようにしておきましょう。

筑波大学化学の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 無機化学記述式設問
  • 第2問 理論化学記述式設問
  • 第3問 有機化学記述式設問

理論・無機・有機から1題ずつ大問が出題されます。無機の問題は理論と融合されて出題されることが多いです。1つの大問に様々な分野の小問が出題される傾向があります。近年では字数制限ありの記述式設問が増えており、設問に対して的確に解答する対策も必要となっています。

筑波大学化学の時間配分の例

筑波大は理科系2科目あわせて計120分の試験になります。1科目60分とすると、大問1つにつき20分です。ただし、2科目合わせての時間配分となるため、あくまでも目安として考え、極力少ない時間で解答していくようにしましょう。特に、無機化学など暗記で解答できるような大問は少ない時間で解答しましょう。有機の構造推定など時間をかけるべき設問にきちんと時間を回すことが大事になります。

時間配分の例

00:00 第1問 無機化学記述式設問(15)
00:15 第2問 理論化学記述式設問(20)
00:35 第3問 有機化学記述式設問(20)
00:55 見直し(5)

筑波大の化学では、理論の計算問題と、有機の構造推定の問題を時間内に解き切ることが重要になってきます。基本的には教科書レベルの難易度の問題が多いです。標準レベルの問題は素早く解き切り、合否を左右する問題に時間を回しましょう。

筑波大化学で必要な学力レベル

筑波大の化学では、基礎知識を問う問題が多く出題されます。各大問では様々な分野から小問が出題されており、教科書レベルの内容は分野を問わずをしっかり理解しておくことが大前提となります。無機・理論の複合問題も頻出のため、基礎知識定着後は演習で対策しておく必要があります。近年の出題傾向として、字数制限つきの記述式設問が増えてきているため、設問に対して自分の言葉で解答できるようにしておきましょう。

筑波大学化学が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、筑波大学の化学で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから筑波大学に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

化学の基本、教科書レベルの定着度チェック

化学の勉強は学校の授業と並行して行うことでスムーズにすすめることが出来ますが、多くの学校では進度が遅く、高3の冬入試ギリギリまで終わらないということもしばしば。高3の夏前には終わらせておかないと、入試レベルの対策時間が足りなくなります。
これまで習った範囲の復習も含め、以下の参考書で全範囲の知識の網羅と定着を並行して行います。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、教科書レベルの基本知識を盤石にしていきます。いきなり問題を解くことはできないため、まずは映像授業の視聴と付属の問題を解くことで身につけていきましょう。
「リードα」「セミナー」などは適宜学校で配布されたもので似たようなものを使っても構いません。学校で配布されない場合、中古のものの購入や市販の「エクセル化学」などを活用しましょう。問題数が多くレベルも幅広いため、知識の定着にも入試レベルへの飛躍にも最適です。
筑波大学の化学は出題範囲が広いため、早い時期に一通りの単元を学習しておくと良いです。化学は最後まで学んで初めて納得できる内容も多いため、多少疑問が残ることがあっても1度最後まで学んで学習してしまうことが大事です。

次に進むポイント

  • 化学の単元を一通り理解できた
  • 化学でどういう範囲があって、どんな問題が出るのか把握している
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた

筑波大入試を解くための定石問題演習

筑波大入試や共通テストレベルの問題を解けるようになるには、理解だけでなく理解したことを問題を解く際に実践できることが大前提です。ここからは頻出の解法を固めていくことで、まずは入試問題を解くための「武器」を身につけていきます。

授業と同時並行で定石問題の演習も進めていきましょう。筑波大の化学では基礎知識問題の出題が多いため、確実に正答できる実力を身に付けておく必要があります。高3の夏前までに問題演習を通して化学の基礎力をつけておくと、夏以降の演習で一気に合格レベルに近づきます。高3の夏前にセンター試験の過去問で7割以上取れる実力をつけておくと夏以降の学習が相当楽になります。
特に合格点に影響する理論化学の計算問題や、有機化学の構造推定については定石問題を中心に演習し、得点源にできるようにしておきましょう。

次に進むポイント

  • 「基礎問題精講」で例題の7割は解答を見ずに解ける
  • センター試験の過去問で70点くらいは取れる

筑波大入試レベルまで引き上げる!実践問題演習

定石問題は身についたので、あとは筑波大入試に向けて絞り込んでいくだけ。入試問題は定石問題の組み合わせで出題されますから、実際の入試問題をどんどん演習していきます。

基本的な参考書をやり終えたら、筑波大の過去問や筑波大形式に似た問題で仕上げていきます。特に特徴的な問題は過去問を解いてみないと解くコツが掴めないので、意識していきましょう。

  • 過去問赤本(5〜10年分)

直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測って取り組みましょう。筑波大の化学では、理科系2科目合わせて120分の時間配分のため、過去問を使って自分なりの時間配分を作っておくことがおすすめです。筑波大の化学は問題数が多いため、入試形式で慣れておくことで本番も焦らずに解くことが出来ます。夏以降の筑波大対策の仕上げに使っていきましょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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