筑波大学


筑波大学 物理の対策

筑波大学の物理出題傾向

筑波大の物理は例年分野に偏りなくまんべんなく出題されています。

そのため受験生が勉強をおろそかにしがちな原子分野からの出題もあります。

2017年、18年に2年連続でも出題されているため、油断せずに対策をしておきましょう。

筑波大学物理の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 力学記述式設問
  • 第2問 電磁気記述式設問
  • 第3問 波動・熱力学・原子いずれかの記述式設問

筑波大の物理の試験は全部で3つの大問が出題されます。

第1問は力学、第2問は電磁気がほとんどの年度で出題されています。

第3問は年によって異なり、熱力学と原子の分野が合わさった融合問題が出されることもあります。

年度によって異なりますが、ほとんど全ての大問が記述式の問題となっており、グラフを描く問題や、文章で実験や現象の理屈を記述する問題も出題されることがあります。

解答欄に問題の考え方や途中計算、方程式などを書く必要もあるため、日ごろの演習から記述式の解答を意識して取り組むとよいでしょう。

筑波大学物理の時間配分の例

筑波大学の理科の試験時間は2科目合わせて120分間です。

化学のほうが物理より解くのに少し時間がかかることを考えると50~55分で物理の大問3つを解ききることが理想です。

入試前は過去問などを通して、自分はどのように問題を解いていくのかシミレーションをしておくとよいでしょう。

以下は55分で解いたときの時間配分の例ですが、必ずしも1問目から解く必要はなく、解けそうな小問の多い大問から順に解くのがいいでしょう。

時間配分の例

00:00 問題の把握(2)
00:02 第1問(15)
00:17 第2問(15)
00:32 第3問(15)
00:47 見直し(8)

筑波大の物理は1つの大問につき約8問から10問の小問がついています。

最後の方の小問は難しい問題が含まれているものの、過去の問題と比べると近年は内容が少し簡単になってきている傾向があります。

そのため、時間がなく最後まで解き切ることができないと大きく点数に差がついてしまいます。

あらかじめ過去問で練習したり、試験の初めに問題の把握をしたりなどして、試験時間の管理をできるようになっておきましょう。

大問あたり15分を1つの目安として、15分で解けなかった部分は飛ばして次に進む方針がおすすめです。

筑波大物理で必要な学力レベル

筑波大学の物理では多くの問題が入試の標準問題レベルの出題になっています。

そのため、物理現象の基礎をしっかり押さえたうえで、教科書の章末問題レベルが簡単に解けるレベルになっていれば入試問題の5割は解くことができるでしょう。

筑波大学物理が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、筑波大学の物理で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。

「これから勉強を始める!」という人は始めから読み進めてほしいですし、「ある程度基礎はできている!これから筑波大学に特化していきたい!」という人は途中から読み進めてもOKです。

物理の基礎が身についているかのチェック

物理の勉強は学校の授業と並行して行うことでスムーズに進めることが出来ますが、多くの学校では進度が遅く、高3の冬、入試ギリギリまで終わらないということもしばしばあります。

高3の夏前には全範囲一通り習い終わった状態でないと、学習していない分野の基礎学力が身につかなくなってしまいます。

物理の基本が全く分かっていない人はこれまで習った範囲の復習も含め、以下の参考書で全範囲の知識の網羅と定着を並行して行います。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、教科書レベルの基本知識を盤石にしていきます。

いきなり問題を解くことはできないため、まずは映像授業の視聴と付属の問題を解くことで身につけていきましょう。

すでに物理を学校で習っていたり、自分で勉強して物理の基礎の基礎は分かっているという人は飛ばしても構いません。

次に進むポイント

  • 物理の苦手意識が少し薄れてきた
  • 教科書の練習問題レベルの問題は解くことができる
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた

入試問題の定石を把握するための問題演習

筑波大入試や共通テストレベルの問題を解けるようになるには、公式の理解だけでなく、理解した公式や定石を問題を解く際に実践できることが必要です。

ここからは頻出の解法を固めていくことで、まずは入試問題を解くための「武器」を身につけていきます。

これらの参考書で物理の基礎力を身に着けていきましょう。

「リードα」「セミナー」などは適宜学校で配布されたもので似たようなものを使っても構いません。

学校で配布されない場合、中古のものの購入や市販の「エクセル物理」などを活用しましょう。

問題数が多くレベルも幅広いため、知識の定着にも入試レベルへの飛躍にも最適です。

「リードα」「セミナー」には難しい問題も含まれているため、物理の基礎を身に着けたいという目的で使用するのであれば基本問題をピックアップして使うというのもよいでしょう。

「リードα」「セミナー」「物理のエッセンス」は同じような難易度であり、物理の基礎力を身につけるのにうってつけの教材です。

3つの内どれか1つで良いので終わらせて「良問の風」に移りましょう。

良問の風まで出来るようになれば、かなり力はつくはずです。

しっかりと解けるようになるまで、間違えた問題は何周も繰り返し解き、定着させましょう。

3年生の夏休みの終わりまでにここまでが終わっていることが理想ですので1つの目安にしてみてください。

次に進むポイント

  • 「良問の風」で8割の問題は解ける
  • センター試験の過去問で80点くらいは取れる

筑波大入試レベルまで引き上げる!入試形式の問題で演習

定石問題は身についたので、あとは筑波大入試に向けて難しい問題に挑戦していくだけです。

入試問題は定石問題の組み合わせで出題されるため、実際の入試問題でどんどん演習していきましょう。

基本的な参考書を終えたら、筑波大の過去問や筑波大形式に似た問題で仕上げていきます。

上記のうち1冊をきちんと解けるようにしましょう。

「名問の森」はやや難しい問題が収録されているため、もし余裕がなく他の教科に比べて物理が苦手という人は取り組む必要はありません。

一方で、物理が得意だったり、物理を得点源にしたい場合は取り組んだ方が良いでしょう。

特に特徴的な問題は過去問を解いてみないと解くコツが掴めないので、意識していきましょう。

  • 過去問赤本(5〜10年分)

筑波大物理で合格点をとるには問題の多くを占める標準問題を確実に得点することが大切です。

冒頭でも述べたように、筑波大学の物理は近年易化してきています。

ですが、見たことのないような装置や問題設定の問題もたまに出題されているため、問題の本質をつかまないと解けないような応用問題の演習も行っておきましょう。

試験時間が比較的短いため、時間管理の感覚や難しい問題を飛ばす判断力も養っておくことも大切です。

また、解いた後は「指定された文字以外の文字を使っていないか」「単位は答えとして適切なものか」、「パラメーターを極端な値(0や無限大)にしてみて納得できるか」などを確認してケアレスミスを防ぐ練習もしておきましょう。

いずれにせよ、筑波大独特の問題や傾向をつかむために出来れば10年分は過去問演習しておくことが重要です。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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