早稲田大学商学部


早稲田大学商学部 数学の対策

早稲田大学はご存じの通り、日本に数ある私立大学の中で最難関の大学です。

その中でも特に早稲田の商学部の数学は、問題が難しいとされる東京大学、一橋大学、慶応大学と比べても難しく、難易度だけなら早稲田の商学部が一番難しいとまでいわれています。

そのため他の教科はもちろん、数学も十分な対策をしなければなりません。

この記事では、そんな早稲田大学商学部の数学攻略法についてお伝えしていきます。

早稲田商学部の数学出題傾向

早稲田商学部の数学の過去5年間の出題分野を表にまとめています。

頻出度の多い範囲は重点的に対策をしていきましょう。

表を見てもらえれば分かる通り、早稲田商学部の数学には明確に出やすい分野と出にくい分野があります。

特に頻出なのは、

  • 数ⅠⅡの数と式
  • 数Aの整数
  • 数Ⅱの微分積分
  • 数Ⅱの三角関数
  • 数Bの数列・漸化式

の5つの分野です。

特徴的なのは、他の大学ではよく出てくる確率やベクトルの問題が少ないという点です。

もちろん全範囲勉強は必須ですが、入試前は特に上記の5つを中心に勉強するとよいでしょう。

早稲田商学部数学の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 マーク式設問
  • 第2問 記述式設問
  • 第3問 記述式設問

早稲田の商学部は例年大問1がマーク式の小問集合で、大問2,3は記述式設問になっています。

制限時間は90分で大問は3つと他の大学に比べると余裕のあるものの、思考力や高度な計算処理を要求する難易度の高い問題が多く含まれます。

受験生が見たことのないような設定の問題が出題されることも多いため、初見の問題を解く力を要求されています。

また大問2・3は記述式であるため、論理立てて途中の処理を記述する力も求められます。

早稲田商学部数学の時間配分の例

時間配分の例

00:00 第1問(25)
00:25 第2問(25)
00:50 第3問(25)
01:15 見直し(15)

上記でも述べたように、商学部の数学の制限時間はあまりきつくはありません。

ですが一つの問題に集中して詰まってしまい、後の問題が解けなくなってしまったということも起こりえます。

中には受験生の大多数が解けないような難問も含まれているため、時には思い切って飛ばす勇気や判断力も必要です。

早稲田商学部数学で必要な学力レベル

早稲田商学部の数学は非常にレベルの高い学力を要求しています。

入試における標準問題が解けても、目新しい設定の問題や高度な計算能力を要求されるため、総合的な思考力が必須になります。

ですが中には標準問題も含まれているため、それらの他に比べて簡単な問題を確実にとる力が合格において重要になってきます。

また半分以上が記述式の問題のため、自分の解答を採点者に分かりやすく論理だてて説明するように書く能力も必要です。

早稲田商学部数学で合格点をとるためのレベル別勉強法

これからは、早稲田商学部の数学で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。

「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、「ある程度基礎はできている!これから商学部に特化していきたい!」という人は途中から読み進めても大丈夫です。

教科書レベルの数学が身についているかのチェック

数学が「苦手!」という場合は、まずその苦手を払拭するため、基礎の基礎レベルの問題集から取り組むべきです。

以下のチェックリストに当てはまる場合は、まず一番基本的な問題集から取り組むようにしましょう。

  • 教科書に載っている内容や学校の授業を正直ほとんど理解できていない
  • 数字がそもそも苦手
  • 学校の授業を全然聞いていなくて、テストでも赤点ギリギリ

これらに一つでも当てはまる場合は、以下の参考書からスタートしましょう。

なるべく早く、どんなに遅くても2年生のうちには終わらせておかないと間に合わなくなってしまいます。

先程のチェックリストに当てはまらない場合は次のレベル、映像授業などを通した教科書レベルの内容理解と復習に進みましょう。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、教科書レベルの基本知識を盤石にしていきます。

いきなり問題を解くことはできないため、まずは映像授業の視聴と付属の問題を解くことで身につけていきましょう。

次に進むポイント

  • 教科書の練習問題はすらすら解ける
  • 数学の苦手意識が少し薄れてきた
  • 数学1A2Bでどういう範囲があって、どんな問題が出るのか把握している
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた

入試問題における定石を身に着ける問題演習

早稲田商学部数学や共通テストレベルの問題を解けるようになるには、理解だけでなく「理解したことを問題を解く際に実践できること」が大前提です。

ここからは頻出の解法を固めていくことで、まずは入試問題を解くための「武器」を身につけていきます。

青チャートは入試の標準的な問題の解法を身につけるのにうってつけの教材です。

かなり問題数は多く難しい問題も中には含まれていますが、すべて取り組めると数学の徹底した基礎力を身に着けることができます。

このような標準問題をたくさん解くことによって、入試でも十分に戦うことのできる数学の基礎の部分が身につきます。

数学における基礎は、基本的な定理や公式の理解に深くつながっています。

そのため基礎がわかっていると、見たことのない初見の問題でもどのように解くべきか理解できるようになります。

早稲田商学部の数学では、そのような初見の問題が多く出されるため、この数学の基礎が抜け落ちていると標準問題すら取ることができません。

入試問題が難しいからといって初めから難しい問題で勉強していても力は付きません。

他の教科と比べて数学は基礎が身につくまでにとても時間がかかる科目なので、大変だとは思いますが頑張りましょう。

早稲田大学を目指す学生はこの青チャートレベルの教材は3年の夏休み前までに仕上げておくのが理想ですので、一つの目安にしてみてください。

次に進むポイント

  • 教科書の章末問題レベルがすらすら解ける
  • 「青チャート」の「レベル3」までは完璧に解ける
  • 「青チャート」の「レベル4・5」は7割以上解ける

最後の仕上げ!入試形式の問題で演習

定石問題は身についたので、あとは早稲田大入試に向けて絞り込んでいくだけです。

入試問題は定石問題の組み合わせで出題されますから、実際の入試問題をどんどん演習していきます。

そうすることで早稲田の標準問題は確実にとる力が身につきます。

基本的な参考書をやり終えたら、早稲田大の過去問や早稲田大形式に似た問題で仕上げていきます。
特徴的な問題は過去問を解いてみないと解くコツが掴めないので、意識していきましょう。

早稲田商学部の数学は思考力、特にパズル的な思考力が要求されることが多々あります。

これらの問題は他の大学ではあまり見られないような少し変わった問題ですので、過去問で十分に練習を積んでおくことをおすすめします。

  • 過去問赤本(5〜10年分)

また初見問題が多いため、普段から初めて見る問題の演習を多く積み、思考力を鍛えておきましょう。

それに加えて早稲田の数学は他の私立大学と比べても記述量が多いです。

大問2・3はかなり難しい問題が多いものの自分の論理や書き方次第では部分点をもらえることができます。

必要十分性や答えに至るまでの考え方、自分の展開している論理の枠組みなどを示すことによって部分点をもらえる可能性を大きく上げることができるでしょう。

大多数が解けないような問題が出された時に多くの受験生は諦めてしまいますが、そんな時だからこそ分からないなりに部分点だけでも取りに行く姿勢がとても重要です。

なお、きちんとした記述の仕方や細かい部分点の取り方などは学校の先生や塾の先生に聞くとよいでしょう。

記述のある数学では自分の書いた解答を他の人に見せて客観的に分析してもらうことがとても大切です。

先生に助けてもらいつつ勉強を進めていきましょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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