英単語帳の王道中の王道「英単語ターゲット」シリーズ。「学校で配られたけど、自分にあっているのかわからない……」「もっと上手に使いたい……」なんて人も多いのではないでしょうか。
この記事では、「英単語ターゲット」シリーズの一つ『英単語ターゲット1400 5訂版』(以下、『ターゲット1400』)の使い方と勉強法をお伝えします。
『ターゲット1400』は、正しい使い方をすれば共通テスト・中堅私大までレベルまで対応できる単語帳。ぜひ、この記事であつかう基本の使い方を実践してみてください。
『英単語ターゲット1400 5訂版』基本情報
- 料金
- 2,640円
- 収録単語数
- 1400個
- ページ数
- 400ページ
- 習得にかかる時間
- 70時間
- レベル
- 共通テスト〜中堅私大まで対応可能
- 持ち運びやすさ
- ★★★★★(手のサイズにフィット。電車でも勉強しやすい)
- おすすめ度
- ★★★★☆(共通テストレベルの単語力をつけたい人にはおすすめ)
『ターゲット1400』は旺文社の「英単語ターゲット」シリーズの単語帳です。
同じシリーズに『ターゲット1200』『ターゲット1900』の2つ、レベル違いの単語帳があります。
掲載されている単語量は、名前の通り1400語です。
『ターゲット1400』をやりきれば、共通テストで困ることはありません。
『ターゲット1400』はこんな人におすすめ!
- 共通テストでコンスタントに6割以上とれる
- 中学レベルの基礎英単語は覚えている
- 『ターゲット1200』の単語はほぼ覚えた
- 「英単語ターゲット」シリーズで勉強したい人
- シンプルで見やすいデザインが好きな人
『ターゲット1400』は、中学~高校基礎レベルの英単語がすでに完璧で、入試レベルに進みたい人におすすめの英単語帳です。
『ターゲット1400』の単語を覚えれば、共通テストレベルの長文まではある程度読めるようになります。
こちらの動画でも、英単語帳の選び方について解説しています!
『ターゲット1400』こんな人にはおすすめできない!
- 中学レベルの英単語に不安がある
『ターゲット1200』がおすすめ! - 正直英語はニガテ…。もはやムリ!!
『速読英単語 必修編』、『システム英単語』がおすすめ! - 基本的な英単語はもう完璧!!英語には自信がある
『ターゲット1900』がおすすめ!
「まだ『ターゲット1400』で勉強するのは早い……。」という人は『ターゲット1200』から勉強することをおすすめします。
反対に「基本的な英単語はもう完璧!」「最難関大学を目指している!」という人は、『ターゲット1900』を使用しましょう。
「英単語ターゲット」シリーズのレベルについて
旺文社によると、「英単語ターゲット」シリーズ(1200、1400、1900)のレベルについて、
- 1200:基礎~標準(中学レベル~共通テスト)
- 1400:標準(共通テスト~中堅私大)
- 1900:標準~応用(共通テスト~国公立2次・難関私立)
とされています。
自分の目指す大学に応じて適切な参考書を選びましょう。
『ターゲット1200』について詳しく知りたい人は、こちらの記事もチェック!
『ターゲット1900』について詳しく知りたい人は、こちらの記事もチェック!
ほかのおすすめ単語帳も見たい、メリットやデメリットをきちんと比べたい、という人は、こちらの記事もチェック!
『ターゲット1400』の使い方・勉強法
ここからは、『ターゲット1400』の使い方について説明していきます。
1周目
- Step1.
- 1ページの単語の意味を見て、日本語とセットで音読しながら、日本語訳を覚える
- Step2.
- 覚覚えたと思ったら赤シートで隠して、赤字の部分が言えるかテストする
- Step3.
- 間違えた日本語訳をもう一度覚える
- Step4.
- 完璧になったと思ったらもう一度テストする
- Step5.
- これを100単語(1section)ぶん繰り返す
1周目はまず単語の意味・発音・スペルや品詞を見て理解し、そこから赤シートで隠してテストします。
覚えていなかったものは印を入れて、覚えたらまたテスト。これをこれを100単語(1section)ぶん繰り返しましょう。
100単語が厳しそうなら50単語・70単語などに区切ってもOKです。
2周目
- Step1.
- 赤シートで隠して、意味が言えるかテストする
- Step2.
- 意味が言えなかった単語にしるしをつける
- Step3.
- 間違ったものだけを完璧だと思うまで繰り返し日本語と英語をセット
- Step4.
- 完璧になるまで繰り返す
2周目以降は、テストを繰り返すだけです。
印のついている単語だけでいいので、どんどん繰り返してやっていくと1時間で200単語くらい進むこともできるはずです。
『ターゲット1400』の勉強法の大原則
暗記で最も大切なことは、
- なんども繰り返す!
- かならずテストする!
の2つです。この2つを守ることで、記憶が定着しやすくなります。
単語暗記も最初から出来る人はいません。何度も繰り返してはじめて覚えられるようになります。半分出来ていればいいや!くらいの気持ちで取り組みましょう。
そして、毎回の勉強で必ず「テスト」をすることで記憶の定着をはかりましょう。
先ほどのstepを見ればわかるとおり、毎回毎回テストを行うようにすすめています。
ただ見ているのではなく、「なんとか思い出そう」と脳に負担をかけることで、より記憶定着につながります。
こちらの記事で、英単語の勉強法を詳しく解説しています!
こんな使い方は要注意!『ターゲット1400』使い方のコツ
ここからは、『ターゲット1400』を効率的に活用するための使い方のコツをご紹介します。
最初の1周で覚えるべきは、赤字の部分だけ
1度にすべて覚えようとしてはいけません。特に最初の1周目は、最重要である赤文字の部分の暗記に集中しましょう。
まず赤字を覚えることで、単語の中心的な意味を覚えられます。赤字以外の意味も基本的にはこの中心の意味から派生した意味です。ですので、赤字の意味を覚えることを第一優先にしていきましょう。
高2の10月までには勉強をスタートさせる
『ターゲット1400』はレベルとしては共通テスト程度のものなので、志望校によりますが、難関大志望の人は、高3の4月までに終わらせておくのがいいでしょう。
それほど難しい単語レベルではないので、高1など早くやるに越したことはありません。遅くても、高2の10月からはスタートさせましょう。
『ターゲット1400』をやれば共通テストの英語で7割前後取れる単語力がつきますが、MARCHレベル以上になってくると『ターゲット1900』までやる必要があります。
まとめ
- 暗記の鉄則は「なんども繰り返す」「かならずテストをする」
- まずは赤字の意味だけ覚える
- 高2の10月までにはスタートさせる
暗記の鉄則は「なんども繰り返す」「かならずテストをする」ことです。1周目で全てを暗記しようとせず、何周もして少しずつ覚えていきましょう。
- 共通テストでコンスタントに6割以上とれる
- 中学レベルの基礎英単語は覚えている
- 『ターゲット1200』の単語はほぼ覚えた
- 「英単語ターゲット」シリーズで勉強したい人
- シンプルで見やすいデザインが好きな人
- 共通テスト~中堅私大レベルの英語力を身につけたい人
『ターゲット1400』は、共通テストレベルの英語力をしっかり身につけたい人や、中堅私大レベルの大学を志望している受験生にピッタリの単語帳です。
レイアウトはシンプルに単語と意味、派生語、例文となっているため、シンプルなデザインが好きな人にもおすすめです。
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