一橋大学


一橋大学 世界史の対策

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

  • 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、各大学の入試配点や出題範囲の変更が予定されています。順次更新していますが、一部古い情報が含まれている可能性もあるので、記事の更新日を必ずご確認ください。

文系最難関の1つでもある一橋大学の世界史の試験は難易度が非常に高く、教科書のレベルを超えた問題もたびたび出題されます。しかし、各大問で出題されるテーマがだいたい決まっているため、対策次第では合格点を取ることも十分可能です。

この記事では、一橋大学の世界史の攻略に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

一橋大学・世界史の出題傾向

例年、一橋大学の世界史では400字程度の論述問題が出題されています。教科書レベルを超える知識を問う問題が多く、難易度は他大に比べてかなり高くなっています。「何を問われているのか」「何を書けばいいのか」しっかり考えて答案構成を考えることが大切です。教科書に載っていない知識が問われるような問題が出てもそこで諦めず問題文や資料からヒントを見つけましょう。

一橋の世界史は大問ごとの出題傾向があり、例年その範囲から大きく外れることはほとんどありません。頻出分野は特に重点的に勉強しておきましょう。

一橋大世界史の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 論述問題
  • 第2問 論述問題
  • 第3問 論述問題

第1問:論述問題

大問1はヨーロッパの中世から近世について出題されます。キリスト教に関する問題やヨーロッパ諸国の世界進出に関する問題が多く出題されるため教科書や用語集で細かい内容まで確認しておきましょう。

第2問:論述問題

大問2は欧米の近現代について出題されます。戦争に関する問題が多く出題される傾向にあります。各国の関係が複雑なためしっかり整理しながら勉強するようにしましょう。

第3問:論述問題

大問3はアジアの近現代史が出題されます。朝鮮・中国が多く出題されるため、重点的に対策しておきましょう。

一橋大学世界史の時間配分の例

一橋大学の世界史の試験時間は120分で、大問は3つ。そのため大問1つあたり40分程度のペースで解いていくことになります。いきなり答案を書き始めるのではなく、各大問の最初の10分程度は問題文を読み込み、どの大問から答えるか整理し、答案構成を考えるのに使いましょう。書く量が多いと字が雑になりがちですが、採点者に読めない字があると減点されてしまいます。採点者が読めるような字で書くように心がけましょう。

時間配分の例

00:00 第1問 論述問題(40)
00:40 第2問 論述問題(40)
01:20 第3問 論述問題(40)

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一橋大学世界史で必要な学力レベル

レーダーチャート

ここでは、学習塾STRUXが使用しているレーダーチャート分析をもとに、一橋大の世界史に必要な参考書・レベルをチェックしていきます。

一橋大学のレーダーチャートはこのようになります。

一橋大学の世界史のレーダーチャートはこのようになりました。通史理解、短文論述、論述で特に高い完成度が求められます。

通史理解

通史理解はレベル5。歴史の流れや変化、因果関係などを説明させる問題が出題されるため、細かい出来事も含めて通史を確実に理解しておく必要があります。また複数の国にまたがったテーマも出題されるので、縦の歴史だけでなく横の歴史も意識した勉強をするようにしましょう。

単語暗記

単語暗記はレベル3。語句そのものを答えさせるような問題はあまり出ませんが、語句の意味を理解していないと論述を解くことはできません。教科書に出てくる語句は確実に押さえておきましょう。

短文論述

短文論述はレベル5。1つの大問の中に論述が2題ある場合には、それぞれ150字~200字程度になります。限られた字数の中で過不足なく答えることができるようになるためには訓練が必要です。論述に特化した参考書で短文論述を書く練習をしておきましょう。

論述

論述はレベル5。一橋の世界史は、ぱっと見で何を答えればいいのか分からないような問題が多く、大学入試の世界史の論述の中でも最も難しいものの1つです。まずは問題文や資料をよく読み、答案構成をしっかり考えてから書くことが大切です。

早い段階で知識のインプットを終わらせ、過去問演習に使う時間をなるべく多くしましょう。

一橋大学世界史が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、一橋大の世界史で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから一橋大に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

世界史の基礎の基礎を学ぶステップ

世界史に苦手意識がある人は、まず世界史という科目の全体像をつかみましょう。簡単な参考書を何周か読むことで歴史の流れを頭に入れていきます。基礎をしっかり固めておくことでその後の実践問題や過去問の演習がスムーズに進みます。

  • 教科書に載っている内容や学校の授業を正直ほとんど理解できていない
  • 世界史に苦手意識がある
  • 学校の授業についていくことができず、テストも赤点ギリギリ

これらに一つでも当てはまる場合は、以下の参考書からスタートしましょう。

この参考書は、中学と高校で学ぶ世界史の大まかな内容を短い時間で復習することができるものです。授業の予習復習もかねて何周か読んでおきましょう。本格的な受験勉強が始まる前に歴史の流れを確実に頭に入れておきます。

先程のチェックリストに当てはまらない場合は次のレベル、映像授業などを通した教科書レベルの内容理解と復習に進みましょう。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、世界史の基本レベルの知識を確認していきます。この段階で教科書に載っている重要な語句については一通り確認しておきましょう。講義の映像を見たあとはセットになっている確認問題を解いて知識を定着させます。
また、始めから一問一答で演習すると単語の丸暗記になってしまいます。歴史の流れの復習も兼ねて、単語を覚える際には穴埋め形式の問題集を使うようにしましょう。

次に進むポイント

  • 世界史の苦手意識が少し薄れてきた
  • 細かい単語は覚えていなくても、世界史の歴史の流れ全体や出来事はすべて把握できた
  • 映像授業の内容を理解し、確認問題も解けた

問題演習で力をつけよう

一橋大入試や共通テストレベルの問題を解けるようになるには、通史や単語を暗記しているだけでは不十分です。問題演習を通じて知識の使い方を学んでいきましょう。また、実際に問題を解いてみることで苦手な分野や理解が不十分な分野などに気づくことができます。

高3の夏前にはこの段階に進んでいるようにしましょう。

センター試験の過去問も知識の定着度を確認するのに役立ちます。

  • 単語暗記センター試験過去問

次に進むポイント

  • 共通テストレベルの問題が解ける
  • 教科書レベルの知識は完璧になった

一橋大試で合格点を取るための総仕上げ

実践練習で問題の解き方は身についたはずなので、いよいよ一橋大入試本番に備えて総仕上げをしていきます。ここからは入試問題を解くことを通じて時間配分や問題の難易度を確認しましょう。

基本的な参考書をやり終えたら、一橋大の過去問や一橋大形式に似た問題で仕上げていきます。実際に問題を解いてみることで難易度や問題の形式を改めて確認することができます。

過去問を解くときには必ず時間を計るようにしましょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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