立教大学


立教大学 文系数学の対策

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

  • 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、各大学の入試配点や出題範囲の変更が予定されています。順次更新していますが、一部古い情報が含まれている可能性もあるので、記事の更新日を必ずご確認ください。

1922年に設立され、100年近くにわたり社会で活躍する卒業生を輩出してきた立教大学。MARCHのひとつに数えられ、毎年数多くの受験生が入学を希望する人気大学です。そんな立教大学だからこそ、合格を勝ち取るためにはきちんと傾向をつかんで必要な対策に絞っていくことが重要です。

この記事では、立教大学の文系数学に必要な情報をすべて、レベルごとにお伝えしていきます。

立教大学の文系数学出題傾向

過去5年(2016-2020)の過去問から頻出分野を分析しましょう。立教大学を目指すみなさんは対策にぜひ役立ててください。

立教大学における数学の出題頻度を表にまとめています。頻出度の多い範囲は重点的に対策をしていきましょう。

*2017年度は経営学部の個別日程。それ以外はすべて全学部日程。
*付きは数が同じものの組み合わせで複合問題。

数2の図形と方程式が毎年大問で出題されていることから、立教大学の出題の好みがはっきりとわかります。同じく数2の微分・積分もかなり頻出。入試直前期はこれらの分野を重点的に演習し、あらゆる出題パターンに対応できるよう準備しておきましょう。

立教大学数学の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 小問集合
  • 第2問 記述式設問
  • 第3問 記述式設問

立教大学は名門私立大学の中では珍しく、記述問題がベースとなっています。立教大学を目指すみなさんは、途中計算や考え方を過不足なく採点者に伝える練習を十分に行っておけば十分合格レベルに到達できるでしょう。

立教大学数学の時間配分の例

立教大学文系数学の試験時間は60分。
方針としては、まず問題全体を眺め、比較的取り組みやすそうな設問から解いていきましょう。1つの問題に長時間足止めされると精神的に追い込まれ、他の問題に割く時間もどんどん減っていきます。そのため、3分手が止まっていたら思い切って飛ばすなど、「こういう時はこう対処する!」といった作戦を考えておけば、本番で思い通りにいかない場合も落ち着いて対応することができます。

以下に時間配分の例を示しておきます。

時間配分の例

00:00 第1問 小問集合(20分)
00:20 第2問 記述式設問(20分)
00:40 第3問 記述式設問(20分)

なお、入試本番はかなり緊張感が漂うため、問題を解くのに想定以上の時間を要することがあります。過去問演習では本番よりも少し短めの時間で解ききるようにしておきましょう。

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立教大学文系数学で必要な学力レベル

立教大学の文系数学では標準的な問題をきちんと解けるようにしておくことが求められます。無理な難問を解けるようになる必要はありません。共通テストと比べて、大きな難易度の差は見られません。得点率は、2問完答し、残りの1問は取れるところで確実に点数を稼いでトータル8割程度を目指しましょう。問題レベルがそこまで高くない分、計算ミスの有無で勝敗が分かれます。きちんと正しい答えに辿り着けるよう、日頃から意識して学習しましょう。

立教大学数学が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、立教大学の文系学部に合格するための数学の勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから立教大学に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

立教への道もまずは基本から!教科書レベルのチェック

立教大学は毎年数多くの受験生が押し寄せる人気大学ですが、張り切りすぎていきなり難しい問題を解こうとしても実力向上は望めません。成績の良い人ほど、基本を大切にしているものです。

数学が「苦手!」という場合は、まずその苦手を払拭するため、基礎の基礎から取り組むべきです。以下のチェックリストに当てはまる場合は、まず一番基本的な問題集から取り組むようにしましょう。当てはまらない場合は次のレベルへとスキップして構いません。映像授業などを通した教科書レベルの内容理解と復習に取り組みましょう。

  • 教科書に載っている内容や学校の授業を正直ほとんど理解できていない
  • 数字がそもそも苦手
  • 学校の授業を全然聞いていなくて、テストでも赤点ギリギリ

これらの項目に一つでも当てはまる場合は、以下の参考書からスタートしましょう。

こちらの「ひとつひとつわかりやすく」シリーズは、教科書レベルよりも易しい参考書です。高校2年生のうちには終わらせておかないと、入試レベルの問題演習に十分な時間が取れず、受験本番には間に合いません。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、教科書レベルの基本知識を盤石にしていきます。数学は最低限の知識がないと問題を解くのは困難ですから、まずは映像授業の視聴と付属の問題を解くことで身につけていきましょう。

次に進むポイント

  • 数学の苦手意識が少し薄れてきた
  • 数学1A2Bではどのようなことを学ぶのか、またどういった問題が出るのか把握できた
  • 映像授業や学校の授業内容はすべて理解できた

問題演習を通じて、立教大文系数学を解くための基本的解法パターンを習得!

立教大学入試や共通テストレベルでは、知識を自在に使いこなして問題を解けるようになっている必要があります。そのためには、実際に問題を解くことで学習内容を定着させるのが有効です。ここからはよく出る解法パターンを確実に使えるようにして、入試問題を解くための「武器」を身につけていきましょう。

入試の土台づくりに打ってつけの参考書として、長年受験生から支持を得てきたチャート式。このシリーズを使い、問題を解くための道具を整理しながら頭に入れていきましょう。反復学習を徹底し、解法を満遍なく身につけることが重要です。

数学1Aと2Bの青チャートは高2の間には終わらせておくべきです。

次に進むポイント

  • 「青チャート」の「レベル3」までは完璧に解ける
  • 「青チャート」の「レベル4・5」は7割以上解ける

ここまでやれば立教大学も怖くない!仕上げの入試演習

標準的な問題を十分に演習し、基本知識を使いこなせるようにしておけば、入試本番でも恐れることはなくなります。過去問演習に入る前の、最後の踏ん張りどころです。

基本的な参考書を終えたら、立教大学文系学部の過去問および形式の似た大学の過去問で入試対策を仕上げていきます。

  • 過去問赤本(5〜10年分)

最新10年分の過去問は、赤本で時間を測って取り組むのがよいでしょう。本番で実力を100%発揮するためには、入試のリハーサルが肝心です。高3の秋以降は、1問にどれくらい時間をかけるか、わからない問題が出てきた時に何分まで粘るかなど、入試本番をしっかりとイメージしながら過去問を解いていきましょう。

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