横浜国立大学


横浜国立大学 理系数学の対策

横浜国立大学理系数学では、ほとんどの受験生が解けないような超難問はほぼ出題されず、標準レベルの問題を確実に処理する能力が要求されます。とはいえ決して簡単ではなく、出題範囲も幅広いため、きちんと傾向をつかんだ上で十分に対策しておく必要があります。
この記事では、横浜国立大学理系数学の出題傾向からレベル別の勉強内容まで、攻略に必要な情報を余すところなく解説します。

横浜国立大学理系数学の出題傾向

横浜国立大学理系数学の出題頻度を表にまとめています。

数学3の微積分・ベクトル・数列といった頻出分野を中心に幅広く出題されるため、苦手分野がないようにしておく必要があります。頻出分野に最優先で取り組み、やや難しい問題まで解けるように問題演習をしっかり積んでおきましょう。それ以外の分野も標準レベルの問題を確実に解けるようにしておけば、攻略は十分可能です。

横浜国立大学理系数学の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 記述式設問
  • 第2問 記述式設問
  • 第3問 記述式設問
  • 第4問 記述式設問
  • 第5問 記述式設問

大問5問で構成され、すべて記述式です。導出過程からすべて記述する必要があるため、普段の問題演習で解答作りの練習をしておきましょう。大問それぞれにおいて小問による誘導があるため、出題者の意図をうまく読み取り正解を導き出す力が要求されます。

横浜国立大学理系数学の時間配分の例

試験時間は150分。長いように思えますが、数学3の微積分を始め計算量の多い問題が頻出のため、時間的余裕はありません。典型的な問題も出題されやすいため、解ける問題に時間を割き、確実に点数を稼ぎましょう。

時間配分の例

00:00 第1問 記述式設問(30)
00:30 第2問 記述式設問(30)
01:00 第3問 記述式設問(30)
01:30 第4問 記述式設問(30)
02:00 第5問 記述式設問(30)

単純計算で1題あたり30分ですが、あくまで目安です。全体をざっと見て、見ただけで解き方の想像がつくような典型問題があれば、まずそこから着手しましょう。もし時間が足りない場合、比較的時間がかかる後半の小問は最悪捨てるのも手です。計算量が多く時間的に厳しい戦いになりますが、せめて各大問の前半の小問は確実に解いて点数を稼ぎましょう。

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横浜国立大学理系数学で必要な学力レベル

横浜国立大学理系数学は標準レベルの問題がほとんどで、全く手が付けられないような難問はほぼ出題されません。難易度としては、旧帝国大学レベルよりは易しく、共通テストよりはやや難しいといったところ。ただ数学3が含まれる上に解答作りも求められるため、計算量・作業量は共通テストよりもかなり多くなります。目標正解率は、共通テストと二次試験を合わせて75%以上は確保したいところ。難問がない分高得点の争いになるため、標準レベルの典型問題を速く正確に解けるようにしておきましょう。また国立大学にしては共通テストの配点も高めなので、共通テスト対策もしっかり行っておきましょう。

横浜国立大学理系数学が解けるようになるためのレベル別勉強法

横浜国立大学理系の数学を攻略するための勉強内容について解説します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから横浜国立大学理系に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

まずは数学の基礎固め。教科書レベルの知識をきちんと身につけよう

「数学が苦手!」という人は、まずはその苦手意識を払拭するため、基礎の基礎レベルの問題集から取り組みましょう。以下のチェックリストで、自分の数学力をチェックしてみてください。

  • 教科書の内容や学校の授業を正直ほとんど理解できていない
  • 数字がそもそも苦手
  • 学校の授業を全然聞いていなくて、テストでも赤点ギリギリ

これらに一つでも当てはまる場合は、以下の参考書からスタートしましょう。

ここで時間をかけると入試対策が間に合わなくなってしまうので、どんなに遅くても2年生のうちには終わらせましょう。

先程のチェックリストに当てはまらない場合は次のレベル、映像授業などを通した教科書レベルの内容理解と復習に進みましょう。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、教科書レベルの内容理解を完璧なものにします。いきなり問題を解くことはできないため、まずは映像授業の視聴と付属の問題を解くことで、基本知識をしっかり身につけていきましょう。

次に進むポイント

  • 数学の苦手意識が少し薄れてきた
  • 数学1A2Bの履修内容と、基本的な問題は把握できた
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた

入試頻出!「定石」を把握する問題演習

教科書レベルの内容をしっかり理解したら、それらの知識を使いこなせるようにしていきましょう。まずは頻出の解法パターンである「定石」を身につけます。定石を知っておくと、それだけで解ける問題もありますし、難問を解く際の強力な武器にもなります。

これらを2年生のうちに終えられると良いペースです。
「青チャート」を仕上げたら共通テストレベルは解けるはずなので、一度過去問に挑戦してみましょう。数学1A2Bから万遍なく出題されるため復習に最適ですし、入試本番レベルに対する自分の立ち位置も知ることができます。もし苦手な分野や解けない分野があれば、「青チャート」に戻って復習しておきましょう。

次に進むポイント

  • 「青チャート」の「レベル3」までは完璧に解ける
  • 「青チャート」の「レベル4・5」は7割以上解ける
  • センター・共通テスト過去問で時間をかければ8割以上解ける

「数学3」は早めの予習・問題演習でライバルに差をつけよう

数学3は入試頻出で分量が多いにも関わらず、学校の進度が遅く対策が遅れがちなため要注意。受験生によって実力に差が付きやすい分野でもあるので、早めに予習を始めてしっかり対策することで、ライバルに差をつけましょう。

3年生になる頃には「スタディサプリ」で予習をスタートさせ、夏前までに「青チャート」レベル3あたりまで仕上げておきましょう。

次に進むポイント

  • 数学3の教科書レベルの内容はすべて理解できた
  • 「青チャート」のレベル3あたりまではすべて解ける

入試形式の問題演習で、横浜国立大学理系入試に向けた総仕上げ

「青チャート」で定石を身につけたら、あとは実際の入試問題でどんどん演習していきましょう。入試では複数分野を含む融合問題がよく出題されるため、演習を通じて基本知識や定石をうまく組み合わせて使いこなせるようにしておきます。

横浜国立大学理系では、数学3を中心に計算量の多い問題が出題されます。速く正確に計算をこなす力が不可欠なので、以下の参考書で必ず対策しておきましょう。

  • 定石演習合格る計算 数学3

ここまでの参考書を3年生の秋頃までにやり終えたら、あとは入試本番でしっかり実力を発揮できるよう、過去問演習に取り組みます。

共通テストについては、時間を計って過去問を解いてみましょう。共通テストの数学は難しくはありませんが、出題者の誘導にうまく乗れないと思わぬ苦戦を強いられます。様々な出題パターンに触れるために、少なくとも過去5年分の問題は解いておきましょう。時間内に安定して8~9割ほど正解できるようにしておくと安心です。

  • 過去問赤本(5〜10年分)

共通テストだけでなく、二次試験対策も並行して行います。時間を計って赤本に取り組み、本番の時間配分のシミュレーションを入念に行っておきましょう。初見の問題に時間を計って取り組むことで、どの大問にどれだけ時間を割くのか、最後まで解くのか途中まで解くのか、といった判断力を養うことができます。
ここまでやっておけば、本番でも落ち着いて普段通りの実力を発揮できるでしょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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