横浜国立大学


横浜国立大学 英語の対策

首都圏の名門・横浜国立大学の英語はリーディングのみならずライティング力も問われるため、一筋縄ではいきません。そんな横浜国立大学英語だからこそ、きちんと傾向をつかんで必要な対策に絞っていくことが重要です。

この記事では、横浜国立大学英語の攻略に必要な情報を余すことなく、また読者の皆様のレベルごとにわかりやすくお伝えしていきます。

横浜国立大学の英語出題傾向

横浜国立大学の英語では、主に長文読解問題が出題されます。特に最初の大問2題は日本語による内容説明問題がメインです。さらに自由英作文も出題され、記述式の比率が非常に高いので十分な記述対策を行いましょう。

横浜国立大学英語の各問題の特徴

大問構成は次のようになっています。

  • 第1問 長文読解
  • 第2問 長文読解
  • 第3問 会話分の空所補充
  • 第4問 自由英作文

第1問:長文読解(配点: 不明)

第1問は長文の読解問題です。重要箇所を自身の日本語で簡潔に説明する力が備わっているか、筆者の論理展開を把握しているかが問われます。英作文は、内容を踏まえたうえでしっかりとした自分の意見を述べているか、論理構成がしっかりしているか、文法・語彙を適切に運用できているかがポイントです。

それぞれの小問では以下のような問題が出題されます。(2020年の例)

  1. 下線部の内容を日本語で説明する問題
  2. 本文中に登場する概念のメリットを2点説明する問題
  3. 与えられた4つの英文のうち、本文の内容に合致するものを1つ選ぶ問題

第2問:長文読解(配点: 不明)

第2問も長文の読解問題です。重要箇所を自分のことばで正確かつ簡潔に説明する力が備わっているか、口語表現が理解できているか、英語特有の表現を自然な日本語に言い換えられるかが問われます。
それぞれの小問では以下のような問題が出題されます。(2020年の例)

  1. 下線部の内容に対する理由を日本語でまとめる問題
  2. 本文中の空欄に当てはまる内容を自分で考え、日本語で答える問題

第3問:会話文の空所補充(配点: 不明)

第3問は会話文の空所補充となります。空所に入る単語は与えられた4つの選択肢から選ぶ形式です。全部で6問あります。

第4問:自由英作文(配点:不明)

第4問は自由英作文です。2020年は、友人からのEメールに返信する内容を75〜100語で記述するというものでした。

横浜国立大学英語の時間配分の例

横浜国立大学の英語は90分。難しい問題に手間取って、本来解けるレベルの問題を落とさないよう計画的に解くことが重要です。約10分刻みで時間配分を決めておくとよいでしょう。

方針としては、自分の得手・不得手に応じて得点に繋がりやすそうな問題から優先して解くことになります。あるいは、先に会話文と英作文を片付けてから長文にじっくり取り組む戦略もよいでしょう。なぜなら、会話文と英作文は確実に得点できる分野であるため、長文に時間を取られてしまうともったいないからです。

時間配分の例

00:00 全体を概観
00:05 第1問:長文読解
00:25 第2問:長文読解
00:45 第3問:会話文の空所補充
01:00分 第4問:自由英作文

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横浜国立大学英語で必要な学力レベル

ここまで見てきたように、横浜国立大学英語では長文読解・会話文・自由英作文といった複数の能力をバランスよく身につけておくことが求められます。

では、具体的にどのような参考書をどうやって使えば良いか、その方法をご紹介します。

レーダーチャート

ここでは、学習塾STRUXが使用しているレーダーチャート分析をもとに、横浜国立大学の英語で得点するために必要な参考書や目指すべき到達レベルをチェックしていきます。

横浜国立大学の英語のレーダーチャートはこのようになりました。長文と英作文といった記述式問題が多く、まず英文を正確に読みこなす読解力を身につけておかないとスタート地点にすら立てません。単語や文法などの断片的な知識を問うのではなく、読み取った情報をうまく利用して自分のことばで表現する力を測ろうとする大学側の意図が窺えますね。こう聞くと、横浜国立大学を目指そうとしているみなさんにとっては高いハードルが感じられるかもしれません。でも大丈夫です。方針さえ見誤らなければ、正しい努力の先にきっと合格が見えてきます。安心してついてきてください!

それでは、各技能において要求されるレベルと、その対策方針を考えていきましょう。

英単語

英単語はレベル3。横浜国立大学では、これといってハイレベルな単語が合否を分けるといったことはありません。そのため、英文解釈や長文読解の学習を積極的に行い、基礎〜標準レベルの英単語をコツコツと習得することが大切です。
 

英文法

英文法はレベル3。文法の知識のみを問う問題はなく、むしろ長文読解を進める上で困らない程度の文法力を身につけておけば十分です。

英文解釈

英文解釈はレベル3。横浜国立大学では和訳のみの出題がなく、本文の内容説明や理由説明など下線部解釈を何かしら発展させた問題がメインです。

長文読解

長文読解はレベル4。本文はそれほど長くありませんが、記述式問題の解答作成に要する時間を考えると本文の読解そのものにはあまり時間をかけていられないことになります。そのため、標準レベルの英文を素早く読み取る訓練が有効な対策となります。オススメの参考書は、記述式問題の多い「ポラリス」「イチから鍛える」シリーズです。こうした国公立向けの問題集を活用して、記述式問題の解き方を練習しましょう。

英作文

英作文はレベル4。75〜100語程度のトピック型英作文です。しっかりと構成を予め考えておき、英作文に使用する単語・文法は平易なもので十分です。大学入試の英作文は、基本的に減点方式で採点されます。すなわち、難度の高い技を繰り出しても得点は加算されず、逆にミスがあれば点数は引かれるのです。簡単な言葉でわかりやすく伝える練習を積んでおけば確実に得点できるので、肩肘を張らずに安心して学習していきましょう!

リスニング

例年、横浜国立大学の英語ではリスニングの出題がありません。そのため、共通テストレベルまで習得できていればOKです。遅くとも10〜11月には共通テストのリスニング対策をスタートさせましょう。また、音声トレーニングがまったくの無意味というわけではありません。長文読解において「音読」は必須能力。英文を声に出して読むことで英語のリズムを聴覚的に習得し、処理スピードを向上させることも重要です。ぜひ、日頃の英語学習に音読トレーニングを取り入れてみてください。

横浜国立大学英語が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、横浜国立大学英語で合格点を取るための勉強方法をご紹介します。みなさん一人一人のレベルに合わせて書いてありますが、高校1年生でこれから高校英語の学習をスタートさせる段階の人は、はじめから取り組むのがオススメです。

まずは土台から、英単語と英文法で英語の基礎を身につけよう

横浜国立大学を受験するからといって、いきなりハイレベルな長文読解などに手を出してもなかなかうまくいくものではありません。勉強に限ったことではありませんが、まずは足腰を固めることが大切です。ここを面倒がらずにこなしておくと、今後発展的な問題に進んでからの学習が非常に捗りますよ。

それでは、英単語と英文法を習得するために各参考書をどのように使用すればよいのかを考えていきましょう。

ターゲット1200は、高校英単語の入門書として広く愛されてきました。声に出しながら学習を行うことにより、単なる記号としてではなく血の通った”ことば”としての英単語をインプットしていきましょう。8割ほど覚えたらターゲット1900に取り組むとよいでしょう。

英文法は英文構築の絶対的なルールです。単語だけ知っていても、それらをどのように組み合わせて英文が作られているかを知らなければ、自信を持って英文を読むことはできません。普段から日本語ばかり使って生活している多くの日本人が、こうして外国語を学ぶ際に文法力を軽視してしまいがちです。この記事を読んでいるみなさんは、文法を甘くみずにしっかりと学習してライバルにグングン差をつけていきましょう。

英文法は英文読解に不可欠な知識ですが、丸暗記では大学入試に太刀打ちできません。スタディサプリサプリを活用してしっかりと考え方を理解することが大切です。

スタディサプリで文法のルールを頭に入れながら、この入門英文法問題精講を使ってアウトプットも練習しましょう。知識は取り入れるだけでなく、使うことでより深く理解できるものです。さらにこの本は、解説が詳しいので自習にも大変有効です。

単語帳については3周やりきって7割以上覚えられている状態、英文法についてはスタサプを見切って、問題集で8〜9割取れるようになったら、次のステップに進みましょう。

そして単語や文法の知識を駆使して、少しずつ英文解釈にも手をつけていきましょう。

英単語や英文法の知識が、英文読解においてどう活きるのかを学んでいきましょう。なんの役に立つのかもわからないまま、ひたすら単語や文法ばかり勉強していても面白くありませんしね。主語と動詞の位置関係など、英文の構造や語順のルールを体得していきましょう。

このあたりを高校1年〜高校2年中盤までにできれば、基礎固めは順調といえます。

次に進むポイント

  • ターゲット1200の単語は8割くらい覚えている
  • 文法事項は一通り理解している(あまりにも細かいところにはこだわらなくてOK)
  • これが主語・これが動詞など、英文の構造がある程度見抜けるようになっている

横浜国立大学に向けて徐々にステップアップ、「英文解釈」と「長文読解」

少しずつ横浜国立大学を目指してレベルを上げていきましょう。英文解釈ではよくある英語構文を網羅して、どんどん不安を解消していきましょう。また、長文にも少しずつ取り組んでいきます。

入門英文解釈の技術70をひととおり終える頃には、共通テストや日東駒専・産近甲龍レベルの英文なら十分読めるようになっているでしょう。
英単語・英文法・英文解釈がある程度身についたら、長文Basicで長文の勉強に取り掛かりましょう!
長文300には共通テストよりも若干簡単な長文問題が収録されています。長文読解を行うことにより、単語や文法・英文解釈の知識がきちんと習得できているか確かめることができます。

Vintageを完璧にすれば、文法の基本〜標準レベルは完璧です。アウトプットを通して英文法の運用力に磨きをかけましょう。
長文の内容説明問題には、基礎英文解釈の技術100に収録されているレベルの英文が最もよく出てきます。満遍なく文構造を把握できるようにしていきましょう。
長文500には、共通テスト〜MARCHレベルの長文が並びます。みなさん、音読忘れていませんか?いま一度、音読の大切さを思い出してください。

高2冬〜高3の春ぐらいまでにこのレベルをに仕上げましょう!

次に進むポイント

  • 「基礎英文解釈の技術100」が難なく読める
  • 500〜600語程度の長文とその問題が30分程度で解ける
  • 共通テストで7割以上とれる

入試レベルの問題に立ち向かう「長文読解」や「英作文」の実戦演習

横浜国立大学の入試レベルに到達するため、さらにハイレベルな読解問題に取り組んでいきましょう。

ポラリス1は、英文の読み方よりも解答のプロセスに特化した参考書です。長文の内容はだいたい理解できるのに、なぜかいつも間違えてしまうという人には特にオススメです。
長文700には、MARCH〜早慶、国公立大学レベルの長文が収録されています。様々な問題形式を通じて、英文読解の実力を鍛えていきましょう。

そしてここから英作文の対策にも取り掛かりましょう。

英作文トレーニング必修編は、英作文の出る大学には必須の一冊。点を取るための基本ルールや考え方、幅広く使える表現を覚えていきましょう。
さらに、ユメサクに収録されている豊富な例文を使いこなせるようになり、自信を持って横浜国立大学の英作文に取り組めるようにしていきましょう!

これらの長文演習や英作文の基本が高3の夏前に仕上がれば非常に良いペースです。遅くとも秋前には終えておきましょう。

次に進むポイント

  • センターや共通テストの長文問題はほとんど間違えない
  • 英作文の基本的な考え方、和文和訳の考え方がわかる

横浜国立大学レベルまであと一息!仕上げの読解・英作文

基本的な入試問題への対応力は身についたはずなので、あとは横浜国立大学に向けてさらに特化した対策を進め、得点力を高めていきます。

ポラリス2は、難しい英文で得点が伸び悩む人にもぜひ使って欲しい1冊。自分のどこに穴があるのか、解き方は正しいのかを見極めていきましょう。
英作文トレーニング自由英作文編は、その名の通り自由英作文の課される大学には必須。自由英作文の考え方や、減点されない英文を書くためのルールを学んでいきましょう。

  • 過去問赤本(5〜10年分)

基本的な参考書をひととおり終えたら、横浜国立大学の過去問演習に入ります。直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測って解きましょう。本番での解答順序を考えながら取り組むことにより、入試での得点力が飛躍的に向上するので、秋以降の仕上げに必ず使用してください!

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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