日本史勉強法


日本史通史(概略理解)の勉強法|日本史の得意は、ココで決まる!

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

日本史を受験教科に選んだ人がかならず通る道が、通史。「そもそも通史って何をすればいいの?」「どこまでを覚えないといけないの?」という悩みを抱えている人も多いのでは? そんなあなたが日本史を得意教科にできるか、それとも不得意なまま受験本番を迎えてしまうかは、通史の勉強方法によって決まります。

このページでは、短期間で効率よく学習ができる、日本史通史の勉強方法を紹介します。

なお、通史の勉強については以下の動画でも解説しています。

 

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時間をかけずに日本史を得意にする魔法はありませんか?

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赤神先生!
お、どうした? ずいぶん元気そうじゃないか。
この間、先生に教わったとおり、日本史の基本の知識をつけたんです!
そうか! それは良かった。
でも、教科書とかを読んでいると、会ったことはおろか、聞いたこともないような無名のやからがいっぱい出てきて!
(いや、十分有名だよ……。)
マンガで出てきたような有名人さんたちは、いつの時代の人なのかとか、何やった人なのかとかわかるんですけど……。 無名人たちはいつの人で、どんなことをやったのか覚えられないし……。
(日本史の教科書にでてくる人は全員有名人だよ……。) そうか。まだ日本史のおおまかな流れを押さえただけのキミにはむりもないさ。では今日は「無名な人も含めて」短期間で簡単に暗記ができる通史の勉強方法を説明しよう!

戦略01
そもそも「通史」ってなに? なんでやる必要があるの?

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そもそも、「通史」って何ですか?
じゃあ今回は「通史」とは何か、そして通史をやる必要性から説明しよう。

皆さんは以下の質問に答えられますか?

  • 通史では、どんなことをおさえればいいですか?
  • 通史はなぜ勉強する必要がありますか?

もし、これらの質問に答えられない人がいたら要注意。あなたはやってはいけない勉強法をしている可能性が高いです。

そんなあ……。

そんな皆さんに向け、まず通史学習でするべきこと、とその必要性を解説します。

通史とは「歴史の流れをおさえる」こと!

まず「通史」の勉強でやること。それは歴史の流れをおさえることです。

歴史の流れ?

「歴史の流れ」とは、ある時代のとある事象と他の事象の連関のことです。

事象……? レンカン……?

かんたんな例を挙げると、

●藤原不比等が死んだ⇒有力豪族の藤原氏が権力を失ったので、皇族の実力者長屋王が権力を握った⇒不比等の息子たち(藤原四子)は、父に代わり権力を握った長屋王を恨み殺した⇒藤原四子が権力を握った

というような流れのことを「歴史の流れ」といいます。

通史は、日本史を短期間で得意にするためには不可欠!

ここまでで「通史がなにか」は、分かったかと思います。

でも! なんで「歴史の流れをおさえる」必要があるんですか!?

と思う人もいるのではないでしょうか。

通史をやらないといけない理由。それは通史をやるか否かで日本史の成績の伸びがまったく違ってくるから。

日本史の流れを理解していない人が、一問一答などで必死に暗記をしても、それは単語の羅列を覚えようとしているだけです。

享保の改革、寛政の改革、天保の改革……。享保の改革、寛政の改革、天保の改革……。享保の改革、寛永の改革、天保の改革……?
「寛永」じゃなくて「寛政」!

ですが、日本史の流れをおさえている人にとっては、暗記するスピードがけた違いに早くなるのです!

なぜならば通史は骨組み、単語を覚えるのはそれに肉付けしていく作業だからです。初めに骨組みを作っておくから、あとから単語が覚えやすい。だから、得点にもつながりやすいのです。

徳川吉宗は幕府の財政が悪化するなかで享保の改革をおこなった……。 そしてそのあと商人を利用した改革を行った田沼意次が失脚して始まったのが、松平定信の寛政の改革……。そのあと一揆や異国船出没などがあいつぐなかでそれに対応しようと水野忠邦が天保の改革をおこなった……。
赤神君、さすが。

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戦略02
通史勉強の方針

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通史とはなにか、そしてその重要性が分かったところで、通史の勉強方法を説明していきます。

ここからが今日の本題だ!

ここではまず通史を勉強するときに気をつけるべきポイントをおさえます。

ポイント:「なぜ」をしっかりおさえる

通史の勉強で最も大切なこと。それは「なぜ」をおさえることです。

日本史の勉強をする上では様々な政策・制度が登場します。そしてそれがうまくいったり、いかなかったり……。大切なのはその時に必ず

なんでこんな政策を実行したんだろう?

と考えることです。

なんで徳川吉宗は享保の改革をおこなったんだろう?
なんで桓武天皇は平安京を作ったんだろう?
なんでペリーは日本に来たんだろう?
いい調子だ。

「なぜ」という理由を考えることで、日本史の流れがぐっと分かりやすくなっていくはずです!

先生! ダメです。全然わかりません!
俺に最初からたよるのは禁止だ! 自分でしっかり考えてくれ。それでもわからなかったら、LINE@で質問だ!

自分はこの勉強法であってるの?

赤神透公式LINE@

状況によってやるべき事は違うというけど、チェックリストを見ても自分に合ってるかイマイチわからなかった……。結局自分は何をすればいいの?そんなときはLINEで質問!このほかにも限定コンテンツを配信中!まずは友だち追加↓

 

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これまでに寄せられた質問はこちら

 

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戦略03
通史の具体的な勉強法

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それではここから通史の具体的な勉強法を確認していきます。

【用意するもの】
インプット用の教材、アウトプット用の教材
【勉強する期間】
高校2年~高校3年2学期
これから紹介する勉強は、日本史全体像把握を終えていることが前提だ!もしできていない人がいたら今すぐ確認しよう!

【勉強の手順】

Step1.
必要な教材をそろえる&学習計画を立てる。
Step2
インプット用の教材を1周やる。
Step3.
インプット用の教材をもう1周やる。
Step4.
アウトプット用の教材をやる。(Step3と同時並行)

Step1.必要なものをそろえる&学習計画を立てる。

まずは必要な教材をそろえて、学習計画を立てましょう。

必要な教材は以下の3種類だ!
  • 通史の参考書or映像授業
  • 書き込み教科書などのアウトプット参考書
  • 単語集・資料集などの補助教材

通史の参考書or映像授業

まずは通史が分かりやすくまとまった教材を準備しましょう。

おすすめの参考書については、以下のページに詳しく書かれているので自分にあうものを選びましょう!

私がしっかり解説しているわ!

学校の授業が分かりやすいという人や、文字で勉強をしたいという人には参考書。文字ではなく、話を聞いて学習をしたいという人は映像授業がおすすめです。

書き込み教科書などのアウトプット参考書

そして覚えた日本史の流れをしっかり定着させるための、アウトプットができる教材も準備しましょう。

おすすめはこちらの詳説日本史ノート!

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教科書の重要単語が空欄になっているこの教材。すべての時代、すべての分野の重要単語をまんべんなくおさえることができます。また書き込みをしていくことで、アウトプットを行って記憶が定着しやすくなるのも大きな魅力です。

まんべんなくすべての分野を網羅できるのが魅力ね。

単語集・資料集などの補助教材

その他に準備してほしいものをまとめます。

用語集

分からない単語が出てきたら、用語集で調べましょう。詳しい説明があるのはもちろん、重要度が一目でわかります。

用語集に関する詳しい説明は、以下のページで確認しましょう。

要チェックだ!

資料集

こちらも用語集とあわせて準備をしましょう。分かりやすい図や、詳しい解説がついていて辞書代わりとして最適です。

資料集に関する詳しい説明は、以下のページで確認しましょう。

こちらも合わせて確認しよう!

Step2インプット用の教材を1周やる。

準備をおえたらいよいよ学習スタートです。

まずは参考書を1周しましょう。1周目のポイントとしてはとにかく早く終わらせること。まずはささっと、日本史の流れをおさえることが大切です。用語はおぼえられなくても問題ありません。

マルオ君、通史学習で大切なことはなんだった?
えっと……。そうだ! 「なぜ」かを考えることです!

しっかり「なんでだろう?」と考えるくせをつけながら、学習を進めましょう。のちのちの学習スピードが格段に上昇します。

Step3.インプット用の教材をもう1周やる。

参考書を1周したら、もう1度参考書をこなしましょう。2周目のポイントとしては用語を覚えること。

単語の暗記方法に関しては、以下のページに詳しく書かれているので参考しましょう!

単語を短期間で無理せずおぼえる方法を説明しているぞ!

Step4.アウトプット用の教材をやる。(Step3と同時並行)

アウトプットの勉強は、参考書の2周目と同時並行で学習しましょう。

単語を覚えながら、同時にアウトプットをすることで単語の定着率は格段に上がります。またアウトプットをする中で日本史の流れも改めて確認することができ、理解を深めることができるのです。

アウトプットすることはとっても大切なんだね!
そういうことだ。これが日本史の通史の勉強法の流れだ。
はい! これで自分の勉強に自信を持って進められそうです!
今回紹介したのはあくまで誰にでも共通する勉強法だ。これをどのくらいの期間で、何週やればいいのだろう?など、より詳しい勉強法は、カリキュラム記事を参照してくれ!

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まとめ

・通史をやることで、日本史の実力を短期間で伸ばせる。

・学習するときのポイントは、「なぜ」を考えること。

・インプットとアウトプットを組み合わせて学習するのが、通史の高速学習には不可欠!

もっと具体的に「このとおりに勉強すれば日本史の勉強は完璧、という参考書の流れが知りたい!」という方は、ぜひSTRUXの参考書マップを活用してください!

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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