明治大学


明治大学 日本史の対策

GMARCHの中でも高い知名度を誇る人気校・明治大学の日本史は、「全学部統一入学試験」と「学部別入学試験」という選択肢が存在する試験。「全学部統一入学試験」は全問マーク式、「学部別入学試験」はマーク式と記述式の両方が出題されます。「学部別入学試験」は学部によって問題や傾向が異なり、政治経済学部のみ論述問題が課されるのが特徴です。

そんな明治大学日本史だからこそ、早めに志望する学部に焦点を当て、きちんと傾向をつかんで必要な入試対策を講じるのがおすすめです。

この記事では、明治大学日本史の攻略に必要な情報を、募集人数の大半を占める「学部別入学試験」についてレベルごとにお伝えしていきます。

明治大学・日本史の出題傾向

例年、明治大学の日本史の解答形式は、マーク式と記述式の併用です。ただし、政治経済学部のみ短文での論述が出題されます。求められる文字数は毎年のように変動があり、60字だったり150字だったりします。がっつりと論述の対策をするというよりも「一問一答などの用語→自分の言葉で説明」ができるようになっておくくらいで良いでしょう。

一部難易度の高い問題が出題されますが、ほとんどは教科書レベルの問題で、教科書の内容をきっちり押さえることが合格へのポイントです。教科書は欄外の脚注や図表などすべてに目を通しておくようにしましょう。記述があるため、重要な語句・人名などは、用語集を併用するなどして正確に覚えるのが重要です。

基本的に幅広い時代・分野から出題されますが、例えば経営学部や政治経済学部は近現代史がよく出題されるといった傾向があったりするので、過去問で志望学部の傾向をあらかじめ掴んでおくと学習を進めていくうえで効率的です。

史料問題が頻出で、空所補充問題や史料の下線部に関する問題などが中心です。基本的な史料から初見史料まで幅広く出題されるので、普段から史料集などを使って様々な史料に触れ、史料読解力を磨いておくようにしましょう。

明治大学日本史の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています(2021年度)。
内容や難易度には大きな変化はありませんが、年度によって大問の解答形式が異なるなどの変更があるので、あくまで参考程度にしてください。

(商学部)大問4題

  • 第1問 マーク式・記述式
  • 第2問 マーク式・記述式
  • 第3問 マーク式・記述式
  • 第4問 マーク式・記述式

(情報コミュニケーション学部)大問3問

  • 第1問 マーク式・記述式
  • 第2問 マーク式・記述式
  • 第3問 マーク式・記述式

(国際日本学部)大問4問

  • 第1問 マーク式・記述式
  • 第2問 マーク式・記述式
  • 第3問 マーク式
  • 第4問 マーク式・記述式

(経営学部)大問3問

  • 第1問 マーク式・記述式
  • 第2問 マーク式・記述式
  • 第3問 マーク式・記述式

(政治経済学部)大問5問

  • 第1問 記述式・論述問題(150字)
  • 第2問 マーク式
  • 第3問 マーク式
  • 第4問 マーク式
  • 第5問 マーク式

(文学部)大問5問

  • 第1問 記述式
  • 第2問 マーク式
  • 第3問 マーク式
  • 第4問 マーク式
  • 第5問 記述式

(法学部)大問4問

  • 第1問 記述式
  • 第2問 マーク式
  • 第3問 マーク式
  • 第4問 マーク式

(農学部)大問5問

  • 第1問 マーク式・記述式
  • 第2問 マーク式・記述式
  • 第3問 マーク式・記述式
  • 第4問 マーク式・記述式
  • 第5問 マーク式・記述式

マーク式問題

マーク式問題は全学部で出題され、文章中の下線部に関する正誤問題や空欄補充問題・年代配列の問題など、様々な形式の問題が出題されます。正誤問題の選択肢には紛らわしいものが含まれていたり、年代配列問題では年代が近いものが並んでいたりと、選択問題では難問が見られます。正答するにあたって大事なのは、用語をただ暗記するだけではなくて、出来事の因果関係など歴史の流れを理解しておくことです。正誤問題を演習する際は、なぜその答えになるかをしっかりと確認する習慣をつけましょう。それを繰り返し行うことで正答率を上げることができます。年号の暗記には語呂合わせなどの手段を取るのもおすすめです。

記述問題

記述問題は全学部で出題され、空欄補充や下線部に関連する人物名や名称などを問う問題が出ます。日本史の用語は日常であまり使わないような難解な漢字が出てくるので、漢字間違いなどのケアレスミスで失点しないように注意しましょう。

論述問題

例年、政治経済学部だけ短文論述が課されます。60字だったり150字だったりと毎年字数に変化がありますが、比較的短い限られた字数の中で、情報を過不足なく簡潔にまとめる力が必要です。解答に含めなければいけない用語をあらかじめ洗い出してから書き始めるのがポイント。教科書を読むときも、「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、結果」などを意識しておくとよいでしょう。論述力はすぐには身につかないので、入試直前ではなく、早めの段階で意識しておくようにしましょう。

明治大学日本史の時間配分の例

明大の日本史は、試験時間60分・配点100点(農学部は120点)・小問数30~50問前後となっています(2021年度)。ある程度のスピード感は求められますが、制限時間内に十分解ききることが可能です。焦ってケアレスミスをし、点数を取りこぼさないように落ち着いて解答しましょう。政治経済学部は論述問題が課されるので、そちらに時間を割けるように時間配分に注意が必要です。

時間配分の例

ここでは、明大で最も志願者数の多い商学部の2021年度入試における時間配分の例を挙げます。
商学部は試験時間60分、配点100点、大問4問(小問数40問)です。平均して1問を1分半で解くことになるため、スピーディーに解答することが必要です。空欄補充問題や単純に用語を解答する問題は、瞬時に解答できるように演習を繰り返しておきましょう。

00:15 第1問 マーク式(小問5問)・記述式(小問5問)(15)
00:30 第2問 マーク式(小問5問)・記述式(小問5問)(15)
00:45 第3問 マーク式(小問5問)・記述式(小問5問)(15)
00:60 第4問 マーク式(小問5問)・記述式(小問5問)(15)

過去問を解く際には、本番と同じ60分ではなく50分で解くなど、普段からスピードを意識して訓練をしておくのがおすすめです。

明治大学日本史で必要な学力レベル

通史理解

通史理解は全学部でレベル5。明大の日本史は出題範囲が古代から近現代までと広いうえに、多様な形式の問題が出題されるため、日本史の流れについての広く深い理解が求められます。正誤問題や年代配列の問題に対応するためには、出来事のきっかけ・結果・因果関係なども含めてしっかりと理解して覚えておくことが重要です。教科書の重要用語の暗記だけにこだわるのではなく、重要用語の意味と歴史の流れの関係性を掴むようにしましょう。

また、明大日本史では、政治史・外交史・文化史・戦後史などのテーマ史が出題されるのが特徴です。テーマ別に通史をまとめるなどの対策も必要になります。

単語暗記

単語暗記はレベル3~5。学部によって難易度に差が見られます。しかし、明大の日本史で合格点を取るには教科書レベルの知識で点数を落とさないことが大切です。欄外の脚注・年表・写真などにも目を通すなど、教科書を隅々まで丁寧に読み込むようにしましょう。難問に関してはできなくても悩まずに次の問題に取り組むことが大切です。

短文論述

短文論述はレベル3。政治経済学部のみ短文論述が出題されます。この論述についてはガッツリと対策する必要はなく、「一問一答などを使って逆引きできるようになっておく」程度で大丈夫です。そうは言っても論述力は入試前に焦って身に付くものではないので、問題演習には早めに取り組んでおくのがよいでしょう。まずは用語集で重要用語がどのように説明されているかを参考にしながら、重要用語を簡潔に短文でまとめる練習から始めるのがおすすめです。

論述

明治大学では論述問題は出題されません。

明治大学日本史が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、明治大学の日本史で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから明治大学に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

日本史の基本、歴史の流れ=通史をなるべく早く身につけるカリキュラム

日本史が「めちゃくちゃ苦手!」という場合は、まずその苦手を払拭するため、基礎の基礎レベルの問題集から取り組むべきです。以下のチェックリストに当てはまる場合は、まず一番基本的な問題集から取り組むようにしましょう。

  • 教科書に載っている内容や学校の授業を正直ほとんど理解できていない
  • 日本史がそもそも苦手
  • 学校の授業を全然聞いていなくて、テストでも赤点ギリギリ

これらに一つでも当てはまる場合は、以下の参考書からスタートしましょう。

この参考書は、「日本史をゼロから学びたい」という人におすすめのものです。本格的な勉強は高校2年生の後半からのスタートでいいですが、それまでにスキマ時間などで読んで日本史に親しんでおきたいです。

先程のチェックリストに当てはまらない場合は次のレベル、映像授業などを通した教科書レベルの内容理解と復習に進みましょう。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、まずは歴史の流れを学びます。映像授業は通史と用語を結びつけるための教材としては最適です。また、入試本番に向けて順調なスタートをきるためにはなるべく夏休み前までに通史を一通り終わらせることが求められますが、現役生だとまだ授業が進んでいないことがあります。教科書では内容が分かりにくい部分があるので、自主学習で先取りするには「スタディサプリ」などの映像授業を活用するのがおすすめです。

全体像が理解できたら、穴埋め形式の問題集である「詳説日本史ノート」で歴史の流れの復習も兼ねて簡単な単語も合わせて覚えていきましょう。量が多いため、少しずつこつこつと解き進めていく必要があります。夏休み期間に単語を定着させ、夏~秋にかけて問題演習を積んで実践力を身につけていければ順調と言えるでしょう。

次に進むポイント

  • 日本史の苦手意識が少し薄れてきた
  • 細かい単語は覚えていなくても、日本史の歴史の流れ全体や出来事はすべて把握できた
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた

明治大学入試の問題を解けるようになるためにレベルを上げていこう

明大入試や共通テストレベルの問題を解けるようになるには、理解だけでなく理解したことを問題を解く際に実践できることが大前提です。ここからは頻出の解法を固めていくことで、まずは入試問題を解くための「武器」を身につけていきます。

まだ日本史の流れを完璧に理解できていないという人は「スタディサプリ」で最終確認をします。「山川日本史一問一答」を完成させれば、共通テストはクリアすることが可能です。「実力をつける日本史100題」は、難関私立大学を受験する人には必須の参考書。これを使って、一問一答で身につけた知識をアウトプットで定着させていきます。論述が課される政治経済学部志望者は「詳説日本史ガイドブック」で日本史の中の重要な流れをおさえなおします。論述での頻出分野を固めていきましょう。

共通テストの問題はまだ少ないので、センター試験の過去問が演習量を増やす上で最適です。

  • 単語暗記センター試験過去問

次に進むポイント

  • センターや共通テストの問題は8割以上正解できる

明治大学入試で合格点を取るための日本史の総仕上げ

定石問題は身についたので、あとは明大入試に向けて絞り込んでいくだけ。入試問題は定石問題の組み合わせで出題されますから、過去問レベルの問題集や実際の過去問をどんどん演習していきます。

「日本史標準問題精講」を使って、難問にも十分に対応できる実力を身につけます。明大日本史では史料問題が出題されるため、直前期に史料集を1冊読み込むのもおすすめです。

基本的な参考書をやり終えたら、明大の過去問で仕上げていきます。特に特徴的な問題は過去問を解いてみないと解くコツが掴めないので、意識して解きましょう。

直近10年ほどの過去問は赤本で時間を測りながら取り組みます。本番でどの順番でどの位の時間を使って解くのか体感することができるので、11月以降の仕上げにどんどん使っていきましょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届けるSTRUXマガジンの監修を務めている。

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