東京大学


東京大学 生物の対策

*紹介している教材にはプロモーションを含みます

  • 2025年度入試から学習指導要領の変更に伴い、各大学の入試配点や出題範囲の変更が予定されています。順次更新していますが、一部古い情報が含まれている可能性もあるので、記事の更新日を必ずご確認ください。

日本の最難関大学、東京大学の生物は用語の知識だけでなく高度な論述力や思考力が問われる試験です。そんな東大生物だからこそ、きちんと傾向をつかんで必要な対策に絞っていくことが重要です。

この記事では、東京大学生物の攻略に必要な情報をレベルごとにお伝えしていきます。

東京大学の生物出題傾向

例年、東京大学の生物では、「動物分野 (代謝・生殖と発生)」や「植物」、「遺伝」が頻出分野になります。ただし、分野が融合していたり、1つのテーマで幅広い分野の内容が問われることもあるため注意が必要です。見たことのない実験内容の問題が出題されるので、基本的な知識を習得しておくとともに、文章や図表を正しく読み解く読解力も鍛えておきましょう。

東京大学・生物の各問題の特徴

大問構成はこのようになっています。

  • 第1問 記述式設問
  • 第2問 記述式設問
  • 第3問 記述式設問

東大生物の問題は実験考察が中心となっています。小問では基礎的な知識で解答できる「用語問題」もあるので、そこで確実に得点するようにしましょう。論述問題は頻出となっているため、重要な用語については文章で書けるよう理解を深めておきましょう。

東京大学生物の時間配分の例

東大の理科は2科目で150分です。理科2科目で生物と化学を選択する人が多いですが、化学は生物より時間がかかることが考えられます。そのため、化学と生物を選択する場合は、生物60分、化学90分を時間配分の目安とすると良いでしょう。

生物の大問は全部で3つあるため、1問あたり約20分で解く必要があります。問題を解く時間が短いため、時間をかけずに解答できる「用語問題」や「正誤判定問題」などの知識問題を優先して解くようにすると良いでしょう。

実験考察問題や論述問題は時間がかかるため、思いつかなければひとまず先に進み、解けそうな問題に多くの時間を割くようにすると良いです。

時間配分の例

00:00 第1問 記述式設問 (20)
00:20 第2問 記述式設問 (20)
00:40 第3問 記述式設問 (20)

まずは大問3つ全てに目を通し、解けそうなものや得意分野から優先して解いていくようにしましょう。

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東京大学生物で必要な学力レベル

東大生物の難易度は高く、単なる知識が問われるのではなく論述力や思考力が試されます。多岐に渡る範囲から分野を融合して出題されることが多いため、教科書の全範囲を漏らさず学習しておくことが重要です。単純な知識問題を落とさないためにも、まずは教科書の基本知識をしっかりと押さえ、その上で演習問題を重ねるようにすると良いでしょう。

東大生物では論述問題が頻出となっています。そのため、教科書や図説に太字で載っているような用語については単に暗記するだけではなく、自分の言葉で説明できるよう実際に書いて学習しておきましょう。また、初見の実験考察を中心とした問題構成であるため、見慣れない実験方法やデータを読み解けるように。

東京大学生物が解けるようになるためのレベル別勉強法

ここからは、東京大学の生物で合格点をとれるようになるための勉強内容をご紹介します。「これから勉強を始める!」という人ははじめから進めてほしいですし、ある程度基礎はできている!これから東京大学に特化していきたい!という人は途中から読み進めてもOKです。

教科書の基礎知識がきちんと身についているかのチェック

生物の勉強は学校の授業と並行して行うことでスムーズにすすめることが出来ますが、多くの学校では進度が遅く、高3の冬入試ギリギリまで終わらないということもあります。早めから演習問題に取り組むためには、予習して高3の夏前には範囲を一通り終わらせておいたほうが良いでしょう。

これまで習った範囲の復習も含め、以下の参考書で全範囲の知識の網羅と定着を並行して行います。

「スタディサプリ」などの映像授業を活用し、教科書レベルの基本知識を盤石にしていきます。まずは映像授業の視聴と付属の問題を解くことで知識を身につけていきましょう。

「リードα」「セミナー」などは学校で配布された似たような参考書があればそれを使っても構いません。学校で配布されない場合、中古の購入や市販の「エクセル生物」などを活用しましょう。問題数が多くレベルも幅広いため、知識の定着にも入試レベルへの飛躍にも最適です。

次に進むポイント

  • 教科書の太字の用語は説明可能
  • 生物でどういう範囲があって、どんな問題が出るのか把握している
  • 映像授業や学校の授業の内容はすべて理解できた

東大入試を解くための「定石」を把握する問題演習

東大入試や共通テストレベルの問題を解けるようになるには、理解したことを元に試験で問題を解けるようになることが大前提です。ここからは頻出の解法を固めていくことで、まずは入試問題を解くための「武器」を身につけていきます。

高3の夏休みくらいには上記の参考書で知識を固められると良いでしょう。

次に進むポイント

  • 「基礎問題精講」で実践基礎問題はある程度解ける
  • 共通テスト試験の過去問で80点くらいは取れる

東大入試レベルまで引き上げる!入試形式問題で演習

定石問題は身についたので、あとは東大入試に向けて絞り込んでいくだけ。入試問題は定石問題の組み合わせで出題されますから、難易度を少し高めた演習問題に取り組んだ後は、実際の入試問題をどんどん演習していきます。

基本的な参考書をやり終えたら、東大の過去問や東大形式に似た問題で仕上げていきます。特に、東大生物の特徴といえる実験考察問題は過去問を解いてみないと解くコツが掴めないので、意識していきましょう。

  • 過去問東大の生物
  • 過去問赤本(東大生物27カ年)

過去問では本番を想定して時間配分にも注意して取り組むと良いでしょう。過去問のうち数年分は11月にある東大模試以降、仕上げとして使っていきましょう。

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監修者|橋本拓磨

橋本拓磨

東京大学法学部を卒業。在学時から学習塾STRUXの立ち上げに関わり、教務主任として塾のカリキュラム開発を担当してきた。現在は塾長として学習塾STRUXの運営を行っている。勉強を頑張っている高校生に受験を通して成功体験を得て欲しいという思いから全国の高校生に勉強効率や勉強法などを届ける「ストマガ」の監修を務めている。

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